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男山(1851m)&天狗山(1882m)



 山域  長野県 東信地方(八ヶ岳の東側)  
 行程  馬越峠⇒天狗山⇒男山⇒天狗山⇒馬越峠
 山行日時  2005年11月20日(日)
 天気  雲ひとつない快晴!
 登山形態  ハイキング
 メンバー  T世
 温泉  南相木村 滝見の湯(350円)





馬越峠への道中より天狗山を
もともとこの日は八ヶ岳の展望目当てで御座山(おぐらさん)に登る予定だった。御座山に登るルートはたくさんあり、前日の夜、どこから登ろうかと地図を開いていた。そうしたところ、八ヶ岳にもっと近い山を発見!男山だ。

初めて聞いた山だったが、ネットで検索してみると意外にもたくさんヒットする。有名な山に違いない!う〜ん、これは男山に登るしかなかろう・・・。ついでに同じ尾根上にある天狗山にも登ることに。こちらは信州百名山にも選ばれている。下界から見ても特異な山容のこの2つの山はよく分かる。川上村の北に連なる岩山が男山〜天狗山だ。

今日は弱い冬型の気圧配置。となると、八ヶ岳周辺はスカッ晴れ!そのぶん冷え込みはきつく、ウチを出る時の車の温度計は−5℃。野辺山や川上村は−8℃だった。登山口である南相木村の立原キャンプ場を目指し、途中の馬越峠に差し掛かる。ここから登ったらずっと尾根通しで気持ち良さそう。ってことで、あっさり登山口をこちらに変更。

馬越峠(7:40)⇒天狗山(8:25〜35)⇒男山(10:05〜11:00)⇒天狗山(12:20〜30)⇒馬越峠(13:50)

キンキンに冷え込んだ中、この秋一番の厚着で出発。出発する時に八王子ナンバーのおじさんが1名ここに到着。天狗山だけを登ったのか、これ以降出会うことはなかった。ものの5分くらいで稜線に出る。反対側には登るはずだった御座山が見えた。稜線の北側は日陰で、しかも風が吹いてくるのでメチャクチャ寒かった。稜線は時折岩場混じりとなり、なかなか明るく気持ちが良かった。アップダウンの小さい稜線が一気に急勾配に。それを登り切ったところが天狗山。

天狗山山頂  男山と八ヶ岳
天狗山山頂より御座山

天狗山の山頂は360度の大展望。北に御座山や浅間山、南に奥秩父、南アルプス、東には馴染みのない山々、そして西にはメインの八ヶ岳が男山の先に広がっていた。北アルプスのある方向は雲が多そうだ。まだ雪が続いているのか・・・?とりあえず、天狗山の山頂はまた来ることになる(登らなくてもよいことがあとで判明)ので、先を急ぐことにして出発。

眼下にビラージュゴルフ場
中間部はカラマツ林の明るい尾根
もうすぐ男山

天狗山からは急降下。急すぎて下るルートが見えない。いったん左に回り込みながら高度を落としていく。残置ロープのお世話になりながらコルまで下る。これをまた登り返さないといけない(登らなくてもよいと後で判明)と思うとゾッとした。コルは半分下界に下りたような感じ。山麓のゴルフ場がすぐ下にある。ゴルフを楽しんでいる人たちがよく見えた。

振り返ると天狗山
富士山と瑞牆山
しおれたシャクナゲがいっぱいあった

天狗山の急降下のあと、稜線はなだらかとなる。カラマツ林の気分の良い道が続いた。里山だけあって、枝道が多い。帰りに間違わないように確認しながら進む。2つほど小ピークを越し、最後に急登を登り切るとそこが男山山頂だった。なかなかドラマチックな山頂への出方だった。これまで男山に隠れて見えなかった八ヶ岳がドカ〜ンと現れる。間に障害物のない、まったくもってドカ〜ン!である。

男山山頂  野辺山越しの八ヶ岳
男山山頂  野辺山高原と遠くは南アルプス

山頂は観客ゼロ。北斜面は冷え冷えだったが、男山の山頂は太陽が降り注ぎ、風もなくポカポカ。今日は寒くて飲めないかなと思っていたビールだが、柿の種をツマミにどんどんはかどる。そうこうしているうちに群馬からのおじさん1名到着。山頂に着くなり、しきりにシャッターを切りまくっていた。ボチボチここを出ようかと思っていた頃、続々と15名の団体様が・・・。静かだった山頂がいっぺんに賑やかになった。

男山山頂  歩いてきた縦走路と天狗山
男山山頂  北八ヶ岳の裾野と遠くは佐久平

来た道を引き返す。天狗山の急登の始まりに、左側を巻くようなしっかりした踏み跡があった。天狗山に登る道よりもずっとしっかりした道。様子を見にしばらく進んでみるが、どこに出るかわからなかったので、やっぱり来た道を戻ることにし、すこぶる急な道を登って再び天狗山へ。天狗山から馬越峠に降りる時、岩に“近道”と薄汚い字で書いてあった。そちらに進むと、どんどんと下っていってしまう。どうみても馬越峠への近道とは思えない。でも、怖いもの見たさでしばらく下ってしまった。100m以上下ってから登り返すハメに。30分のロスタイムで馬越峠に帰還。ハイキングとはいえ、ちゃんと下調べしとかないといけないな。ちゃんと地図を見てないといけないな。とくに地図にない枝道の多い里山は・・・。車の温度計は−2度を差している。一番気温の上がる時間なのに・・・。


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