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少し内陸に入るこの黒姫、戸隠エリア。寒気が入っても日本海側ほど荒れないので、足を運ぶのは厳冬期が中心。黒姫山は降雪は少ないが、深い針葉樹に守られ、パウダーが持続する。斜度もあるので滑りも楽しい。乙妻山、高妻山にはパウダーの大斜面があるが、日帰りするには気合いがいる。五地蔵山、佐渡山はなかなか使える山だ。
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乙妻山北東斜面@ |
ロケーション 体力度  難易度   |
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古くから滑られている大斜面。妙高あたりからでもよく目立つ斜面だ。北東に面しているのでパウダー率は高い。一見一枚バーンに見えるが、実際は灌木の生えた変化のある斜面で、滑っていてとても楽しい。バーンは極上だが、アプローチが長いのが玉にきず。
戸隠大橋がスタート地点。林道を進み、黒姫の分岐を左に行き、3本目の小尾根を辿って佐渡山南コルへ。ここで氷沢川に滑り込む。乙妻からの斜面と出合うまで、左岸の台地状を進む。あとは大斜面をひたすら登るのみ。
1906m標高点のある尾根経由でも登れるが、尾根だけにはかどらない部分がある。多少遠回りにみえるが、滑る斜面を登った方が早くて楽だと思う。日帰りの場合は天候と雪に恵まれないと成功しない。泊まりなら佐渡山コルより先で泊まれば大丈夫。
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2297mに突き上げる尾根 |
過去の日記はこちら ⇒ 2007年2月 |
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五地蔵山北東面A |
ロケーション 体力度 難易度  |
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五地蔵山の北東面には等高線がきれいに並んだところがある。そこを滑るのがここで紹介するルート。上部は結構急斜面だが、北東に面しているので雪は安定していることが多いと思う。
ボクが行った時は、佐渡山のコルにベースを張って、氷沢川を詰めてアプローチした。これだと日帰りでは時間を食うので、戸隠大橋から林道を少し進んだところで左に曲がって橋を渡り、1533m、1596mと尾根をつないで五地蔵山に登るほうが早い。
山頂から少し上った尾根を戻り、左側が斜面になったところで滑りこむ。佐渡山コルへの登り返し点を通り過ぎないように注意。ルート的に日帰りで行くには無駄が多いので、泊まりで乙妻山や佐渡山と組み合わせて使うと良いルートだ。 |
五地蔵山からの高妻山 |
過去の日記はこちら ⇒ 2006年2月 |
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五地蔵沢ルートB |
ロケーション 体力度 難易度  |
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五地蔵山を日帰りで滑るならこのルート。程よい斜度の疎林で始まり、最後は戸隠牧場で締めくくる。南を向いているので雪質は不安定。晴れているとすぐに雪が腐りそう。降雪直後は雪崩に注意。
戸隠大橋からの林道を30分ほど歩き、左に分かれる林道へ。橋を渡り、さらに地図に載っていない林道を進むと、また小沢にあたる。これを越えたところから尾根に取り付く。1533m、1596mを経由して五地蔵山の山頂へ。
山頂から五地蔵沢への入り方は、力量に応じて選べる。しばらく滑ると正面はガケになるので、右から回り込んでかわす。あとは快適な疎林を滑って沢底へ。沢をしばらく降りるとパッと戸隠牧場に出る。 |
戸隠牧場に向かって滑りこむ |
過去の日記はこちら ⇒ 2007年2月 |
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黒姫山 御巣鷹山ルートC |
ロケーション 体力度 難易度 |
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これといった斜面はないが、ツアー的には面白いルートだろう。ボクは夏道沿いに登ったが、外輪山を絡めるなど、コース取りは豊富。一味違った黒姫山を楽しめる。
戸隠大橋から林道を進み、佐渡山コルとの分岐を右に。1485mで尾根と分かれて大ダルミへとトラバース。大ダルミに着くと、正面に火打山が見えてビックリする。外輪山を回り込み、カルデラの中に入る。右に見えている御巣鷹山、登りやすいところから登る。 |
カルデラからの御巣鷹山 |
過去の日記はこちら ⇒ 2005年2月 |
黒姫山北東面D |
ロケーション 体力度 難易度  |
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黒姫山の北東面は2度滑った。1回目は気にならなかった樹林だが、2回目の時は邪魔で仕方なかった。北から東面にかけて、同じような地形が並んでいるので、GPSでもない限りピンポイントで同じルートを滑るのは難しそう。
スキー場から入る。3本目のリフトは営業していないので、自力で登る。ひたすら登ると外輪山の一角に出る。障害物競争のような外輪山の尾根を下り、夏道が降りている斜面に狙いをつける。深い針葉樹に加えて北東面なので、パウダー率は非常に高い。あとは、どれだけ木の密度が薄い斜面を探せるかがカギ。林道まで滑って終了。あとは林道でスキー場に戻ればよいが、この林道斜度が緩いので、降雪後は下りラッセルになるかも。 |
深い樹林の間から妙高山 |
過去の日記はこちら ⇒ 2006年1月 2008年1月 |
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黒姫山東尾根E |
ロケーション 体力度 難易度  |
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黒姫山でもっともメジャーなルート。北東面に比べると樹間はほどよく空いており、スムーズにスキー場に戻ることができる。野尻湖を見降ろしながらパウダーを満喫しよう!
リフト2本でそこから歩き。閉鎖中のゲレンデを登る。雪が良いとここを滑りたくなる。パウダー率が高いだけに、ラッセルも深い。ただ、入る人が多いので、たいてはトレースがある。先頭に追い付いたら交替でラッセル。外輪山に登りつき、1つめのピークから滑り出す。夏道の付いている尾根の一つ北の尾根だ。
とにかく1396mの台地を目指して滑る。野尻湖に向かって滑るとピッタリだ。雪は深いが、斜度があるのでちょうどよい。1396mからまた急な斜面を滑ると、自然にスキー場に出る。 |
大人数で深雪をラッセル |
過去の日記はこちら ⇒ 2004年1月 2003年2月 |
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黒姫山南西面F |
ロケーション 体力度 難易度 |
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深雪パウダーの黒姫山にあって、この南西面だけは違う山のようだ。南西面なので日当たりが良く、しかも生えてるのが灌木。したがって、雪は不安定でパウダーは期待できない。春先にのんびりと来るのがいいかも。
アプローチは戸隠大橋から。林道の分岐を黒姫山方面に折れ、あとはずっと尾根通しで外輪山の西端ピークとのコルに出る。これ以上登っても、ややこしいだけで意味はない。
滑り出しはフォールライン沿いに滑ればいいが、1619mくらいまでに夏道の尾根に戻った方がよいような・・・。そのまま滑って行ったら、なんだかややこしくなってしまったので。素直に登ってきたルートを滑った方が、スッキリするはず。 |
黒姫山の夏道のある尾根 |
過去の日記はこちら ⇒ 2008年2月 |
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