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谷川 ヒツゴー沢

快適に登れる滝が多くて楽しい沢
 
 山域  上越 谷川岳(1963m)
 山行日時  2003年9月23日(祝)
 天気  くもり時々晴れ
 登山形態  沢登り
 メンバー  T世
 行程  谷川温泉⇒ヒツゴー沢⇒谷川岳⇒いわお新道⇒谷川温泉
 温泉  谷川温泉 湯テルメ谷川(500円)   水上町観光協会  




秋分の日からみの飛び石4連休は湯檜曽川本谷に行く予定にしていたが、ちょうどこの連休に合わせるかのように台風15号がやってきて、20,21日は荒れた天気になって中止。22日には回復し、せっかくのなでヒツゴー沢に行くことにした。近場で済ませたいところだったが、沢シーズンも残すところ1ヶ月を切り、ちょっとしんどいが谷川まで足を伸ばすことに。水量がちょっと心配だった。

谷川温泉駐車場(5:50発)⇒ヒツゴー沢出合(7:20〜50)⇒20mくの字滝上(9:40)⇒10m滝上(10:55)⇒二俣(12:10)⇒肩の小屋(13:05〜30)⇒二俣先の河原(15:20)⇒駐車場(16:25着)


ついこの前まで真夏の暑さが続いていたが、台風15号の接近とともに一気に秋を通り越したような陽気になった。連日30度以上だったのが一気に15度くらいになり、沢に入るにはかなり寒そう。まあ、予報は晴れということで、多少濡れても日が照っていれば大丈夫ではないか・・・。前日の夕方に穂高の自宅を出て、8時くらいに谷川温泉に着いた。駐車場を探して少しウロウロ。その晩は駐車場で泊まった。

貧相なヒツゴー沢出合
台風が抜けて秋の空気と入れ替わり、今日は晴れたため今年一番の冷え込みになった。この日の松本の最低気温は8度。谷川温泉あたりもかなり冷え込んだ。上下とも山用のアンダーウエアーを着て寒さに備えた。ヒツゴー沢出合までの山道歩き1時間半で体を温める。見た限りでは水量は多くはなさそうだ。

ヒツゴー沢出合はドブ沢の様相だった。水は伏流気味で荒れた感じ。この先本当にメジャーな沢があるのか心配になるほどだった。河原で入渓準備中、T世さんの靴にヒルがくっついてた。T世さん大騒ぎ!谷川の沢にもヒルがいるんだ・・・。天気は日が当たったり、雲に隠れたり。そう今のところ、そう寒くは感じない。

5分も歩けばドブ沢の様相は一変し、すぐに7m滝が出てくる。次の20m逆くの字は水流沿いに登れば簡単そうだが、濡れたくなかったので左から巻く。途中から落ち口に向けてトラバースしたが、これが少々悪目。先に通過して、上からお助けロープをたらして、T世さんには振子気味にトラバースしてもらった。この先はナメとナメ滝の連続で、滝は階段状になっていて簡単に登れて楽しい。途中、もう1ヶ所濡れるのがイヤで左から巻いたが、この巻きもイマイチ悪かった。ヒツゴー沢はもっと暖かい時期に来て、水を浴びながら登った方がおもしろいし簡単そうだ。

20M逆くの字滝
下流部のナメ地帯
20Mくの字滝

20m樋状の滝はガイドではザイルを使っているようだが、見た瞬間に「いらんねえ・・・」という感じだった。水流の右側をなんの苦もなく登る。結局はトラバースでお助けロープを1回使っただけで、すべてノーザイルで登った。これだけホールドとスタンスがあれば全く問題なしという感じだ。最後の滝(10m)も右から簡単に登ることができた。

20Mくの字滝上段
20M樋状
滝の連続が終わる


最後の10m滝が終わったところはまだ標高1200m台。あとの700mはどうなっているんだろう。滝らしい滝はなかったが、急傾斜で沢は駆け登っており、ゴーロでもない滝でもないようなところがずっと続いた。周りは潅木になっていて、雰囲気は大変よい。

ツメは肩の小屋の少し万太郎山より
水が細くなってきたあたりで二俣に。水量は左の方が多かったが、雰囲気だと本流は右。少し上からガスとなっていて稜線付近は見ることができない。考えるついでにここで休憩し、水も汲んでおいた。雰囲気重視で右に進む。左はどうなっていたかわからないが、右が正解だったようで、肩の小屋までもう少しというところに出た。2週間前に万太郎に行ったが、ちょうどその時と同じ稜線に出てきた。稜線付近では紅葉が始まりかけていた。

谷川岳は賑わっていて、下りの人も多い。みんなはロープウェイだからいいが、こっちは二俣経由で谷川温泉まで下らなければいけない。下山のコースタイムは4時間弱。暗くならないうちに着きたかったので、結構強引に抜いていった。いわお新道に入ると、人っ子ひとりいなくなる。そのかわり道が歩きにくくなってペースはあまり上がらなかった。二俣から先、T世さんはヒルに脅えまくりだった。




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