2003年の蓮華温泉から雪倉岳の記録はこちら ![]() 白馬乗鞍岳から蓮華温泉に滑り込み、そこから木地屋まで滑り降りました。A野氏の新兵器デジタルムービーでの撮影や、あとなんだかんだゆっくりしていたので、木地屋に下山したのは夕方の6時半。日帰りは身軽でよいけど、やっぱりこのコースは蓮華温泉に泊まって、温泉に浸かってゆっくりするほううが楽しめそうだ。
まずは天狗原を目指して登り始める。ツアーっぽい団体さん、ゲレンデスキー&ボードの人たちなど、色とりどりだ。ひっきりなしにヘリコプターが行き来している。一気に天狗原はおいしいが、9000円は出せんなあ・・・。天狗原に着き、ハクノリへの斜面を見上げると、アリの行列ができていた。ヘリに乗ってきた人たちは、一応ハクノリまでは登るみたいだ。行列に吸収され、ウチらもハクノリへ。
ハクノリの山頂でシールをはずす。そして、まず雪に覆われた白馬大池へ。そこから北に伸びる尾根を左から巻き気味に、徐々に高度を下げていく。2308ピークに乗っかる。このピークは風が強いのか、岩やハイ松が露出していた。雪のあるところもカチカチだ。ここからは蓮華温泉を眼下に見下ろすことができる。良い斜面を物色するが、イマイチ全容がわからないので、天狗の庭まで尾根通しに進むことに。今から滑る斜面よりも、右手の雪倉岳から朝日岳にかけての斜面に強く惹かれていた。
蓮華温泉の前のテラスで中休止。ビールを開け、つまみをつまむ。もうすでに2時頃なので、温泉に入っている時間がないのが残念。蓮華温泉の今日の宿泊者は100人とのこと。次から次へとお客さんが到着。そのほとんどが天狗原から直接滑り込む振子沢経由のようだ。
さてと、あとは木地屋まで延々の下山だ・・・。どのくらい滑れて、どのくらい登り返しがあるのか・・・・。ツアーコースを選択せず、尾根を越すまで安全策をとって林道を進むことに。しばらく歩くと西面の林道は雪崩斜面の一部になっていた。あんなところをトラバースするのは無理。なにが安全策だ・・・。ツアーコースに戻るために引き返した。ほとんど下調べをせずに来た罰が当たった・・・。標識やマークがこれでもか・・・とつけられている。栂平まで滑って、そこからシールをつけて登り返す。尾根の末端で林道に乗っかり、角小屋峠までシールで進む。ここまで来ての登り返しはかなりこたえる。角小屋峠に登りついた時にはかなり太ももがやられてしまっていた。峠にはスノーモービルの跡があった。
ここからは下りベースのはず・・・。なんとか暗くなる前に降りたいものだ。念のためヘッドランプを出しておく。登り返しがないことを祈りながら下る。ここから木地屋までの間はかなり複雑な地形で、地図で現在地を追いながら滑るが、なかなか特定が難しい。ただ、標識やマークはこれでもかというほどあるので、迷う心配はなさそう。再び林道と合流。最悪、林道を下れば木地屋の集落に戻れるので一安心だ。そして、なんとかヘッドランプのお世話になる前に車を置いてあるところに到着。う〜ん、なかなかきつい一日だった。
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