参考文献は登山大系。遡行図では西横川の半分以下の滝マーク。ゴーロ滝中心で高度を上げていくのかなあ・・・と思っていたが、遡行図には載っていない滝がどんどん出てくる。見た目もいいし、滝登りも楽しい。滝のしぶきを浴びながら登る場面も多く、まさに真夏の沢登り。上部に崩落跡があり、そのおかげで荒れたゴーロや倒木が目立つ部分もあるが、退屈になることはなかった。
快適!快適!
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こんな感じの滝が多かった
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楽しい滝登り
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二俣(沢が屈曲するところ)の下で3人組に追いついた。マイナーと思われる東横川で他パーティーに会うなんて・・・。二俣から先も遡行図に載っていない滝が連続。遡行図の滝と現物の照合が難しい。こんなことならメモを取りながら歩くんだった。とはいっても、ペンもメモ用紙も持ってないのだが・・・。
さて、下山。選択肢は2つ。千畳敷からロープウェイで下山するか、北御所登山道で下山するか・・・。一長一短とはまさにこのこと。ロープウェイは楽だけど、金がかかるし、梅雨明けしょっぱなの週末ということで、大混雑は必至。朝の出発前に聞いたところ、2,3時間待ちになるのでは・・・?とのこと。登山道での下山タイムは3時間と見積もった。ならば、どちらも下山時間は同じだなあ・・・。遡行4時間で下山3時間は割りに合わないか・・・。目くそ鼻くそ、五十歩百歩・・・。靴を履き替え、下山開始直前まで決めかねていたが、結局は貧乏金無し、登山道で下ることにした。
長谷部新道は西横川から千畳敷までは歩いたことがある。廃道ということで整備はされてないが、荒れてるというほどでもなかった。しかし、東横川から先はせいぜい踏み跡程度。急斜面のトラバースでは足元を取られることしばしば。挙句の果てに踏み跡は錯綜しだして、なにがなんだか・・・。ま、トラバースを続けていたら、いつかは登山道に当たるはずなので、深刻なことにはならないから安心なのだが。なんだかんだで、登山道に出るまで1時間を要してしまった。北御所登山道は整備の行き届いた登山道。沢の下山にはありがたい。最後の林道はうんざりモードになるが、そこはしゃべりでごまかした。北御所登山口のバス停からバスに乗り、菅の台の駐車場に戻っておしまい。
どこも温泉は混んでいた。芋荒い状態は勘弁だ。対岸の駒雪荘は穴場だが、ここも穴場にしては混んでいたのかも・・・?そして、駒ヶ根ということでソースカツ丼を食う。普段は卵とじしか食わないが、どこもかしこも「ソースカツ丼」の幟が立っているので、なんだかその気になってしまった。このあと飯田のこーちゃんと別れて、塩尻できよちゃんを降ろし、穂高へと戻る。