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鍬ノ峰
降雪直後の後立山の展望期待で登ったのだが・・・
  
 山域  北アルプス前衛  鍬ノ峰  
 山行日時  2004年12月6日(月)
 天気  曇り時々晴れ 
 登山形態  ハイキング
 メンバー  T世
 行程  白沢先の登山口⇒鍬ノ峰⇒登山口
 温泉  入らず   その他温泉 松川村 すずむし荘 (500円)



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鍬ノ峰は大町にある北アルプス前衛の山。高さこそ1623mと高くないが、谷を隔てて餓鬼岳や後立山連峰の展望がすこぶる良好な山だ。昨年の初夏に一度登ったが(その時の記録へ)、今度は雪化粧した後立山狙いで、初冬に登ってみることにした。


登山口(12:50発)⇒稜線(13:30)⇒鍬ノ峰(14:20〜15:15)⇒登山口(16:10)

朝は小雪が舞っていた。スキー場がOPENすれば、今年から始めるテレマークのデビュー戦に出かけるつもりだったが、残念ながらOPENはまだ先のようだった。仕方なく鍬ノ峰登山に変更。朝は冬型で山は荒れ模様。しかし、急速に天気は回復し、常念山脈は早くから雲が取れる。そして昼前になって、後立山の雲も勢いがなくなってきた。

鍬ノ峰の登山口までは、ウチからわずかに30分。地の利を生かして、蓮華岳の雲がなくなったのを確認してから出発。後立山の雲はしぶとく残っていたが、登っている間に取れてくれるだろう。アプローチの林道に倒木が2ヶ所横たわっており、いずれも自力でどかして通過。きのうの爆弾低気圧のつめ跡なのだろう。

高度を上げると不動岳などが見えてくる
蓮華岳がまぶしいくらいに白い
稜線に出ると安曇野を見下ろせる

登山口あたりの積雪は5〜10センチくらい。送電線の巡視路になっている道を登っていく。下地のできてない雪道は歩きにくい。木の根っ子に乗ったりすると、ツルンっといってしまう。しばらく登るとだんだん背後の展望が開けてくる。そして不動岳、北葛岳、蓮華岳が姿を現してくる。餓鬼岳も見えるが、逆光でイマイチ。

山頂に着くとこのとおり(七倉ダム)
40分ほどで稜線に出る。安曇野が眼下に広がっている。稜線の道はわりとアップダウンがあり、1ヶ所コルの通過にいやらしい部分がある。その他はどうってことない道なのだが、雪&泥のミックスした道は登りにくかった。下りは何度かこけそうだ。

さっきまで見えていた蓮華岳だが、時間と共になんだか雲が多くなってきて、ほとんど見えなくなってしまった。冬型が解消して、雲ひとつない快晴を確信していたのに・・・。

山頂に着く頃には、さらに雲の勢いが増してしまって、北アルプスの山は何も見えなくなってしまった。風邪気味なのを押して登ってきた意味がない・・・。雲は1800mくらいの高さで、層のようになって広がっていた。東側にはあまり広がってなかったので、大町市街からはしっかり見えていたかもしれない。こんなことなら車で鷹狩山にでも登ったほうが良かったかも・・・。

1時間近く粘ってやっと雲が途切れた(爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳)

雲自体は厚みがないので、もしかしたら取れてくれるかなあ・・・なんて期待。寒いのであったかいコーヒーを飲んだり、きのうテレビでやっていたヨガをして時間をつぶしていた。ヨガの甲斐があったのか(?)、爺ヶ岳方面の雲に隙間が・・・。さらに粘っていると、上の写真くらいまで雲が後退。さらに粘るともっと見えそうな気はしたが、時間が時間なので下山する。

案の定下りは雪&泥の滑りやすい道に苦労するが、なんとかアイゼンのお世話になるほどではなく無事下山。町まで戻ると、後立山が全開だったのは言うまでもない・・・。



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