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妙高前山 山スキー

大雪のあとの滝沢尾根はディープパウダー!緩いところはほとんど進みませんでした
 山域  頚城 妙高前山(1932m)
 山行日時  2005年1月22日(日)
 天気  くもり&小雪(晴れ間も)
 登山形態  山スキー
 メンバー  T世
 行程  赤倉温泉スキー場⇒前山⇒滝沢尾根滑降⇒赤倉観光ホテル
 温泉  入らず  参考: 妙高高原観光協会日帰り温泉施設情報 

ルートの概要、ルート図は2004年の前山山行記をご覧下さい




今年も定番となった妙高前山に行ってきました。ここはスキー場TOPから1時間少々で登れ、ブナ林の中標高差1000mの滑降ができる美味しいルート。山頂からの滑り出しがやや急なだけで、今年から始めたテレマークの練習にはちょうど良さそう。しかし、この日は雪が深すぎて、緩いところでは前に進まない・・・。あまり練習にならなかったような・・・。


スキー場TOP(11:20)⇒前山山頂(12:35〜13:00)⇒スキー場ベース(14:30)

早朝の仕事を終え、7時半ごろ自宅を出発。9時頃赤倉のスキー場に着いたが、意外にも駐車場が空いていた。ただ雪がダーダーと降っており、山に入る気分にはなれない。予報では雪は午前中までとのことなので、しばらく車の中で様子を見ることにした。やむことはなかったが、多少勢いは衰えたので、とりあえずスキー場のTOPまでは行ってみることにする。


ダケカンバの疎林の中、高度を稼ぐ
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、スキー場のTOPへ。こんな大雪の日でも八ヶ岳並みのトレースが前山の方へ伸びていた。これはありがたい!雪が降っていても、滝沢尾根なら迷うことはないので安心だ。

シールをつけて登り始めると、雪はやみ、太陽の気配も感じられるようになってきた。どのくらい新しい雪が積もったのだろう、1mくらいは積もったのかな。これは転倒するとえらいこっちゃ!

山頂が近づき、尾根が痩せてくると、同時に風も強くなってくる。雪煙の中を登っていると、右のほっぺただけが痛く冷たい。かなり晴れ間も出てきて、妙高山の本体も見え始めた。
山頂直下では雪煙が舞っていた
山頂には7,8人組の人たちが。写真を頼まれ、撮ってあげようとすると突然突風!おばさんが風にあおられて倒れてしまった。なかなか立ち直れず、シャッターを押すために手袋をはずしていたので、右手が凍り付いてしまいそうだった。こんな風の中、山頂でまったりなどしていられず、慌てて滑降準備に入った。

滑降開始と同時に、核心の痩せ尾根(たいして痩せてはないが)。案の定ひっくり返って、頭から突っ込み、復旧に時間を食う。疎林の急斜面でも複雑なこけ方をして、立ち直すのに一苦労。果たしていつになったら下に着くのか・・・?と心配になったが、ちょっと斜度が緩むと気持ちよく滑れるようになった。
樹林の間からは妙高山本体も
これだけ新雪が降ると、表面はサラサラの粉雪だが、下にいくほど圧縮されて、重〜い底なし沼のような感じになる。少し前足に荷重がかかり過ぎようものなら、イチコロで前転してしまう。

また雪が深すぎて、ちょっとたるい斜面になると、前に進まず止まってしまい、下りラッセルをするハメに。前山は大雪の後に来るもんじゃないなあ・・・と実感。もっと斜度のある山に行かねば。

上の方は晴れていたのだが、ブナ林の中は濃い霧に巻かれてしまった。まあ、どう滑っても結局は尾根末端の堰堤に出るので、大怪我はしない。とはいっても、できるだけ苦労はしたくないので、要所要所では方向を確認しながら滑っていった。

肝心の滑りの方は、緩い斜度のところではリズム良く滑れるようになったが(以前よりは・・・)、斜度がきつかったり、密林地帯ではまだバランスが安定しない。横を向いてしまうとターンできないので、下を向くように心掛けているのだが・・・、それがなかなか・・・。



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