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宝川/ナルミズ沢

ナメと紅葉がとてもきれいな沢でした 天気が良ければ言うことなしだったのだが・・・
 山域  上越 朝日岳 
 山行日時  2001年10月6日(土)〜7日(日)
 登山形態  沢登り
 メンバー  H野、T橋、T本
 行程  1日目  宝川温泉⇒ナルミズ沢⇒二俣手前
 2日目  二俣手前⇒稜線⇒朝日岳⇒土合
 温泉    参考: 水上町観光協会




名古屋組とは別々で土合に向かい、当日の早朝ドライブインで落ち合う。そして、H野君の車を下山口である土合の駐車場に置き、ボクの車で宝川温泉に向かう。宝川温泉から先の林道は、なかなかのダートだった。まずはH野君の車で入らずに正解。回収の時に入ることにはなるが・・・。

■10月6日(土)   宝川温泉⇒林道ゲート⇒二俣手前   くもり


林道ゲート(7:40)⇒入渓点(9:30〜55)⇒二俣手前のテン場(12:51)

素晴らしい沢に入る前には、まず長すぎる準備運動が待っている。林道と登山道を約2時間歩かなくてはならない。しかも、登山道はぬかるみがひどく、時折靴がズボズボに埋まる箇所もあった。初めから沢靴を履いておくべきだったが後の祭り。ただ、登山道はずっとナルミズ沢のすぐ脇を通っており、滝あり、ナメあり、淵ありの美渓を眺めながらの歩きだった。

待ちに待った入渓は登山道が右岸に移るところから。美渓に浸るのはまだまだお預け。巨岩帯を通過しなければならない。男3人は力ずくで越えていくが、女で小柄のT本さんはかなり苦労していた。ナルミズ沢の核心はこの巨岩帯だと言っていた。

巨岩帯が終わると、待ってましたのナメナメ地帯。幅広のナメ滝、広い釜、今が盛りの紅葉・・・。まさに天国のような沢だ。絶景の度に立ち止まって、みんなで写真を撮りあったりしていた。残念なのは天気がイマイチということだけ。日が差していれば、紅葉ももっと映えていただろうし、水も輝いていたと思う。水遊びしたくなるような釜がたくさんあったが、さすがに10月のくもり空では気が引けた。そそっかしいT橋君は望まずして2度も水に入っていたが・・・。

美渓に酔いしれながらの遡行は重荷の疲労もなく、どこまででも歩けそうだったが、早く釣りをしたいH野君のご希望で、二俣手前で早めに行動を打ち切った。テントとツエルトを張り、マキを集めにまわるが、マキがない・・・。人気の沢でシーズン終盤ということで、燃やし尽くされてしまったのか・・・。生きた木を鋸で切ったような跡もたくさんあった。なんとか広範囲を捜索して、焚き火ができるだけのマキを集めることができた。そして、H野君が釣った岩魚2匹を4人で分け合い、宴会となる。


■10月7日(日)   二俣手前⇒コル⇒J.P⇒朝日岳⇒白毛門⇒土合   くもり

テン場(7:20)⇒コル(9:00)⇒ジャンクションピーク(10:10〜30)⇒朝日岳(10:45)⇒笠ヶ岳(11:45〜12:00)⇒白毛門(12:35〜13:00)⇒土合駐車場(14:50)

だんだん水量が減り、源頭の雰囲気になってくると、ナルミズ沢第2のハイライトだ。草原と潅木の間を茶色がかったナメが稜線めがけて突き上げる。とても雰囲気が良い。水がかれると茶色く染まった草紅葉の踏み跡となる。傾斜は強くて苦しいが、景色の良さがそれを上回る。やがて、大烏帽子とジャンクションピークのコルに出た。この登山道はかなり荒れており、踏み跡程度といった感じだ。J.Pまでの道のりは苦しかった。

J.Pで沢装備から縦走モードになる。朝日岳周辺は見事な草紅葉!T橋君はゴールデンレトリバーの毛並みのようだと表現していた。晴れていればなあ・・・。白毛門までは何度もアップダウンがあり、下山モードの足にはこたえた。白毛門からは一気下りで土合に下山。長い下山であった。


ナルミズ沢は難しい滝やゴルジュは皆無で、かといって飽きるところもほとんどない、まさに極楽沢。難点はアプローチと下山の長さだけだ。また行きたいほど素晴らしい沢なので、次回は東黒沢から入るとか工夫すればよいかもしれない。


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