サブザック行動は身も心も軽くて快適!双六から笠ヶ岳のピストン
8月6日(木) 天気: 晴れのちくもりのち大雨 | ||
双六小屋(5:00発)⇒弓折岳(5:46〜55)⇒秩父平(6:48〜7:00)⇒笠新道分岐(7:50〜8:05)⇒笠ヶ岳(8:54〜9:45)⇒笠新道分岐(10:27〜35)⇒秩父平(11:25〜37)⇒大ノマ岳(12:01〜20)⇒弓折岳(12:51〜13:00)⇒双六小屋(13:48) | ||
きのうの夕方からマットに穴があいてしまい、ペチャンコになってちょっと不快だ。今日はサブザックでの笠往復で、気分が楽だ。いつもサブザックの日が待ち遠しい。
テン場から稜線に出ると、槍・穂高の大パノラマが飛びこんできた。きのう樅沢岳であれだけ粘ったことがばからしく思えてしまう。まあ、あれはあれで良かったと思うが・・・。弓折岳は「えっ、ここが山頂?」てな感じのところに、山頂の看板があった。まわりにはここより高いところがあったのに。他の場所が荒れないように、便宜上ここを山頂としているのかも。早くも槍の穂先や黒部五郎にガスがかかり始めてきた。 秩父平では大きな岩の上に座って休んでいた。ガスは増えてきていたが、かろうじて穂高は全部見えていた。秩父平のカール壁を登ると、また快適な稜線歩き。抜戸岳を越えると、笠新道を下る人がたくさん見えた。笠で泊まった人のほとんどは、ここを下るのではないか。登りにはあまり使いたくない道だ。分岐で休んでいると、ふっとまわりのガスが取れ、ぐるりと展望が開けた。ただ、笠の雲はしつこくてなかなか取れなかったが、なんとか全容を現してくれた。テン場のあたりを登る頃には、けっこうな疲れになってきた。 笠の山頂には誰もいなかった。たまにある晴れ間には、黒っぽい穂高や、数日前に歩いてなにも見えなかった霞沢岳のスカイラインも望むことができた。そのうちガスが増えてきて、もう穂高は出なくなってしまった。真上は晴れていて、とても暑い。 来た道を戻る。行きに抜きまくってきたのだが、その人たちとぞくぞくすれ違う。西側ははれているが、穂高など東側は相変わらずのガス。ただひたすら戻るだけという雰囲気になってしまった。秩父平では行きと同じ大岩で休んだ。気持ちの良いところだ。大ノマ乗越への下りから見る弓折岳にはゾッとした。こんなに下った覚えはないのになあ・・・。最後の試練と思い取り付く。取り付いてみるとあっさり終わった。だいたいいつもこんなもんだ。 鏡平に行くのに分岐を通りすぎて、笠方面きているおじいさんがいた。あの分岐の看板に気付かないとは・・・。分岐から先は、鏡平方面から双六に向かう人がたくさんいた。 テン場に着き、小屋へ受付をしに行って、戻るやいなや雨が降り出してきた。慌てて干していたものを取り込む。夕立か・・・。やんだかなと思った雨はまた降り始め、今度は激しくなってきた。風も強くなってきた。しばらくボーっとしていたが、今日から甲子園が始まるのを思い出し、ラジオをつけて聞いていた。ラジオからは天気予報が・・・。北アルプスは梅雨前線の影響を受けやすく、明日は午前中を中心に雨か雷雨と言っていた。ということは、この雨は夕立ではないのか。この2日間天気予報は聞いてなくて、2日間良い天気だったので、てっきり梅雨は明けたもんだと思っていた。明日は黒部五郎までなので、時間には余裕がある。明日の天気を見て決めよう。 |
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⇒ 双六〜黒部五郎小舎 |
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