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戸隠山(八方睨〜一不動)

 アリの戸渡はなかなかスリリング 
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 山域  北信 戸隠山
 山行日時  2004年9月20日(月)
 天気  くもり時々晴れ 
 登山形態  無雪期 縦走
 メンバー  T橋、K藤、T世
 行程  戸隠牧場⇒奥社⇒八方睨⇒戸隠山⇒一不動⇒戸隠牧場
 温泉  戸隠神告げ温泉 湯行館 (600円)



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2週続けて週末の天気大ハズレ!先週で町内会の祭の役員から解放され、この敬老の日の連休は滝谷へ久しぶりにクライミングに行く予定だった。が、前日の予報では2日とも雨の予報が・・・。メンバーが遠方から来るということもあり、やむなく早めの中止とした。すると、次の予報から天気は好転。結局、雨の予報が出ていた2日ともほぼ晴れ。やられてしまった・・・。せっかくの休み、もったいないので戸隠山へハイキングに行ってきました。


戸隠牧場(7:25)⇒参道(8:05)⇒奥社(8:30)⇒八方睨(10:20〜40)⇒一不動(12:25〜13:00)⇒戸隠牧場(14:10)

前日はなんだかんだでウチに7人集まり、遅くまで大宴会。朝5時に起きたが、目覚めは最悪!目の上あたりに“残酒感(?)”たっぷり。要するに二日酔い。このまま寝ていたかったが、あとで後悔するので頑張って動き出した。宴会のメンバー7人中4人で戸隠高原に向かった。

奥社付近からの戸隠山
八方睨から一不動までグルリと1周する予定。戸隠キャンプ場に車を置き、だるそうな[キャンプ場⇔奥社]を先に歩いておくことにした。天気は晴れ間と雲が5:5くらいの感じで、戸隠山はちゃんと見えていた。

だるそうな道は“ささやきの小径”といわれる遊歩道で、キャンプ場から奥社への参道までのほぼ水平な2.7Km。やっぱりとってもだるかった。参道に出てからさらに900m歩いて、やっと登山口である奥社にたどり着いた。

奥社からはいきなり急登が始まる。みるみるうちに下の樹海が低くなっていく。このあたりはまだ地面は土で、岩場は出てこない。1時間弱登ったところで“五十間長屋”という岩場に出くわす。戸隠山の険しい岩稜の基部になっているところだ。これを左から巻くと百間長屋となり、ここで小休止。

奥社への参道
百闥キ屋といわれるところ
蟻ノ戸渡は下を巻いた
最後の難所“蟻ノ刃渡り”

ここからは険しい岩場のルートに。危険な箇所には鎖完備だが、穂高や剣の鎖場よりも険しいかも・・・。何が険しいかというと、滑りやすい岩ともろい岩。岩には角がなく、湿り気があるような感じでとても滑りやすい。また、ホールド・スタンスともに豊富なのだが、いつパッカリはずれてしまうかわからないような感じ。はずれない確証があればガンガン登っていけるが、不安いっぱいだったので、腰が引けまくり。一般ルートだから大丈夫だろうとは思いながらも、常に鎖を持ちながらのテンションの上がらない岩登りだった。


八方睨からの高妻山
八方睨の直下は、最大の難所である“蟻ノ戸渡り”。平均台のような岩場が20〜30m続く。またぎながらここを通過する人もいるようだが、テンションが低いので巻き道を選択。巻き道とは言っても、なかなか険しいルート。まず鎖に頼りながら10mくらいまっすぐ下降。そして、ここも鎖に頼りながら急斜面をトラバース。最後は快適に斜上して尾根に戻る。

続いて出てくるのが“蟻ノ刃渡り”。ここは“蟻ノ戸渡り”よりも距離は短いが、まさにナイフリッジとなっていた。みなさん馬乗りになって通過していた。ここを越えるとひと登りで八方睨だ。

八方睨は気持ちのよいピーク。北は戸隠の稜線と高妻山(山頂の雲はしぶとかった)。西は晴れていれば北アルプスが見えるはず。南は西岳、東は戸隠高原と飯縄山。スペースも広いので、大休止にはもってこいだ。ただ、今日は風がなく、太陽ギンギンだったので、じっとしていても暑かった。稜線付近の紅葉は“色づき始め”ってとこか・・・。

稜線の東側はこんな感じ
さて、いよいよ戸隠の縦走だ!ものの10分で戸隠山の山頂に。“戸隠山”という名の付いた山頂なのに、狭くて人は少なく、マイナーな感じの山頂だった。単なる尾根上の最高点といったところか・・・。

戸隠の縦走はイマイチ期待はずれだった。前半はスパッと切れ落ちた東側の絶壁と高度感を楽しみながら歩けたが、後半は濃い潅木のおかげで展望が遮られる。また、これでもかというほどの小さなアップダウンにウンザリ気味。だんだんお疲れモードになっていった。

一不動で昼飯タイム。まずビールを開け、コンビニで買っておいた冷麺を食べる。下山の道もなかなかスリリング。滝の水流の横を鎖につかまって下るシーンや、滑りやすいスラブのトラバースのシーンがあった。基本的には沢の中の踏み跡を追いかけるようなルートになっている。傾斜が緩むと沢から離れ、やっと普通の歩きやすい登山道になった。最後は牧場の中を歩いて、キャンプ場の駐車場へ。

放牧されているヤギの親子に遊んでもらい、戸隠高原唯一(?)の戸隠神告げ温泉 湯行館で温泉に入り、蕎麦処 そばの実というそば屋で腹ごしらえ。そば屋から出ると夕立っぽい雨が降り出してきた。まあ、もったいない3連休だったが、最後は楽しめたので良しとするか・・・!



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