コースタイム15時間だったが、サブザック行動だったので楽しかった。雨以外は・・・
7月31日(金) 天気: くもりのち雨 |
上高地(6:40発)⇒西穂登山口(7:05)⇒西穂山荘(8:45〜55)⇒独標(9:32)⇒西穂高岳(10:11〜21)⇒独標(10:51)⇒西穂山荘(11:10〜35)⇒焼岳小屋(13:20〜28)⇒焼岳(14:27〜38)⇒登山口(16:20)⇒バスターミナル(16:40)⇒小梨平(17:00着) |
6時過ぎに上高地に入り、まずは小梨平にテントを張る。そしてサブザックに荷物を詰めこみ出発だ。今日は西穂に登ったあと焼岳まで縦走し、またここに戻ってくるという計画。コースタイム15時間というハードな行程だ。 西穂への登りはバテないで歩ける最高のスピードで登っていった。ずっと樹林帯で視界はない。視界があっても天気が悪いので景色はない。このコースはあまり人が通らないようだ。派手な看板のある焼岳分岐を過ぎると、ひと登りで西穂山荘に着いた。 西穂山荘は一般観光客に毛が生えたくらいの人がウヨウヨしていた。少し休んで西穂へ登る。途中で雨が降り出してきた。気持ち良かったので、カッパは着ずに歩く。小屋から独標まで37分、独標から西穂まで29分でクリアー。このへんはコースタイムが甘くて助かった。独標まではたくさんの人だったのに、西穂の山頂まで来ると、人はほとんどいなかった。下りもハイペースで抜きまくり、山荘まで49分で下った。 とうとう本降りになってきて、たまらずカッパを着た。焼岳小屋までの2時間半はとくに目印となるものはなく、単調な歩きとなった。途中でサルの群れと遭遇。よってたかって襲われたら恐いだろうなあ・・・。人気のある上高地周辺にあって、ここはメチャクチャマイナーなルートだ。3人すれ違っただけだった。この間はぬかるみが多く、すでに靴も靴下も濡れてきた。かかとにマメが出来始めてきたようだ。 焼岳小屋は静かで、ひっそりとしていた。少し休憩。本日最後の登り!と気合いを入れて登り始めるが、すぐにいったん下って気合いが抜けた。たまにガスが上がった時は、上高地が見下ろせたが、焼岳の山頂はどこにあるかもわからない。最後のあたりはさすがに疲れてきて、足取りが重たかった。 山頂からは全くなにも見えない。気のせいか、地熱が感じられた。西穂も焼岳も天気が悪く、ただ登っただけという感じになったが、両方とも最近登っており、絶景を拝ませてもらっているのであきらめはついた。 あとは下るだけだが、マメが痛くて調子が出ない。梓川はずっと見えており、そんなに高さはないが、山腹を巻き気味に道がついているので、なかなか上高地に着かなかった。とくに下りきってからの平らな部分が長かった。バスターミナルに着き、ベンチで休んでいたら、売店のシャッターが下りる音がした。慌ててビールを買いに行った。300円がすごく安く感じる。 遅くなったが、テントは張ってあるので気は楽だ。しかし、靴ズレは気が重い。靴を脱ぐと濡れてふやけて白くなっており、マメのところは流血していた。靴は当分乾きそうもないし、明日以降が心配だ。 |