山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE

山登りのページ山スキー 山登りのページ





栂池スキー場⇒白馬乗鞍スキー場 山スキー

賑やかな両スキー場に挟まれた親谷には別天地が・・・  北斜面でパウダーいただき!
 山域  北アルプス 後立山
 山行日時  2005年2月6日(日)
 天気  晴れのちくもり
 登山形態  山スキー
 メンバー  N田×2、A野、T世
 行程  栂池スキー場⇒鵯峰⇒北面滑降⇒親谷⇒1598m⇒黒川沢
⇒白馬乗鞍スキー場
 温泉  入ってない  白馬村の温泉&観光スポット 白馬村観光局





栂池スキー場から鵯峰に登り北面を滑降。親沢まで滑り、1598mピークを目指して登り返す。そしてピークから黒川沢に向けて再び滑り込む。黒川沢からはひと登りで白馬乗鞍スキー場に着き、ツアー終了。ツアーといっても滑った斜面は滑り応えのある斜度で、どちらも北面ということで雪質は良好!栂池スキー場と白馬乗鞍スキー場に挟まれた親沢は、両側に賑やかなスキー場があるとは思えない、静かな風景が広がっていた。まさに別天地でした。

栂池スキー場TOP(9:40)⇒鵯峰(10:20〜11:25)⇒親沢出合(11:55〜12:30)⇒1598m(13:30〜14:00)⇒白馬乗鞍スキー場(15:00)

車2台で白馬に向かい、1台をハクノリスキー場にデポ。ゴンドラ営業開始の8時くらいを狙って家を出るのだが、いつもだいたい8時を大きくオーバーしてしまう。この日も例に漏れず、ゴンドラに乗ったのは9時前だった。栂池は今日も山に入る人たちで一杯だった。予報では午前中まで雪が残るとのことだったが、多少雲はあるものの天気は上々!

スキー場の最上部から尾根通しに鵯峰に登る。ところどころ谷に雲が浮かんでいていい感じだ。鵯峰まではわずかの登りで到着。さて、どこを滑ろうか・・・。手前の三角点あたりからやや東の斜面が一定の傾斜で滑りやすそう。鵯峰山頂からは先が見えない。鵯峰の先にあるコルは滑り出しが急そう・・・。で結局、上手な2人は鵯峰山頂から、ボクを含めた残りの3人は山頂手前から滑り出すことになった。


栂池スキー場のてっぺん
鵯峰に向けて登る
鵯峰より東側の展望

さっきまでまっさらの斜面だったが、滑る斜面を選んでいるうちに団体さんが滑っていってしまった。雪はかなり深くて重い。最初の気持ちの良さそうな斜面はあっという間に終わる。そして片斜面とV字状の谷に・・・。斜度も増してくるし、なんだか上から見ていたイメージと全然違うぞ!上手な人なら問題ないが、テレマーク初年度のボクにとっては、窮屈な滑りを強いられてしまった。上手な2人と合流してからは斜度が落ち、斜面もまっすぐになったので滑りやすかった。ただ、ちょっと体重が前に乗ると後の板が雪に刺さり、イチコロで前転してしまう。後荷重を意識しすぎると変な格好になるし。まあ、練習するしかないか・・・。

左に落ち込む斜面を滑った
滑ってきた斜面を振り返る
親沢出合手前のジャンプポイント!

親沢出合まで滑り込む。対岸の台地にはさっきの団体さんがいた。川を渡ったとこでこちらも中休止。近くの岩からはでっかいツララがぶら下がっていた。ここからは親沢の上流部が全て見渡せる。鵯峰〜山ノ神〜1598mピークへと続く山並み。南側の山の向こうは栂池スキー場で、北側は白馬乗鞍スキー場。両側がスキー場だとは思えないくらいの静かなところだ。大斜面はないが、ここで泊ってチマチマとそこらの斜面を滑るのもいいかなあと思った。

鵯峰方面 真ん中の谷を滑ってきた
1598mピーク 雪庇の陰で滑降準備
左に落ち込む斜面を滑った

いつまででもゆっくりしていられる雰囲気だったが、まだこれから登りが控えている。再びシールを着けて1598mピークを目指す。予定ではS字状の尾根あたりでも登ろうかと話していたが、団体さんが同じ方に向かっているようで、そのトレースをいただくことに。中間くらいで休憩中の団体さんを抜く。先頭が自分の番になる前に1598mに着いてしまった。

当初1598mからは南の斜面を滑るつもりだった。しかし、その斜面を覗いてみると、なんだか興ざめな斜面が・・・。南向きで雪は腐ってそうだし、なにしろ植林の林になっていた。そして東面に目をやる。けっこう樹林は濃そうに見えたが、斜度は手頃で雪もよさそう。黒川沢に下ってからがどうなるかってとこだったが、それほどスキー場からの距離もないし、時間もまだ十分あったので、こっち側を滑ることに。

これが正解!鵯峰からの斜面よりも雪は軽く、地形的にも滑りやすい。何度か後の板が刺さってこけたものの、こっちの方が気持ちよく滑ることができた。上から覗きこんだ印象よりも、適度に疎らな木の生え方だった。さすがに下のほうは腐れ雪になってきたが、この斜面はなかなかオススメだ。最後、黒川沢へ3mの垂直ジャンプでフィニッシュ!

黒川沢を渡り堰堤を一つ越すと、先にあと2つ堰堤が見えた。この先谷はやや狭まり、堰堤トラバースもちょっと厳しい目。ここは安全に左上の白馬乗鞍のゲレンデに登ることに。シールをつけるのは面倒だったが、ものの10分くらいでゲレンデに登りついた。あとはデポした車目指してゲレンデをひたすらトラバース。今日は天気といい、雪といい、景色といい、大満足の1日であった。



山登りのページ山スキー 山登りのページ