またまた快晴の1日!雷鳥沢ヒュッテで温泉に入った。
8月10日(月) 天気: 晴れ | ||||||||||
五色ヶ原(5:30発)⇒獅子岳(7:12〜27)⇒鬼岳付近(7:54〜8:20)⇒浄土山(8:50〜9:25)⇒雷鳥沢(10:33着) | ||||||||||
オホーツク海高気圧に覆われているだけあって、朝の冷えこみはきつく、寒さで目を覚ました。今日も月の光で歩けそうなほどだ。針ノ木とかがポワーンを浮かび上がっていて、なかなか幻想的な朝だ。そして、しばらくして針ノ木の左から太陽が出てきた。感動的なご来光だった。
獅子岳の登りはなかなかの威圧感。見えているコブまでは一気に登ってやると気合いを入れる。すぐ後からは若いおねえちゃんに追われている。一生懸命登っても、一向に差は広がらない。白くて細い足なのに、なんでそんなに強いの?と思った。その後にはバンダナを巻いたお兄さんが迫ってくる。上にはあと少しでコブというところに、年輩の人が歩いていた。そのうちおねえちゃんはペースダウン。バンダナのおにいさんは急ピッチで追い上げてきていたが、途中でペースダウン。年輩の人とは差は縮まっていたが、コブまでにはかわせなかった。
こんなデッドヒートがあったおかげで、苦しい登りも楽しみながら登ることができた。前を歩く人には追いつきたいし、後からは追いつかれたくない。人と競争しても意味はないが、刺激があって励みになる。 年輩の人、バンダナのおにいさんと一緒に休んだ。今回の縦走で会った、長期縦走No.1とNo.2だった。年輩の人は裏銀経由でここまで来て、明日剣を往復して下山。バンダナのおにいさは上高地から槍・穂高経由でここまで来て、いったん阿曽原に下り、白馬岳に登り返し、親不知に降りるというマニアックなコース。
今度は竜王岳の登り。獅子岳の登りほどではないが、竜王岳の登りも手ごわそうだ。途中でおねえさんと話をしたところ、立山からのピストンらしい。竜王岳は山頂には登らず、となりのピークへと道は続いていた。おかげで楽に登れたが、竜王岳に登れずちょっと残念。 となりのピークは浄土岳だった。登ってきてすぐに白馬岳が目に入った。ここまで来たらもう今日は終わりのようのもの。室道に向けて下るのみだ。室堂から雷鳥沢のキャンプ場までどう行ったら最短なのか・・・。グネグネした遊歩道は直線距離の倍くらいをかけて、しかも2度の登りのおまけ付きでやっとテン場に着いた。 テントを張ったあと、室堂へ遊びに行く。ターミナルの中をブラブラ。定食屋があればいいなあ・・・と思いながら歩いていたが、こんなところにそんなものなどあるわけもない。仕方なく軽食店に入って、カレーと生ビールを注文した。いつものレトルトカレーとたいして変わらなかったので、注文して後悔した。そのあと屋上でボーっと景色を見ていたが、また腹が減ってきたので、ターミナルに戻りそばを食った。室堂で携帯が通じるとは思わなかった。聞くと、今年からエリアになったらしい。 腹が膨れて、今度は温泉。みくりが池温泉はダダ混みだったので、室堂から離れた雷鳥沢ヒュッテに行ってみた。するとこちらはガラガラでボクの他には1人しかいなかった。縦走中の汚れと汗を流す。風呂はめちゃくちゃ熱くて、ふくらはぎまで入るのが精一杯だった。体重を計ると、さっきあれだけ食ったのにもかかわらず、出発前よりも6キロ減っていた。 キャンプ場に戻ると、テントの花が咲いていた。ここも上高地と同様、山のテントが少なく、ファミリーキャンプ用のテントがたくさんあった。昼に食いまくったのに、夕食も普通に食べれたから驚く。せっかく3日間良い天気だったが、明日から天気が悪くなりそうだ。 |
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⇒ 雷鳥平〜大日岳〜称名平 |
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