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ピラタスから北横岳&雨池






左奥の白い山々=中央アルプス 右端の白い山=御岳


 山域  北八ヶ岳 北横岳  
 行程  ピラタス山麓駅⇒山頂駅⇒北横岳⇒雨池⇒山頂池⇒山麓駅
 山行日時  2006年11月22(水)
 天気  晴れのち曇り  
 登山形態  ハイキング
 メンバー  H口、K條、T世
 温泉  



今日はのんびりハイキング。ピラタスから北横岳、雨池を周ってきた。天気もまあまあ良くて、南アルプス、中央アルプス、御岳、乗鞍、北アルプスを遠くに見ながらの北横岳初登頂。また、K條さんとは初ご一緒。ガチガチに凍った登山道に苦労したり、ロープウェイ代をケチって足で稼いだりと、“のんびり”ばかりでもなかったが・・・。

ピラタススキー場(7:30)⇒ロープウェイ山頂駅(9:00〜10)⇒北横岳ヒュッテ(9:50〜10:05)⇒北横岳(10:20〜45)⇒縞枯山荘(11:55)⇒雨池(12:50〜13:20)⇒ロープウェイ山頂駅(14:15〜25)⇒スキー場(15:25)

集合場所の塩尻までは30キロ近くの道のり。八ヶ岳まで90キロくらいなので、すでにもう3分の1。家から塩尻峠まではずっと霧の中だった。ってことは、上は晴れている・・・?塩尻峠からは真っ白になった八ヶ岳、富士山、南アルプスが諏訪湖越しに。しめしめ・・・。

スキー場から少し登ると
ゲレンデ越しの蓼科山
ゲレンデ越しの北横岳

ピラタススキー場のゲレンデ脇を登り始める。ロープウェイの下を登るのはつまらないだろうなあ・・・と思っていたが、少し登ると後の景色が開ける。御岳が近くて大きい!白くなった甲斐駒と北岳の迫力は満点!乗鞍岳もスキーできそうな白さだ。上の方だけだが。中腹まで登ってやっとロープウェイが動き始めた(試運転か?)。最初はダラダラだったが、稜線近くなると傾斜が増していった。

坪庭には少しだけ霧氷が
坪庭とロープウェイ山頂駅
坪庭と北横岳

前日、前々日と冷たい雨が降った。とくに前々日は松本でも昼間6度くらい。どのくらいの高さから雪なのか楽しみだったが、期待に反してだいぶ高いところまで雨だったようだ。ロープウェイの山頂駅直下からやっと雪が出始める程度。標高にして2200mくらいから上が雪だったようだ。単純に下界の気温だけでは、雨と雪の境目は割り出せないようだ。上空の気温とかが重要なんだろうなあ・・・。そんなわけで、このあたりに降ったのはシャビシャビのシャーベット雪だったと推測される。したがって、これが冷えたらカチンコチン。ところどころ登山道はカチンコチンに凍っていた。

北横岳ヒュッテにて
北横岳直下の霧氷
南峰から北峰へ

始発のロープウェイはまだのようで、お客さんはいない。ロープウェイを降りたところは“坪庭”と呼ばれるところ。ここは2回目だが、前に来たのはクロカンで2月。当然雪に埋まっていた。雪のない今は、岩(溶岩かなあ?)と背の低い針葉樹でできた庭園風で、なかなか面白い景色だった。木々にはビッシリではないが霧氷のオマケも付いていた。坪庭からは時々凍った急坂を登り北横岳ヒュッテへ。このヒュッテは馬肉のすき焼きが出るらしい(かなり昔の話だが)。

山頂から浅間山
山頂から蓼科山
縞枯山荘

山頂は360度の大パノラマ!印象的だったのは蓼科山。下から見たり、離れたところから見ると立派で、孤高の独立峰という印象があるが、ここから見るとなんだかショボイ。高さがほとんど同じで、隣にあるただのお椀を伏せたような山だ。逆に目を引いたのは浅間山。湯ノ丸あたりから続く樹林帯の山並みの中で、唯一木の生えていない浅間山だけに雪が目立っていた。他には、北アルプスの隣に火打山と焼山も白く存在感をアピール。そうそう、北横岳は初登頂なのだ。北ヤツも天狗岳あたりは何度か足を運んだが、北ヤツ北部は手薄なのである。蓼科山から麦草峠までは、途切れ途切れ状態だ。いつかは繋げなければ・・・。

水が少ない雨池
けっこう寒かった山頂を後にして、次に目指すは雨池。三ツ岳経由の道もあったが、険しいらしく、H口リーダーは回避。縞枯山荘を通り過ぎ、おいおい・・・というほど下ったら林道に出た。林道をしばらく歩いてからさらに下り、やっとこさ雨池に到着。

雨池も初お目見え。水が少ない・・・。夏場は満々と水を湛えているらしいが・・・。帰りが登りというのはかったるい。坪庭付近の霧氷は全部融けてなくなっていた。最後のゲレンデ横の下りもかったるかった。どんな山でも最後はかったるい。最後が楽しいのはスキーだけだな。いつの間にか空は全面曇りとなっていた。

今日は節約山行だったな。八ヶ岳までの道のりは行きも帰りも下道。アプローチのロープウェイも往復乗らずに足で稼ぎ、下山後の温泉もなし。行動食もさつま芋をふかしたヤツと食パン1枚。あとは水道水を飲んでいれば完璧だったが、水分は冷蔵庫に在庫であったコーヒー牛乳。北海道帰りの貧乏人にはうってつけの山でした。他のメンバーの皆様、ご協力ありがとうございました。



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