山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE

HOME山スキー 山登りのページ




雨飾山 山スキー

 小谷温泉から南尾根をたどって雨飾山のP2から滑ってきました!
 
 山域  頚城 雨飾山
 山行日時  2002年4月15日(日)
 天気  快晴
 登山形態  山スキー
 メンバー  T橋、N村、M野
 行程  小谷温泉⇒南尾根⇒P2⇒滑降⇒小谷温泉
 温泉  山田旅館(500円)  小谷村HP 秘湯名湯めぐり




この土曜日はメンバーのみなさん暇だったようで、土曜日の夕方4時に春日井の高蔵寺を出発した。豊科インターを降り、穂高町の「家族亭竜門」で夕食。白馬あたりのコンビ二で行動食のパンを求めるが、行くところ行くところ売り切れで、4件もコンビニのハシゴをしてしまった。前夜泊は小谷の道の駅。道路端にテントを張ってしまったので、うるさくてなかなか寝付けなかった。夕方は小雨が降ったりしていたが、夜になって星が出てきて、寝る前には満天の星空となった。

起床は4時。予報どおり空は快晴のようだ。国道から離れ、小谷温泉に近づくにつれて、積雪はどんどんと増えてきた。しかし、小谷温泉周辺では地肌が露出したところが目立っていた。予定の南尾根は南向きなので、どの程度雪がついているのか、少し不安だった。山田旅館の先で通行止め。ここから歩き始めることに。


小谷温泉(5:40発)⇒雨飾山P2(9:15〜10:20)⇒小谷温泉(12:30着)
林道からの雨飾山

ゲートの先も除雪されているが、しばらくで雪の壁にぶち当たる。ここからシールをつけて行こうとも思ったが、ツボ足のほうが早そうだったので、このまま板を背負って歩いていた。林道が開通した時の終点である駐車場までは、同じ感じの道が続きつまらないが、時折姿を見せる雨飾山と、背後に見える純白の後立山がとてもきれいだった。

大海川方面から離れ、南尾根の西側の沢をしばらく詰める。そして、適当なところから南尾根に向けて登りだす。この登りがまた急で、シールをつけて登るのは不可能に近い。ここもツボ足で登っていく。尾根までは急な上に雪が硬く、なかなかしんどい登りであった。ここが今回の一番の核心だったように思う。汗だくになって南尾根上へ。

高度を稼いだので、後立山がかなり開けて見えてきた。しかし、目指すP2はまだずっと上のほうにあった。ここからはシールで登ってもよかったが、雪は締まっていて、うまい具合に先行者のトレースがあったので、ここもまたツボ足で登った。P2直下は昨日は雪だったみたいで、新しい雪がわずかに残っていた。

P2に着くと、稜線の風下側にテントが一張り。男の人が2人いた。きのうの昼頃ここに着いて、今までここにいたようだ。山頂は風が強く、カッパを出して着る。眺めは最高で、後立山はもちろん、蝶ヶ岳まで見えていた。焼山も見えていたが、噴煙は上がっていなかった。M野さんが上がってくるのを待ってビールで乾杯。写真を撮ったりして、山頂には1時間以上いた。

P2からの後立山連峰
雨飾山山頂の奇妙なドーム
P2直下の斜面

気持ちの良いクルージング

登ってきた直下の急斜面を、一段下の台地まで滑る。そして、そこから左側の沢に滑り込む。ちょっと雪は緩かったが、この斜面の滑りはなかなかのものだった。だんだんと傾斜が緩み、雪もかなり緩くなったところで沢は終了。河岸段丘のようなところがあり、その段を下るところがちょっといやらしかった。雪が割れていて、クレバスのようになっている。ここは板をはずして通過・・・しようと思ったら、足を滑らせて板を流してしまう。幸いにも進行方向に流れていったので、滑る距離が短くなったくらいで済んだ。

大海川からはほぼ平坦に。時々雪が割れており、水流が出ているところもあった。今回はなんとか徒渉できたが、あと1週間もすれば川沿いに進むことはできなくなりそうだ。駐車場へのちょっとした登り返し。シールをつけるか板を担ぐかしなければと思っていたが、シールをつけずに板で登っていけた。さすがにしばらくワックスを塗ってないだけのことはある。林道はジェットコースターかと思っていたのに、雪が悪くて滑っていかなかった。おかげで手で漕いだり、スケーティングをしたりで疲れてしまった。


温泉は山田旅館。かなり古いようで、洗い場の蛇口は水しか出なかった。帰る頃になると風が出てきて、北アルプスの稜線には怪しい雲がかかり始めていた。なかなか良いタイミングで登ってきたもんだ。高蔵寺には意外と早く6時半に着いた。早く着けたので、指を怪我したASCのS村君をお見舞いに行くった。





HOME山スキー 山登りのページ