立山・剱岳周辺は豊富な積雪とアプローチの良さ(室堂まで)で、ゴールデンウィーク以降は大変なにぎわいになる。混雑を嫌って立山・剱には足が向かないのだが、滑ってみたいルートは数知れずある。深くえぐられたU字谷と、それを取り囲む岩稜は日本離れした景観で、そんな中を滑るのは爽快そのもの!ベースを張って、奥深いところまでゆっくりと回るエリアだ。

 
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内蔵助谷ルート   ロケーション 体力度 難易度 
内蔵助谷は真砂岳と富士ノ折立の間の東面に広がる内蔵助カールから始まる。内蔵助カールは広くて長くて真っ白なので距離感がマヒする。カールの間は緩斜面が続く。

カールが終わると急に谷が狭まり一気に落ち込む。この谷通しも滑ることはできるが、右の尾根を乗り越せば内蔵助名物の巨大一枚バーンを滑ることができる。この一枚バーンは幅も標高差も500mはあるというスケールの大きな斜面。少し斜度があるので雪質が悪ければ苦労するが、広いので安心して滑ることができる。

あとは徐々に斜度が緩み、内蔵助平へと導かれる。このあと内蔵助谷を黒部川まで滑るのだが、谷の埋まり具合によっては苦労するかも。事前に情報が得られれば安心。ボクは下から登って内蔵助平に定着した。
麻痺するほど広い内蔵助カール 過去の記録はこちら ⇒ 2010年GW
黒部別山と丸山  ロケーション 体力度 難易度  
黒部別山と丸山は岩登りで有名な山。積雪期にのみピークハントできるが、せっかくなのでスキーで行ってきた。黒部別山はハシゴ谷乗越からアプローチし、頂稜を辿って黒部別山の山頂にたどり着いた。下りはアプローチの尾根の南側から内蔵助平へと滑り込んだ。このあたりは自由度が高いと思われる。

丸山は東壁が有名だが、スキーでは北面からアプローチした。丸山も黒部別山も主稜線から離れた位置にあり、周囲の山より少し低いので、展望はすこぶる良好。大迫力の立山・剣連峰を眺めることができる。

どちらも半日の行程なので、内蔵助平に定着する際の、初日と最終日に設定すると効率が良いと思われる。
黒部別山の稜線 過去の記録はこちら ⇒ 2010年GW 
池平山ルート   ロケーション 体力度 難易度
池平山 谷滑降中心の立山・剱にあって、全山真っ白になる(見えてる範囲)池平山は異色の存在。裏剱を見ながらの滑りは最高!ただ、このエリア最奥にあるため、アプローチは骨が折れる。

朝一番で剣沢を滑る。日が当らないので雪堅いが、広くて緩いのでなんとでもなる。二股まで標高差約1000m滑ってアプローチ完了。北股に入り、三ノ窓雪渓を見送り、小窓雪渓も見送り、池の平小屋のあるコルを目指す。コルに出る前で平らになったら、池平山へと続く大斜面を登る。この大斜面はロケーション抜群!

山頂から無木立斜面を滑り、二股へ。さあ、ここからが地獄。ここまででもいい加減疲れているはずなのに、ベースのある剣沢まで1000m登り返さなければならない。池平山を計画に入れる場合は、真砂沢出合か二股あたりにベースを作るのがいいかも・・・?
無木立の池平山   過去の記録はこちら ⇒ 2004年GW
 
長次郎谷ルート  ロケーション 体力度 難易度
長次郎谷 剣を代表する2つの尾根、八ツ峰と源次郎尾根に挟まれた長次郎谷。剱岳の山スキールートでは代表的なルート。ここは日本か!?と感じるほどのロケーションだ。剱岳の山頂まで登ると難易度が上がるが、コルまでならアイゼン&ピッケルがあれば易しい。

剣沢から長次郎谷出合まで滑る。長次郎谷の出合は狭くて暗い。この先心配になるほどだが、左にカーブを切っていくにつれて広くなり、素晴らしい景観が待っている。二俣は熊の岩を右から巻くと楽みたいだが、直に登ることも可能。あとはひたすら大斜面を登ってコルへ。山頂へはコルからの雪壁を越えればあとは楽勝。

滑り出しは斜度があるが、なにしろ広いので恐怖感はない。広いので滑っても滑っても、なかなか景色が変わらない。長次郎谷の核心は登り返し。出合から剣沢まで600mの登り返しが待っている。
八ツ峰を見ながらの長次郎谷の登り   過去の記録はこちら ⇒ 2004年GW
 
平蔵谷ルート   ロケーション 体力度 難易度
平蔵谷 平蔵谷は長次郎谷と比較すると、開放感やロケーションで劣る。まずは長次郎谷となるため、入り込み人数は少なめ。ただ、剱岳山頂からの下降路に使う人が多いので、遅い時間は歩きの人がいるので、雪を崩さないように注意が必要。

剣沢を500mほど下れば平蔵谷の出合。長次郎谷と同様、出合はちょっと閉塞感がある。こちらも登るにつれて谷が広くなり、気分も盛り上がってくる。剱岳本峰と前剱の間に出る。積雪期にここから山頂へは登ったことがないのでノーコメント・・・。

剱沢から割とアプローチが良いので、他のルートとの組み合わせも可。ボクはまず真砂沢を滑って、剣沢に戻る途中に平蔵谷を登った。これでだいたい丸一日コース。
平蔵谷の斜面   過去の記録はこちら ⇒ 2004年GW
 
真砂沢ルート  ロケーション 体力度 難易度
真砂沢 真砂沢は立山エリアになるので、滑る人はとっても多い。上流部はなんて広いんだ!ってほど広い。アルペンルートを使うと、1時間台で滑り出し点に立てる。そして、剣沢と出合うまでの1000m滑れる。ロケーションも申し分なしのお手軽ルートだ。戻ってくるのは大変だが・・・。

剱沢ベースの場合は、まず別山に登ろう。真砂沢へのエントリーは別山山頂からがスリルがあって楽しい。山頂エントリーが怖い人は、真砂岳とのコルから滑ると楽勝。上流部はU字谷をさらに横に広げたような広〜い谷。人が多かったとしても、まったく気にならないだろう。剣沢と出合って終了。

真砂沢出合ではシールを付ける人で賑わっているだろう。登り返しはどこを登っても1000m以上。これだけ気持ちよく滑らせてもらったんだから仕方がない。できれば先に登って滑りたいと感じるだろう。
真砂沢はスケールでかい!   過去の記録はこちら ⇒ 2004年GW
 
剱沢本流ルート   ロケーション 体力度 難易度
剱沢本流 剱沢の本流は滑降目的としてもそこそこのポテンシャルはあるが、役目としては各ルートへのアプローチの意味合いが強い。

ただ、源頭部では遊べる斜面が多い。剱御前から別山にかけては、短いけど急斜面がたくさん揃っている。剣沢のベースキャンプに着いて、時間が余っているようなら是非遊びに行きたい。
剱沢もそこそこ楽しい   過去の記録はこちら ⇒ 2004年GW
 
雷鳥沢ルート  ロケーション 体力度 難易度
雷鳥沢  
雷鳥沢は広大だ  過去の記録はこちら ⇒ 2004年GW 
 
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