10日目 上高地⇒徳本峠⇔霞沢岳

  展望期待の山その2の霞沢岳も、その1の唐沢岳に続き天気悪くて残念

北アルプス全山縦走 目次  概念図   10日目  ⇒ 徳本峠〜大滝山〜蝶ヶ岳
8月1日(土) 天気: くもり
上高地(5:30発)⇒明神(6:09〜20)⇒徳本峠(8:25〜9:15)⇒J.P(9:56〜10:07)⇒K1(11:44〜55)⇒霞沢岳(12:24〜12:50)⇒K1(13:14〜20)⇒J.P(14:39〜45)⇒徳本峠(15:14着)

天気予報はくもり時々晴れ。今日から8月というのに、まだ梅雨は明けない。いったいどうなっているのだろう・・・。小梨平は稜線のテン場とは明らかに違っており、普通のキャンパーのほうが多かった。稜線だとだいたいテントの種類は限定されるが、ここは山では見ないテントがたくさんあって、テントの展示会のようだった。

靴を履くとすぐ、足に濡れている感触が伝わってきた。先が心配だ。明神で少し休んで、徳本峠への登りにかかる。はじめは沢沿いの緩い登り。ここらは蚊が多く、動いているのに逃げない。そのうち急になってきたが、終始適度な傾斜でジグザグがつけてあり、重荷には大変助かった。最後の水場で4L汲んで、また4キロ重くなった。

小屋へテントの受付に行くと、小屋の人たちはアットホームな雰囲気で食事中。まあ、そんなかんじの時間だ。小屋の人たちはみんないい感じだった。そしてテントを張る。すでに2張りあったが、どちらも空っぽ。霞沢岳をピストンしに行っているのだろう。

今はガスだが、山頂に着く頃には晴れて、穂高の展望を見てみたい。ジャンクションピークに登りつくが、樹林帯で穂高側の展望はなし。ここから小さなアップダウンを繰り返す。K1への登りが始まるまでに6回ほど登り降りした。覚えておいて、帰りの参考にしよう。この間ずっとジメジメしていたが、6個目の小ピークは少し開けていたので休む。

K1への登りは急傾斜で、直に登っていたので大変疲れた。ここでやっと森林限界となり、すぐにK1。景色が良さそうなところだが、ここは足元以外は霧でなにも見えない。一瞬でいいから晴れてくれて、ここからの穂高を見てみたい。K2から本峰の間は南側を巻き気味でルートがついている。この間はハクサンフウロが密集したお花畑になっていた。

山頂に着くが、相変わらずガスで真っ白。だが、なんとなく日の気配が感じられた。かなり早く着いたので、晴れてくれることを期待して、少し粘ってみることにした。それにしてもすごい虫だ。図太い根性をしていて、触っても逃げない虫もいた。しまいには蝶々まで止まってくる始末。この虫の多さにウンザリして、粘るつもりだったが帰ることに。唐沢岳に続き、展望期待の山の1つの霞沢岳も展望なしに終わってしまった。徳本峠までの帰り道は、ことのほかつまらなかった。

テン場に戻り、ビールを買って飲む。塩尻からと横浜からの人とずっとしゃべっていた。塩尻の人は単独なのに4人用のテントで、しかも家庭用の鍋や包丁を持ってきていた。塩尻の人と一緒にメシを食い、そのあと45秒で着くという展望台に行ってみた。明神岳の山頂が見えたような、そうでないような・・・。明日の朝に期待だ!でも、天気予報では、まだ2〜3日はぐずつくと言っていた。

1、白沢登山口〜餓鬼岳
2、餓鬼岳〜唐沢岳〜餓鬼岳
3、餓鬼岳〜燕岳〜大天井岳
4、大天井岳〜殺生ヒュッテ
5、殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳〜北穂高岳
6、停滞
7、北穂高岳〜奥穂高岳⇔前穂高岳
8、奥穂高岳〜前穂高岳〜上高地
9、上高地〜西穂高岳〜焼岳〜上高地
10、上高地〜徳本峠⇔霞沢岳
11、徳本峠〜大滝山〜蝶ヶ岳
12、蝶ヶ岳〜常念乗越
13、常念乗越〜大天井岳〜西岳
14、西岳〜槍ヶ岳〜双六岳
15、双六〜笠ヶ岳〜双六
16、双六〜黒部平
17、黒部平〜薬師峠
18、薬師峠〜スゴ乗越〜五色ヶ原
19、五色ヶ原〜雷鳥平
20、雷鳥平〜大日岳〜称名平
21、称名平〜上市駅〜立山駅
22、立山駅〜室堂〜剣沢
23、剣沢〜剣岳〜剣沢
24、剣沢〜立山〜タンボ平
25、タンボ平〜黒部ダム〜家
26、家で待機
27、家で待機
28、家〜扇沢〜針ノ木峠
29、針ノ木峠〜蓮華岳〜船窪
30、船窪〜烏帽子岳
31、烏帽子岳〜野口五郎岳〜雲ノ平
32、雲ノ平〜高天原〜三俣
33、三俣〜水晶岳〜赤牛岳〜平
34、平〜黒部ダム〜扇沢
35、扇沢〜針ノ木峠
36、針ノ木峠〜種池〜冷池
37、冷池〜鹿島槍〜五竜岳〜白岳
38、白岳〜唐松岳〜白馬岳
39、白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳
40、朝日岳〜黒岩山〜栂海山荘
41、栂海山荘〜白鳥山〜親不知の海岸
42、親不知の海岸〜親不知駅