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湯檜曽川/白毛門沢

 快適な遡行とスラブ登りを期待したが・・・
 
 山域  上越 谷川 白毛門 
 山行日時  2002年9月21日(日)
 天気  晴れ 
 登山形態  沢登り
 メンバー  H口、I川、T世
 行程  土合駐車場⇒東黒沢⇒白毛門沢⇒白毛門⇒土合駐車場
 温泉  谷川温泉 湯テルメ谷川(500円)   水上町観光協会




白毛門沢は入渓までのアプローチと下山が短く、明るく開けた初心者向きのコンパクトな沢。詰めにスラブ登りがあるというおまけ付き。さぞかし快適な遡行になることだろう。この秋分の日の連休はもともと奥只見の恋ノ岐川に行く予定だったが、土曜日の天気が悪かったのと、T世さんの体調不良で中止となり、白毛門沢に変更したのであった。

夜中の1時半に土合の駐車場に着き、テントを張って寝る。下山後またここで泊まり、次の日にゆっくり帰るか、気が向けば谷川岳にでも登ろうかということにしていた。ということで、今日の白毛門沢は「のんびりと沢に浸る」がテーマだ。


駐車場(7:30発)⇒白毛門沢出合(8:20)⇒10m滝上(9:30)⇒登山道(14:10)⇒下山開始(15:30)⇒駐車場(17:30着)

天気は快晴だが、そのぶん朝は冷え込んでいる。駐車場をぬけて東黒沢に入る直前に、右からの元車道のような道に入る。堰堤をひとつ越えたところから入渓。石には濡れた足跡があることから、先行パーティーがあると思われる。はじめはゴーロが続くが、そのうちにナメ床が現われ始め、きれいな渓相となってくる。

すぐに最初の核心であるハナゲの滝。ガイドによると、上部がいやらしいとか書いてあったが、見た感じは全く問題なさそうだ。実際登ってみても、落ちるとかの恐怖感はない。後ろから女の人2人のパーティーが来たので、ハナゲの滝の上で先に行ってもらった。

白毛門沢に入ってすぐの所で休憩。ここは日当たりが良く、ポカポカで気持ち良かった。ここからは快適に登れる小滝の連続で楽しい所だ。10m滝では巻き道もあったが直登。フリーで登って、後続にはザイルを投げる。巻いたほうが早かったかもしれないが、ちょうど良い練習になったのでは・・・。下山後はもう1泊するので、時間にも余裕があるし・・・。ゆっくり白毛門沢を堪能するつもりだった。
20mハナゲの滝

次はタラタラのセンと呼ばれる15mの滝。滝の少し手前の右岸に巻き道がついていた。I川君は滝も見ずに巻き道に入ったが、せっかくなので滝を見に行く。すると左側が登れそうだったので滝を登る。途中で巻き道と合流できたが、さらに左壁を登る。登っているのは支流だったので、結局は本流に向けてトラバースすることに。

1:1の二俣を左に進んでいくと、ジジ岩だかババ岩だかが見えてきて、だんだんと源頭の雰囲気となってくる。さらに進むと進路がジジ岩の左方向となった。遡行図ではジジ岩の右を巻くようになっていたので少し気になってきた。とはいっても、ここまでで間違えそうな場面はないので、とりあえずそのまま進んでいく。

次の二俣を右に進むとジジ岩の右に出そうだった。でも、方向は左だった。まあ、どっちに行ってもいいかと思い右の沢に入った。これが大失敗の元。スラブの右の方に出てしまったようだ。スラブは左の方が傾斜が緩いみたいだ。ここはちょっと急で、慣れた人なら問題ないが、H口さんやI川君は岩に慣れていないためてこずっていた。H口さんが行き詰まり、仕方なく懸垂2ピッチで潅木帯まで下り左にトラバース。このままスラブを登れば、白毛門の山頂直下まで登れたはずだが、みんな疲れてしまったため、スラブは登らずに左のヤブに突っ込み、最短で登山道に出ることにした。間違えた所にも、踏み跡が縦横無尽に走っていたところをみると、入渓者が多く、間違えた人も多そうだ。

白毛門の山頂まで20分くらいのところの登山道に出た。T世さんはだるそうだったので山頂はパス。ボクも先週の大倉沢で朝日から下山しているので、2週続けては面倒だったので、一緒に待つことにした。ということで、H口さんとI川君で山頂に行ってきた。駐車場に降りたのは5時半を回っていた。今日も泊まりで良かった!

■感想

白毛門沢は評判通りの快適な沢。とくに難しいところもなく、明るく開けた沢で楽しめる。ただ、最後の詰めを誤り、だいぶ時間をロスしてしまった。下山したあと駐車場に泊まることにしていたので、とくにあせることもなかったが、もし次の日仕事だとしたら、かなりせかせかしていたのでは・・・。次回来ることがあれば、スラブを登って山頂まで登りたいところだ。

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