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王滝川/鈴ヶ沢東俣遡行〜中俣下降
御岳の中腹にある三笠山に源を発する鈴ヶ沢は、大滝あり、ナメ滝あり、斜瀑ありと、変化に富んだ美渓であった
 
 山域  御岳 王滝川支流鈴ヶ沢 
 山行日時  2000年9月24日(日)
 登山形態  沢登り
 メンバー  N村、I永、K山
 天気  くもり
 行程  林道終点⇒鈴ヶ沢東股遡行⇒中俣下降⇒林道
 温泉  フォレスパ木曽 恋路の湯  800円  ・・・とちと高め 




4回目の沢登りはN村君からの誘いで実現した。行き先は御嶽山の南面にある王滝川の支流である鈴ヶ沢。前夜のうちに名古屋を出発し、鈴ヶ沢の出合近くで泊まり場を探す。松原運動公園というところに、屋根付きのなにか重機の格納庫のようなところがあり、そこにテントを張らせてもらった。外は雨が降っていたので、大変ありがたかった。

5時頃起きると、雨はやんでいた。ついさっきまで降っていたような感じだ。まだどんよりとした空で、気分も体もダルめだったが、ムチを打って出発。鈴ヶ沢沿いの林道をゲートまで進んだ。ゲートから歩き始め、最初の橋から入渓の予定だったが、その次の橋まで林道を歩くことにした。

入渓点(7:20)⇒3段大滝上(9:00)⇒30m大滝上(13:00頃)⇒林道ゲート(17:30頃)

この沢の核心は最初の大滝(3段30m)の高巻きか・・・。少し戻って右岸の草付きから高巻くのだが、ちょっといやらしい。念のために確保することに。N村君がトップで登ってくれた。最後の大滝も大高巻きとなるのだが、こちらは悪いところはない。


3段大滝
20m直瀑(?)
ゴルジュの中の樋状の滝

高巻きになるのはこの2つの滝だけで、あとは気持ちの良い滝を沢通しに登ることができる。この沢にはゴーロというものがほとんどなく、ナメ床か滝で構成されている。斜瀑、スダレ状、トンネルになった滝、樋状、直瀑・・・と、バラエティーに富んだ滝のオンパレードだ。この日は曇り空で少々寒かったが、夏の天気の良い日なんかは、水遊び気分で遡行できる楽しい沢だ。

トンネルになっている滝
スダレ状の滝
斜瀑

最後の大滝の上から右に入れば、田ノ原に出ることができるが、車を下に置いているので、今回はとなりの中俣を下降する。東俣から中俣に移る際、小尾根を越すのだが、このヤブ漕ぎが今回最大の核心だった。ヤブ漕ぎというよりも、倒木地獄といったほうが正解か。この倒木地獄の通過にかなり手間を食ったが、中俣に降りてからは順調に下降できた。中俣はとくに危険な箇所はなく、かといって飽きるような沢でもない。滝こそないが、大部分がナメ床になっており、下山モードになることはなかった。

下山モードになるのは林道歩きになってから。濡れた体に肌寒い天気・・・。温泉、温泉・・・の一心で歩いていた。温泉は大桑村の「フォレスパ木曽」。ちょっと高いが、沢登りのあとの温泉はクリープの入っていないコーヒーのようなもの。全身温まって完全復活。鈴ヶ沢はなかなか楽しい沢でした。また行ってみようかな、という気になる沢でした。



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