朝方まで強風が続き、今日は常念乗越までの半日の行程になってしまった
8月3日(月) 天気: 雨のちくもり |
蝶ヶ岳(8:25発)⇒2512ピーク(10:59〜11:20)⇒常念岳(13:02〜13:30)⇒常念小屋(14:11着) |
夜中はものすごい風と雨で眠れなかったが。12時頃まではそんな状態だったが、そのうちおさまったのか、いつの間にか寝ていた。朝になると、雨は時折パラパラとくる程度。風も夜中ほどの強さはなく、たまに無風になる時もある。誘われて外に出るが、霧が出ていて真っ白だった。だいぶ回復したようだが、今日は常念までしか行く気がないので、チンタラとしていた。 7時半くらいになって出ることにした。テントの中でできるところまでパッキング。濡れたドロドロのカッパを着るのは苦痛だった。ちょっとしたやみ間を付いて外に出る。隣りの人も同時に出てきた。隣りの人もタイミングを出る計っていたみたいだ。テントをたたんだあと、となりの人としばらく話をしていた。山口からの夫婦で、10連休を使って来ているという。 出るチョイ前からまた雨が降ってきた。晴れたら気持ちの良さそうな稜線だが、今日は左からの風雨に耐えながら歩かなければならない。でも、この横殴りの雨のおかげで、ドロドロだったカッパがきれいになった。吹きさらしの中では休んでいられないので、樹林帯に入ったところで少し休む。メモを取る手はかじかんで動かない。 下り切るとまたぬかるみ。せっかくきれいになったカッパが、またドロドロになってしまった。早くカッパから開放されたいものだ。2592mピークあたりで雨がやんだ。ピークではガスの向こうに常念がボヤーッと浮かび上がっていた。この程度の景色を見るのも久しぶりだった。 次の2512mピークへと登り返す。アップダウンが大きく疲れる道だ。最後に常念の大登りが待っていると思うと泣けてくる。このピークへの登りから急に花崗岩がゴロゴロしてくる。ここが蝶と常念の境目だと勝手に思った。ピークに登りきると、常念の山頂が見えた。高い・・・。見えなくてもよかったかも・・・。 ここからは気合いだ。じっくりと登っていかなくては・・・。せっかく天気が良くなってきたと思ったらまた雨に。またカッパが濡れてしまう。この登りは本当に大変。何度山頂を見ても、いっこうに近くなったという気がしない。そんなことをしばらく続けていたら、ある一回を境に急にあと少しだと思えた。なんか不思議だった。 疲れた・・・。山頂は学生ばかりで、散り散りバラバラにザックを置いて、山頂一帯を占領していた。せっかくゆっくりしようと思っていたのに、ガヤガヤとうるさくて落ち着かなかった。展望は唯一横通岳が見えていただけで、あとはなにも見えない。常念乗越へ下る途中、また本降りになってきた。冷えていたのか、下る勢いで10歩に1滴くらいの割合で、鼻水をたらしていた。 常念小屋のまん前のテン場はすでに大混雑。スーパーとかの第2駐車場を思わせるようなかんじで、少し北にもう1つのテン場があり、そこに張ることにした。ここはまだ1張りしかなくて静かで良かった。と思ったら、学生の大群がやってきて、隣に張ってしまった。スペースはたくさんあるのに、なんでよりによってボクの隣りに・・・。 急に太陽の光が差してきた。薄日ではなく、直射日光だ。なんと久しぶりに見る太陽の光に感激!ここぞとばかりに濡れた物を外に出し、そこら中に広げまくる。そしてボク自信も干しておいた。久しぶりの日光浴はとても気持ち良かった。この天気に明日以降も期待したが、天気予報は無情にもそうはならないようだ。明日はくもりか霧で日中は雨か雷雨ということだ。夕方にはまた霧に覆われてしまった。 |
⇒ 常念乗越〜大天井岳〜西岳 |