輝山(てらしやま) 山スキー
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2月に2000mの山で雨に降られてしまいました 雪質はもちろん・・・ |
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山域 |
奥飛騨 平湯 |
山行日時 |
2005年2月19日(土) |
天気 |
くもり時々小雨 |
登山形態 |
山スキー |
メンバー |
N田、A野、M田 |
行程 |
乗鞍スカイライン入口⇒輝山 往復 |
温泉 |
入らず 参考:奥飛騨温泉郷 日帰り温泉マップ |
この週末、乙妻山に行く予定だったが、どうも天気が思わしくない。厳冬期の泊りで悪天は辛いし、前日の黒姫山でカチカチだったので、その上に雪が降れば不安定な雪になるのは間違いなし。何よりも、乙妻山は晴れた時に行きたいということで中止にした。日帰りなら天気悪くてもいいだろうということで、N田君、A野君と行き先を検討。あーでもない、こーでもない・・・と悩んだ末に、飛騨の輝山という山に行くことに。どうせどこに行っても雪は悪そうだし、ハズレてもともとでここを選んだ。
乗鞍スカイライン入口(9:50)⇒輝山(12:05〜12:40)⇒乗鞍スカイライン入口(13:25) |
夕べから南岸低気圧による雪が降っていて、自宅のある穂高あたりもベチャベチャ雪が積もっていた。中ノ湯までは雪だったが、安房トンネルを越えて飛騨に入ると、空は明るく何も降っていなかった。登山口である乗鞍スカイライン(冬季閉鎖)には2台の車が・・・。まさか、こんなマイナーそうな山に先客がいるのか・・・。実際、輝山に入った人は1人。もう1つトレースがあったが、それはスカイライン上部へと伸びていた。空模様はめまぐるしく変化し、さっきまで晴れ間もあったが、出る頃には雨模様となってしまった。
尾根筋は切り開きになっている
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時々視界が開けた 朴の木平スキー場
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切り開きのオープンバーン
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スカイラインを少しだけ歩いて尾根に取り付く。先行のトレースを追う。はじめは樹林の斜面を登っていくが、尾根筋に出ると木がなくなる。右の無木立の斜面といい、どうやら伐採されているみたい。オープンバーンには違いないが、天然のオープンバーンと伐採されてのオープンバーンとでは、随分雰囲気が違うように感じた。なんだか滑降意欲がそそられなかった。ここのところの暖かさで雪は春のようだし・・・。
尾根を登っていると、上からサーッと雪崩が・・・。先行者が早くも(ウチらが遅いだけ)滑ってきた。硬い雪面に夕べの湿った雪、それがいとも簡単に雪崩となって滑り落ちてきていた。流れるスピードが遅いので、それほど恐怖感は感じなかったが、重そうなので止まっている時にくらったら、相当な圧力がありそうだ。2時間少々で山頂へ。山頂では本降りの雨になってきた。ヤレヤレ・・・。まだ2月だぞ・・・。
伐採のオープンバーンを滑ると、雪崩れること間違いなしなので、尾根筋を忠実に下ることに。と言っていたのははじめだけで、いざオープンバーンの前に立つと、やっぱり滑りたくなる。結局一人ずつ順番に滑ることに。スキーで雪面を切ると、ザーッと雪がズレ落ちていく。少し斜面を滑っては尾根に戻り・・・を何度か繰り返して、最後は樹林の斜面を滑りスカイラインに滑りつく。重い雪の上に雨が降ったので、重さはさらに倍増。滑っていて勝手にブレーキがかかってしまう。常にへっぴりアルペンターン滑っていた。まあ、今日は悪い雪を滑る練習だと割り切るしかないな。 |
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輝山は切り開きのオープンバーンが最大の魅力。しかし、標高が低く南を向いているので、パウダーにありつける確率は低いかも。太陽が出るとあっという間に腐ってしまいそう。降雪直後か太陽の出てない冷えた日に狙うしかなさそうだ。この山は位置的に焼岳から乗鞍岳に連なる山々からチョコンと離れているので、天気が良ければ最高の展望が得られそうな感じだ。かといって、もう一度この山に来るのはどんなもんやら・・・。
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