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この週末は湯檜曽川本谷の予定だったが、動きの遅い逆走台風10号、その他諸々の事情で、急きょ日曜日帰りの沢に変更。少しでも天気の良さそうな上越北面のコンパクトな沢ということで、大源太川北沢本谷に決定。前日、道中にあたる中野在住のI波さんを誘う。 当日は朝3時半という早い時間に、豊科インターのスワンガーデンに集合。4時半頃に中野でI波さんを拾って湯沢方面へ。谷川の主稜線はガスの中だったが、真上の空はほぼ快晴。時間と共に山の雲も取れてくれることだろう。駐車場には10台近い車が止まっていた。準備を始めるが、沢用の服&着替え一式が見当たらない。仕方なく、T世さんの下山用のズボンを借りた。太もも&ケツがはち切れそうだ。今日の陽気なら、上はTシャツで十分だろう。
駐車場から登山道を歩くが、朝から暑い・・・・・・・。2つ目の徒渉点から入渓したが、この暑さなので最初の徒渉点から入るべきだった。帰りに確認したのだが、1つ目の徒渉点のすぐ上流は、きれいなナメ滝がかかっていた。今度、七ツ小屋裏沢にでも来る機会があれば、是非そうしたい。入渓点では先客の3人パーティーが準備をしており、先に出発して行った。ウチらは亀パーティーなので、これ以降この3人パーティーの姿を見ることはなかった。
やや暗めの沢を進むと、小粒な滝とナメがチョコチョコと出てくる。とにかく暑いので、水に入るのが全く苦にならない。苦になるどころか、上の写真(右)のように、わざわざ水流を選んで登っていったりした。30分ほどで七ツ小屋裏沢との二俣に。機会があれば、こちらの沢にも入ってみたい。
二俣からは小粒ながらも、ややテクニカルな滝が連続。はじめに出てくる滝(写真:上左)は水流右を登ったが、見た目よりも難しい。次の4m(写真:上中)は右壁をへつる。これも結構いやらしいへつり。落ち口にトラバースするところでホールドが乏しくなってしまう。下が釜でなかったら、高巻きをしていたかもしれない。ガイドではこれら2つの滝は巻いているようだった。
三俣に近づくと、まず右の七ツ小屋沢から豪快に落ちる30m滝が目に入る。正面は見晴台ノ沢が細い水流で出合う。そして、本流である左手からは、この沢最大の20m滝が落ちてきている。傾斜はわりと緩いので一見簡単そう。中段まではテクテクと登っていける。しかし、そこからが悩みどころ。水流のバンドを辿ってジグザグに登ろうとも思ったが、途中のトラバースがいやらしそう。もう1つの選択は、右のリッジを登り潅木へ入るというもの。結局は前者は後続の確保が難しそうなのでやめ。、リッジも前半で落ちると振られるので微妙なところだが、右のリッジを登ることにした。
リッジははじめ簡単だが、最後の1,2手が少しビビリが入った。潅木に支点をとって、あとの3人に登ってきてもらった。ここからは薄い踏み跡を辿って潅木に突っ込む。高度を稼いだあとはヤブ漕ぎ気味にトラバースし落ち口へ。
下山後は即温泉と行きたいところだが、パンツがないのでまずコンビニ。そのあと「岩の湯(300円)」へ。川下りの団体さんとニアミスで、危うく巻き込まれるところだ。そのあと塩沢町の「あかさか屋」という食堂(ラーメン&中華)へ。店構えのわりにおいしいラーメンだった。中野経由で自宅に着いたのは9時半くらい。早朝発の上越日帰りはさすがにハードで、信州中野ICからの高速はまぶたが激重だった。
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