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9月から秋雨前線や台風のおかげで、思うように山に入れなかったが、この週末はやっとこさ秋晴れの予報が出た。土日とも快晴の行楽日和となるようだ。そこで、素晴らしい紅葉で名高い米子沢に行くことにした。ナメと紅葉と青空を存分に楽しもう!
4時に豊科のスワンガーデンで待ち合わせ。でも、Y平君がなかなか姿を現さない。電話をしてみても出ない。30分待って仕方なく4時半に出発。5時半ごろに中野あたりで「寝坊した・・・」というTELが入った。楽しみにしていただろうに、残念・・・。朝は冷え込み、ところどころで放射霧が発生していた。今日の快晴を確信していた。 ところが新潟県に入ると、高いところにある雲が一面に広がっていた。山は見えているが、太陽は出ていない。まあ、そのうち雲が取れて、晴れてくれるだろう。予想はしていたが、登山口周辺は車があふれかえっていた。さすがに日本百名山といったところだ。こういう時は軽自動車は重宝する。前回来た時は、沢装備の人がウヨウヨしていたが、今日はウチら以外にはいない。誰も米子沢に入ってないなんて考えられないので、恐らくみんなもう先に入っているのだろう。
高曇りの中出発。堰堤が終わるまでは作業道を歩かせてもらう。長〜いゴーロを30分以上歩く。だるいところだが、林道を歩くよりもマシだ。寒い朝のウォーミングアップにもなるし。最初の滝で先行者(団体さん)に追いつく。ロープを出して登っていた。どうしようか・・・と思ったが、ここはフリーで登っていく。滑ノ沢の先の連瀑帯は一気に巻いてしまった。いつか沢通しに登ってみたいところだ。
晴れると思っていた空だが、いっこうに雲が引きそうな気配はない。苗場山方面はずっと快晴みたいなのに・・・。苗場山と巻機山の間くらいで、線を引いたように曇りと晴れの境目がある。それよりも南と東は薄く高い雲が、隙間なく覆っている。3人組を追い越し、スダレ状滝のあたりで別の団体さんを抜く。足跡はまだあったので、これより先にも遡行している人はいるようだ。スダレ状滝あたりは絶景を期待していたが、いかんせん太陽が当たっていないので、沢も紅葉もイマイチみすぼらしい。まったく残念だ・・・。
源頭の雰囲気になると同時に、チラリホラリと雪が見え始めてくる。一昨日の夜から昨日の朝にかけて、今年初めてのまともな寒気が入り、志賀高原で除雪車が出ている。立山の室堂でも20センチの積雪となったらしい。そんな感じなので、巻機山に雪があるのは当然だろう。滝を登っていて岩に手を置くと、雪が乗っかっていて「ウワァッ!」となるシーンが何度もあった。二俣を越えると完全に「積雪」といった感じ。当たり前だが、雪の上に足を置くとよく滑る。足がキンキンに冷えてきた頃、巻機山避難小屋へと続く踏み後に着き、ここで遡行終了。
避難小屋周辺では、たくさんの人たちが休んでいた。まだまだ雪は薄いが、山頂一角は完全に冬の装いだ。雪の上で沢装備解除。裸足になると、とても足が冷たかった。そんな状況の中にいると、気持ち的にも未練なく今シーズンの沢登りを納めることができる。 今日の下山後温泉は、ちょっと遠回りになるが松之山温泉。前々から気になっていたこの温泉は、日本三大薬湯とのこと。かなりきつめの湯で、舐めたらしょっぱかった。温泉後、津南で夕飯を食い、9時頃帰宅。今年の沢登り終了である。山スキーシーズンまでは、まだ間があるなあ・・・。
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