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男山(1851m)&天狗山(1882m)
今日は弱い冬型の気圧配置。となると、八ヶ岳周辺はスカッ晴れ!そのぶん冷え込みはきつく、ウチを出る時の車の温度計は−5℃。野辺山や川上村は−8℃だった。登山口である南相木村の立原キャンプ場を目指し、途中の馬越峠に差し掛かる。ここから登ったらずっと尾根通しで気持ち良さそう。ってことで、あっさり登山口をこちらに変更。
キンキンに冷え込んだ中、この秋一番の厚着で出発。出発する時に八王子ナンバーのおじさんが1名ここに到着。天狗山だけを登ったのか、これ以降出会うことはなかった。ものの5分くらいで稜線に出る。反対側には登るはずだった御座山が見えた。稜線の北側は日陰で、しかも風が吹いてくるのでメチャクチャ寒かった。稜線は時折岩場混じりとなり、なかなか明るく気持ちが良かった。アップダウンの小さい稜線が一気に急勾配に。それを登り切ったところが天狗山。
天狗山の山頂は360度の大展望。北に御座山や浅間山、南に奥秩父、南アルプス、東には馴染みのない山々、そして西にはメインの八ヶ岳が男山の先に広がっていた。北アルプスのある方向は雲が多そうだ。まだ雪が続いているのか・・・?とりあえず、天狗山の山頂はまた来ることになる(登らなくてもよいことがあとで判明)ので、先を急ぐことにして出発。
天狗山からは急降下。急すぎて下るルートが見えない。いったん左に回り込みながら高度を落としていく。残置ロープのお世話になりながらコルまで下る。これをまた登り返さないといけない(登らなくてもよいと後で判明)と思うとゾッとした。コルは半分下界に下りたような感じ。山麓のゴルフ場がすぐ下にある。ゴルフを楽しんでいる人たちがよく見えた。
天狗山の急降下のあと、稜線はなだらかとなる。カラマツ林の気分の良い道が続いた。里山だけあって、枝道が多い。帰りに間違わないように確認しながら進む。2つほど小ピークを越し、最後に急登を登り切るとそこが男山山頂だった。なかなかドラマチックな山頂への出方だった。これまで男山に隠れて見えなかった八ヶ岳がドカ〜ンと現れる。間に障害物のない、まったくもってドカ〜ン!である。
山頂は観客ゼロ。北斜面は冷え冷えだったが、男山の山頂は太陽が降り注ぎ、風もなくポカポカ。今日は寒くて飲めないかなと思っていたビールだが、柿の種をツマミにどんどんはかどる。そうこうしているうちに群馬からのおじさん1名到着。山頂に着くなり、しきりにシャッターを切りまくっていた。ボチボチここを出ようかと思っていた頃、続々と15名の団体様が・・・。静かだった山頂がいっぺんに賑やかになった。
来た道を引き返す。天狗山の急登の始まりに、左側を巻くようなしっかりした踏み跡があった。天狗山に登る道よりもずっとしっかりした道。様子を見にしばらく進んでみるが、どこに出るかわからなかったので、やっぱり来た道を戻ることにし、すこぶる急な道を登って再び天狗山へ。天狗山から馬越峠に降りる時、岩に“近道”と薄汚い字で書いてあった。そちらに進むと、どんどんと下っていってしまう。どうみても馬越峠への近道とは思えない。でも、怖いもの見たさでしばらく下ってしまった。100m以上下ってから登り返すハメに。30分のロスタイムで馬越峠に帰還。ハイキングとはいえ、ちゃんと下調べしとかないといけないな。ちゃんと地図を見てないといけないな。とくに地図にない枝道の多い里山は・・・。車の温度計は−2度を差している。一番気温の上がる時間なのに・・・。
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