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雨飾山 梶原新湯より− 梶原新湯からのルートは小谷温泉側とちがって静かな山旅が楽しめます −
この半年はスキーに明け暮れていた。半年振りの登山靴での山登りは、H口家の企画に乗っかっての梶原新湯からの雨飾山。小谷温泉側からは何度か登っているが、こちら側からはお初となるので楽しみだ。H口家企画は初日に雨飾山に登り、下山したあとは梶原温泉に浸かってその後宴会。その晩はキャンプして、翌日解散するというもの。フル参加したいところだったが、あいにく次の日は朝から地区の草刈・・・。宴会の途中までの参加ということになりそうだ。
4時半に起きて、5時40分に大町駅でみなさんと合流し、雨飾山へと向かう。小谷温泉だったら近いけど、梶原新湯はいったん糸魚川の市街手前まで行って、そのあと戻るように雨飾山のふもとに向かう。時間的にも距離的にも遠くはないが、もったいなく感じる。心配された天気だったが、運良く梅雨の晴れ間にぶつかったようで、登山口付近では雲は多いものの概ね晴れ。楽しみ楽しみ!
駐車場から秘湯雨飾温泉の梶原新湯の前を通り、登山口へと入っていく。久しぶりの登山靴での歩きでペースがつかめないが、先頭を歩くN隊長のゆっくりとした歩調になじむ。前半はちょっと湿っぽくて暗めの道。ゆっくりしたペースなのに、汗が吹き出てくる。N隊長が花が咲いている度に立ち止まって教えてくれるものの、どうも花の名前も姿もインプットされにくい脳みそをしているようだ。
しばらくで鳥居尾根と書かれた看板のところに出る。これで暑さともおさらばと思いきや、この尾根は小さくて急。風が吹きぬけるようなことはなく、延々と汗の吹き出る急登が続いた。展望もそれほど効かない。左後に頚城駒ヶ岳から鬼ヶ面山、鋸岳と続く険しい山並みと、右手にあるでかい尾根にそれ以上の視界は遮られていた。その間に挟まれた根知川は、海川ほどではないにしろ、かなり深くえぐられた谷だ。スキーの可能性はないかな・・・?
1550mくらいでやっと雪渓の取り付きとなる。この平坦地は雪がなくなると中ノ池という池になるようだ。雪渓登りになってKさんに先頭交替。ステップを切ってくれたので、後はとても楽チンに登ることができた。標高差で約300mほど雪渓は続き、雪がきれるとほどなく笹平に到着。小谷温泉から登ってくる人たちで、とたんに賑やかな山に変身。
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