黒部ダムの人ごみには驚いた。社会復帰するのに時間がかかるかも・・・?
8月25日(火) 天気: くもり |
平(6:50発)⇒中ノ谷(7:11〜20)⇒タンボ平(9:27〜35)⇒黒部ダム(10:05) |
この河原の砂はメリケン粉のように白くて細かい。荷物にこの砂が付いて砂まみれになってしまった。今日はきのう会った人と一緒に大町温泉郷まで行くことにしていた。6時半に小屋前で待ち合わせだ。小屋に行く前の難関が、砂登り。河原から登山道に登る時に砂の壁があって、荷物を背負って登るとズルズルとズリ落ちてしまう。アリ地獄にはまったアリの心境だった。もがけばもがくほどズリ落ちていく。ストックを使っても、半分以上埋まってしまい役に立たない。勢いをつけて埋まっている流木にしがみつき、それを伝ってやっと登りきった。 小屋に行く途中に彼女がこっちに向かって走ってきた。「しばらくここでお世話になることにしたんです。」・・・と。ダムまでの単調な道を一緒に歩けるので、気が紛れると思っていたのに残念だった。ダムまでの3時間が急にだるくなってしまった。 今日も前半は高巻きハシゴの連続で疲れた。高巻き地獄が終わると、徐々に高度を上げる。湖面からかなり上をほぼ水平な道が続き楽になった。ロッジクロヨンの水道で汗を流していると、急に雨が降り出してきた。もうちょっとだから本降りにはならないでくれと祈る。 最後のトンネルを抜け、ダムに出た。すると黒山の人だかり。なんだか数分前とすっかり世界が変わってしまった。一気に力が抜けてしまった。人間社会に戻ってしまったことを実感。うんざり気分のままトロリーバスに乗り込み扇沢へ。 |
⇒ 扇沢〜針ノ木峠 |