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おとなりの西ゼンには負けて劣るも、大滝あり、大ナメありでメチャクチャ明るく快適な東ゼンに行ってきました。となりに西ゼンがなければもっと人気があるんだろうなあ・・・。あとは楽しい部分のわりにアプローチ&下山が長めなのが難点か。
猛暑が続く中、仕事疲れで前夜発する体力&気力などなく、下山はヘッドランプ覚悟で早朝に自宅を出発。なんとか7時過ぎの出発に漕ぎつけた。毛渡沢出合からの平標新道は手入れが入ってなくてヤブ状態のところも。むさ苦しくて朝から暑い登山道からは約1時間半でやっと開放。入渓点である大根下し沢に出合う。着くなり水に浸かって体を冷やす。
少し休憩した後、東ゼンへと入っていく。西ゼンと同様に磨かれたツルツルのナメ。ちょっとしたシワを頼りに、精一杯のフリクションで越えていく。このあたりはナメなのか滝なのか判断しにくいナメや滝の連続。残雪がほんの少々両岸に残っていた。今年は雪が多かったので、もっとたくさん残っているのかと思っていた。やがて正面に中ゼンの迫力のあるスラブが・・・。
中ゼンを眺めながら登っていると、右の壁から滝が落ちてきた。15mの滝だ。ここは水流の手前が階段状になっていて、簡単に登れるかと思ったが、ワンムーブだけいやらしいところがあった。ここは面倒がらずにザイルを出す。真上にだいぶ登って潅木を支点に。残置のシュリンゲもあった。15m滝を登りきると、正面に60m大滝が・・・。大迫力だ!
大滝が終わってもナメと滝は続く。東ゼンは北に面しているにもかかわらず、すこぶる明るい沢だ。温泉から出ると、長袖を腕まくりしていた境目、首筋、顔は結構な日焼け。沢でこんなに日に焼けるなんて・・・。10mから20mくらいの滝が続く。直登は快適だが、巻きの草付はやや悪目。連瀑の最後5m滝の下で中休止。すでに1時を回っているので、そうゆっくりはしていられない。ヘッドランプ覚悟とはいえ、できれば明るいうちに下山したいもんだ。
連瀑が終わると沢の傾斜が落ち、長いゴーロ帯に突入。うんざりしそうなところだが、開放的で草原の緑が明るく飽きが来ない。順調に高度も上げていく。また、順調に疲労も増していく・・・。半分以上青かった空も、時間とともに雲が増えてきて、仙ノ倉の北尾根にもかかるようになってきた。夕立の予報もあったので、ちょっと心配だ。だんだんと水が細くなり、最後の二俣で水を補給。二俣を右に取ると笹が覆いかぶさるようになる。やがて水が枯れ、あとは稜線まで笹藪こぎだ。笹の背丈がそう高くないので、わりと進みは早い。30分強のヤブ漕ぎで登山道へ。平標山と仙ノ倉山のコルから少し仙ノ倉方面に登ったところに出た。
異常に汗をかきながら、やっとの思いで大根下し沢の徒渉点へ。そういえば、60m大滝を越えたあたりから既に体がだるかったもんなあ・・・。ここでザイルをMキーに渡す。荷が軽くなり、道も平坦になったので、大ブレーキにはならずにすんだ。そして、なんとか暗く前に林道ゲートに到着することができた。あ〜疲れた・・・ 身支度を済ませ、一番近い(のかな?)岩の湯(300円)へ一目散!いつも熱いが今日はぬるめ。沢の後の至福の時。ゆっくり入りたいところだったが、おなかはペッチャンコ&頭はクラクラ・・・。さっさと出て、今度は食堂へ一目散!食後は運転する気力は無し。いつもはほとんど一人で運転するのだが、今日はダメ・・・。後の座席でグーグーと寝ていた。起こされたのは小布施のPA。今度は運転していたT世さんが限界となり、ここからは運転。ギリギリ日付が変わる直前に我が家に到着。 あ〜疲れた・・・。
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