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木曽駒が岳&宝剣岳






 山域  中央アルプス 木曽駒ヶ岳  
 山行日時  2007年7月1日(日)
 天気  霧 午前中はたま〜に晴れ間も
 登山形態  ハイキング
 メンバー  U田、T世
 温泉  なし




沢登りデビュー2戦目のU田君には、とっても申し訳ないことをしてしまった・・・。ホントなら今日は木曽駒&宝剣ハイキングなんかではなく、沢登りの予定だったのだ。ところがどっこい、こともあろうに沢靴を忘れてしまったのである。あ〜〜〜情けない・・・。忘れ物といえば前科はある。冬山にヤッケを忘れたこと2度。冬のヤッケも致命的だが、沢の沢靴も致命的。やれやれ・・・。小学生の時には教科書を忘れて、グランド50周させられた記憶もある。

千畳敷(9:20)⇒宝剣山荘(9:50)⇒中岳(10:10〜20)⇒木曽駒ヶ岳(10:35〜11:40)⇒宝剣岳(12:15〜45)⇒千畳敷(13:10)

直前まで奥秩父の沢を考えていた。しかし、日帰りで遠いのはダルイなあ・・・、月曜の仕事も早いし・・・。ということで、急遽中央アルプスの東横川に変更。雪の残り具合の心配はあったが、近いに勝るものはナシ!残雪の様子見がてら中アの東横川に行くことにしたのだった。

沢靴を忘れたことに気付いたのは、バスに乗ってしらび平に着いた後。せめてバスに乗る前に気付けよぉ〜。重〜い空気の中、しばし呆然としていた。しかし、今となっては後の祭り。これからどうするか・・・。選択肢は4つ。@運動靴で沢を登る AT世さんとU田君の2人で沢に行ってもらう Bロープウェイに乗ってハイキング Cこのまま帰る

@Aは無理がある。CもアホらしいのでBに。Bに決めたものの、千畳敷の天気は曇りらしい。三ノ沢岳も考えたが、低モチベーションでは遠い。木曽駒と宝剣岳に登ることにした。ロープウェイの下には滝滝滝・・・の中御所谷。今年狙っているので、目が釘付けになってしまった。ただ、最狭部にはいやらしそうなスノーブリッジがかかり、千畳敷直下はまだ残雪がたくさんあった。東横川に行っていたとしても、雪渓処理には苦労したかもしれないな。・・・と思うことにしよう!実際にそんな気がする。千畳敷の直前で雲の上に出た。青空に残雪と岩と緑が映えている。

千畳敷のテラスより
左に同じく


千畳敷の積雪は60センチと表示してあった。どの部分が60センチなのかは定かではないが、この時期にしては雪が多いのは間違いなし。ど〜んと上から下まで滑ることはできないが、まだまだスキーは楽しめそう。雪質も上々!石は多いが・・・。稜線からつながっているルンゼも数本あった。5月以降で行く場所に困った時にはいいかも。

雪の中歩き始める
見えるのはロープウェイの駅
中間あたりより見下ろす

登山道の入り口には“アイゼン、ピッケル必携”の看板が。確かに稜線直下は傾斜がきつそうに見える。この前買ったばっかりのモントレール(トレイルランニングシューズ:沢の下山用に持ってきた)では厳しいか・・・?まあ、これだけの人が登っているんだから、立派な階段ができているはずだ。濡れるだろうけど・・・。

宝剣岳の岩峰
稜線に向かって


30分ほどの登りで宝剣山荘の建つ稜線に出た。黒川の源頭も残雪がしっかりある。斜度はメローで手頃。晴れていたのにガスがかかってきた・・・。中岳からは辛うじて木曽駒山頂と、雲の切れ間に宝剣岳が時々見える程度の展望だ。久しぶりの中ア主稜線だったのに残念無念・・・。山バッジコレクターのシェルパ氏はバッジを買うために頂上木曽山荘へ。たつの家はゆっくりと木曽駒山頂へと向かった。

中岳からの木曽駒ヶ岳
中岳からの宝剣岳


残念ながら木曽駒の山頂も視界はよろしくない。空木や三ノ沢岳方面は全くもって見えない。なんとか細尾沢(これも今年登るつもり)の源頭部のガスが取れ、詰めのルートがなんとなく把握できたかな。しばらくでシェルパ氏と合流。しばらくして宝剣岳に向かった。宝剣山荘でシェルパ氏は宝剣岳のバッジをゲット!さっきのは木曽駒。靴を忘れてご迷惑をお掛けしたが、シェルパ氏がバッジをゲットできたことがせめてもの救いであった。帳消しになるには程遠いが・・・。

宝剣岳でのわたし
同じくT世さん
宝剣山荘からはあっけなく宝剣岳へ。宝剣岳は3回目だけど、こんなにあっさりだったかなあ・・?山頂の岩峰は順番待ち。前に来た時は登ったかどうかも記憶がないので、登っておくことにした。余裕だ!ガスで高度感がないので恐怖感はない。

あとは極楽平まで縦走して下山だ。しばらく下ると見覚えのある景色。さっき通った所だ・・・。通り抜けのつもりが、来た道を引き返していた。ガスで視界がないとはいえ、180度間違えるとは・・・。今日はボケボケの1日。登り返す気もないので、このまま下山することに。


千畳敷への下りはグリセードを楽しむ。モントレールの滑走性能は抜群だが、安定感は低い。防水もゼロなので、すぐにグチョグチョになってしまった。せめてストックでも持ってれば、もっと快適滑降できたのに・・・。でも楽しかった。今シーズンの滑り納めであった。ロープウェイは順番待ちなし。この時期は日曜といえどもガラガラだ。下りも中御所谷に目が釘付け。素晴らしい連瀑だ。ますます行きたくなった!




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