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白髪山から三嶺(みうね)






三嶺の頂稜


 山域  四国 徳島・高知県境  
 行程  白髪山⇒三嶺⇒白髪山
 山行日時  2006年10月21(土)
 天気  晴れ時々曇り
 登山形態  ハイキング
 メンバー  コンパス一万尺クラブご一行様(6名) T世
 温泉  龍河温泉




実家のある島根に帰るついで(にしては大回りだが)四国の三嶺に登ってきた。よくお世話になっている松山の「コンパス一万尺クラブ」の例会山行にずーずーしくも便乗。四国の山といえば石鎚山、そして剣山ってとこだが、真のナンバー1はこの三嶺だという人も少なくないらしい。なるほど登ってみるとそれもうなづける。奥深さ、大きさは小さな四国からは想像できないものだった。

白髪山登山口(8:55)⇒白髪山(9:40)⇒カヤハゲ(11:00)⇒三嶺(12:10〜13:25)⇒登山口(16:00)

三嶺は徳島側から登るのが一般的のようだが、今回は高知県側の白髪山からのアプローチ。アプローチはアプローチでも、登山口までのアプローチが今回の核心だったかも・・・。前日は淡路島の南端にある南淡路島PAで車中泊。まあ3時間そこそこで着くだろうと思っていた。ところが、朝4時前に出たにもかかわらず、登山口に着いたのは8時半頃。距離の割りに進んでいかない山道を走ること数時間。別府峡の林道が通行止めになっていたのも痛かった。とにかく四国は小さいわりに山深い。

白髪山への登り
白髪山よりカヤハゲと三嶺
マユミ?

さぞかしお待たせしているかと思いきや、一万尺ご一行様も少し前に着いたところだった。急いで準備をして出発。今日は一万尺ご一行様が6名にウチ2名で8名の大所帯。白髪山まではちょっとの距離だが、階段状になっていて足にやさしくない。また、10月下旬とは思えない陽気に汗が顔をしたたる。9月上旬の北海道⇒10月上旬の信州⇒10月下旬の四国と、だんだんと暖かくなっていってるようだ。

三嶺とカヤハゲのコルあたり
三嶺から天狗塚へと続く稜線

白髪山に立つと三嶺がえらい遠くに大きな壁のようになって座っている。まだまだ遠いなあ・・・。というか、まだ少ししか歩いてないから当たり前。空は全部晴れて真っ青だが、剣山のほうの高いところには雲がある。はじめは三嶺にもかかっていたが、だいぶ取れてきたようだ。いったん下って剣山への縦走路の分岐、そしてまた下って登ってカヤハゲ、その次にやっと三嶺となる。行きはよいよい、帰りはウンザリのパターンだ。

三嶺最後の登り
この岩には名前があるのか・・・?

紅葉のほうはほぼ終わっているだんろうけど、どのあたりが見頃なのかはわからない。このあたりの山はほとんどが笹に覆われていて、広葉樹はあまり生えていないのだ。時々生えている広葉樹がところどころ赤く染まっていて、一面紅葉とはまた違った趣がある。

三嶺南斜面
もうすぐ三嶺山頂

三嶺に近づいてくるにつれて、迫力のほうも増してくる。笹の斜面に白い岩と、赤紫に染まったコメツツジといわれる低木が印象的だ。空の青さがまたいいんだわ。本州、とくに信州あたりには見られない雰囲気だ。雪がたくさん積もったら素晴らしいスキーフィールドになりそうだが、あいにく四国ではそこまで積もりそうにはない。

三嶺から西の山並み
三嶺の東側と小屋

三嶺山頂はあふれそうなくらいの人。決して狭い山頂ではないが、狭く感じてしまうほどだ。なるほど人気の山だということを実感。西を見れば三角錐の天狗塚まで続く、興味をそそるたおやかな稜線。この稜線はいずれ歩いてみたい。東には三嶺小屋までの頂稜と谷を隔てて剣山と次郎笈が。剣山から三嶺までの縦走も快適そうだ。

山頂はダダゴミ
登山案内犬
三嶺からの下りにて

山頂では大休止。天気が良くて風もほとんどない。10月にこんなにのんびりできる山頂も珍しい。山頂に犬が登ってきた。首輪はしているが、どうも飼い主はいないみたいだ。どこから登ってきたのだろう・・・?あちこちでエサをねだっては食べていた。ブサイクだけど愛嬌はたっぷり。記念写真にも潜りこんでいた。

カヤハゲあたりから三嶺を振り返る
さて、そろそろ戻ろうか・・・。少し降りたところでさっきの登山犬が追い越していった。そのあとは、ずっとボクたちを先導してくれるかのように前を歩く。分岐ではちゃんと待っているし。何者だ・・・この犬は。結局は登山口まで降りて、そのあとしばらくでどこかに消えた。また三嶺にでも登ったのかなあ・・・?

帰りはさすがにだるい。登り返しが3つ。うんざりするところだが、8人でわいわいがやがやしゃべりながら歩いていたらあっという間。今日はあとになるほど天気が良くなって、遅めの出発が功を奏した形に。駐車場でコンパスご一行様とはお別れした。みなさん、お世話になりました。

うんざりする林道を戻ってお風呂探し。ガイドを持ってないだけに苦労。高くても探すよりも安いだろうと、龍河洞の手前にある龍河温泉に入った。高いうえにしょぼい風呂でぼったくりだったが、汗は流せたのでよしとしよう。温泉のあとは夕飯。通りがかりのうどん屋に入ったが、これもぼったくり。オマケに明日予定の讃岐うどんツアーのガイド本を店に忘れてきた。今日は山以外は踏んだり蹴ったりだ。今晩は南国市の道の駅で寝た。

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