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8m滝上の45m2段滝 |
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八海山の眺めがいい |
並び滝の左側を進む。はじめの8mだけ巻いて沢に戻る。その先の2段45mは細かく登っていくことになるが、1ヶ所2m少々の側壁に手を焼く。30分くらい遊んでたのかなあ・・・。結局はこーちゃんに肩の上に立ってもらって、ボクも立ち上がって無理やり越えた。こーちゃんに引っ張り上げてもらう時に、全体重が肋骨にかかってしまい、ゴリッと鈍い感覚が・・・。
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2段45mの最上部 |
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同左 |
沢が左に曲がるとゴルジュに。でも、ここには滝はなく岩がゴロゴロ。運ばれた岩は全部ここに溜まるようになっているんでしょう。ここを通過した岩は本流までマッシグラ。滝沢で数少ない普通に歩ける区間だったかも・・・。
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どんどん滝が続くもんで何が何やら・・・ |
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左に曲がるとゴルジュに |
まっすぐは支流で、本流は右から滝で出合う。4m滝。その先はトイ状の2連発になっている。なかなか渓相の良いところだ。左から小さく巻きながら越えて行ったんだったっけ・・・?なんだか滝ばかりで、写真を見ただけではどうやって抜けたのか思い出せない。
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15m2段トイ状と手前の4m |
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15m2段を真下から |
しばらくでまた谷が左に曲がり、また岩が溜まる区間に。こちらもまっすぐは支流で、本流は右から滝で出合う。さっきのところとそっくりな地形。ただ、この出合いの5mくらいの滝にてこずる。水流左に取り付くも、最後の3手が恐い。多分行けたと思うけど、怖かったのでやめといた。少し支流を登って高巻きに入るルートを検討するけど、なかなかいい場所がない。結局浅い草付きのルンゼ状を登り、沢の方にトラバースするが、沢はすごい連瀑になっていて、すっと上まで滝が続いている。細い谷を渡り、本流に近づくが、まだ連瀑帯の中。さらに上を目指す。灌木は生えているものの、傾斜が急で行き詰まりかけてはルート修正の繰り返しだった。モンキーしまくりで、さっきの肋骨が悲鳴を上げる。最終的に奥の二俣まで滝2つを残すところまでの大高巻き。まあ、高度的に無駄はないけど、くたびれた。
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2回目の左折後はまたゴルジュ |
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左のゴルジュに右から入る本流 |
大高巻きをした後の祭りだけど、入口の滝をなんとか登ってれば、局面は変わっていただろうなあ・・・。水流右も試してみるとか・・。それを抜けていたら、連瀑帯は直登はできなかったかもしれないけど、少なくとも水流の近くにいれたと思う。やっぱり登攀系の沢に来るにはテンション低かったし、肋骨が痛・・・い。しかし、滝の大半は高巻き。頑張ればもう少し直登できるんだろうけど、もう少し楽しく登れる滝があってほしかったなあ・・・が正直なところ。
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二俣手前の滝 |
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同左 核心は終わった |
巻き終わったところから2つ滝を越したら、2:1の二俣に。すでに源頭の雰囲気。・・・というか、二俣の先でいきなり水が涸れてしまった。さあ、あとは詰めだ。やっと時間が計算できる感じに。でも、疲れたので足取りは重い。黙々と地道に登る。沢形がなくなるとヤブに突入。区間的には短かかったけど、1ヶ所急になっているところで立ち往生。垂直に近いところを灌木両手に這い上がるのだが、肋骨が痛くて体を上げ切れない。何度も力尽きて滑った。15分くらいやってたような・・・。泣きそうになりながらクリアし、こーちゃん待つ登山道へ倒れ込むようにゴール。
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同右上 |
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2:1の二俣を左に進むとツメの段階へ |
登山道に出てヤッターというより、痛みから解放されてホッとした気持ちが強かった。昨年の腰痛のブサの裏沢と似た気分。この時は1週間仕事できなかったからなあ・・・。沢登りを楽しむというよりも、痛みとの闘いといった感じだった。途中からこーちゃんにずっとトップで行ってもらったこともあって、後半はとくに記憶が薄いなあ・・・。モンキーが辛かった記憶ばかり。
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魚沼の平を望む |
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中ノ岳の山頂は雲 |
下山は痛くなくてひと安心。滑りやすい登山道で気が抜けなかったが、越後三山の独特の山容を楽しみながら下山できた。高いところで2000mそこそこなのに山が立派。このエリア、沢もそうだけど、もっと歩きで来てみたいと思う。八海山くらい早く登っておかないと・・・。駒ヶ岳と中ノ岳には登ってるけど、もっと深く入ってみたいところ。
このエリアはちょうど温泉の不毛地帯。知らないだけかもしれないけど・・・。今回ダメモトで行ってみた新浦佐温泉のたもん荘。旅館のお風呂なんだが、旅館のイメージよりも立派な風呂で、おばさんの愛想もいいし、500円と手頃。まあ普通の風呂といえばそれまでだが、沢の後には必要にして十分といったところでしょう。
翌日は左腕が上がらなくなってしまった。左腕1本でぶら下がってしまった時、筋でも伸ばしてしまったのだろう。2日経っても肋骨が痛いので試しに病院に行ってみたら、やっぱり肋骨が折れていた。骨の折れる沢でした。