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表妙義 縦走


高度感ありあり・・・屈指の難ルートを縦走!


裏妙義と浅間山

 エリア  群馬 妙義山  
 山行日  2008年11月29日(土)
 ジャンル  ハイキング
 天気  晴れ!
 メンバー  Sパ、S爺
 温泉  妙義ふれあいプラザ もみじの湯(500円)


上信越道や国道18号は何度となく通っていて、そのたんびに妙義を見ては「おおおーっ!」と唸っていた。とくに、夜明け時に碓井バイパスから見下ろす妙義はまさにチャイナ系だ。そんな妙義だが、どれが表でどれが裏だとかはさっぱり・・・。ましてや、それを登ろうなんて発想はなかった。・・・というか、目が向いていなかったと言ったほうが正しいかも。そんな折、Sパ氏よりお誘いが・・・。面白そうなので乗っかることに。ガイド&地図ナシ、予習はネットで数十分。100%ビジターで臨むことに。

妙義神社登山口(7:25)⇒大の字(8:05〜20)⇒見晴(8:55)⇒天狗岩(10:00〜30)⇒相馬岳(10:55)⇒ばら尾根ピーク(12:00〜10)⇒鷹返し(12:55〜13:10)⇒第四石門(14:25〜14:50)⇒登山口(15:10)⇒道の駅(16:10)

5時に松本を出て、7時過ぎに妙義の道の駅に到着。遠くはないが近くもない・・・。これから挑むギザギザの妙義が、朝日を浴びていらっしゃい!と言っているようだ。参道を歩いて、神社を通り抜ける。杉林の中は日が当らず、暗くて寒い。急斜面をゴイゴイと登って行く。若い二人はガツガツと登るので、常に最後尾で写真を撮りながら、のんびりと登らせてもらった。途中でバテちゃいけないのでね・・・。

道の駅より
大の字の岩峰への登り

道の駅から40分ほどで、下からも見えていた「大の字」に。鎖の垂れ下った岩峰に「大」の看板(?)が立っていた。下界の眺めヨシ!これから登る妙義の主稜線も迫力満点!大の字からは傾斜がさらに増し、鎖完備の岩場が出始める。途中、奥の院に寄り道。

大の字とSの字
大の字より妙義の主稜線

連続する岩場を鎖に頼りながら登ると、一気に視界が開ける。「見晴」だ。読んで字の如く、見晴らし最高の場所。正直言って、妙義でこれだけの展望にありつけるとは思ってもみなかった。筆頭は雪をかぶって真っ白の浅間山。裏妙義の上に聳えているから、なおさら絵になる。あとは谷川岳かな。谷川岳も当然真っ白けで、なじみのない角度からの展望は新鮮。関東平野は逆光でしら〜っとしていた。

見晴台への登り
見晴台は絶景!

見晴からはいよいよ妙義の主稜線縦走。どんな困難が待ち受けているか楽しみ!・・・だったのであるが、意外と樹林の中の里山系の道が多い。ま、実際のところ、妙義のスカイラインはビッシリと木が生えている。その下が奇岩の絶壁になっているのだ。登山道がそのような場所を通る時に、鎖完備の立った岩場が出てくる・・・という感じ。

見晴台より
暖かそう  下は寒そう・・・

感じとしては戸隠に似てるなあ・・・。主稜線に登るまでが岩場の連続で厳しく、縦走になるとガッカリするような普通の道。戸隠は本当にガッカリしてしまった覚えがある。それに比べて妙義の方は、普通の道も多いけど、鎖がないと登ったり降りたりできない、手強い岩場が随所に出てくる。また、スッパリ切れ落ちた東側の高度感は戸隠をはるかに凌ぐ。浅間のある西側の展望も良いし。すでに葉っぱが落ちているのも好条件。夏は死ぬな・・・。

高度感バツグン!
こちらは天狗岩か・・・?

それにしても天狗岩だか天狗岳だかなんだかわからないが(ビジターのため)、東側がスッパリ切れ落ちていて、すごい景観だ。天狗岩で30分の中休止。日当たりが良くてポカポカ!いつまででも休憩していられる陽気だ。ところが日陰側に入ると、空気がキーンと冷えている。日当たりの悪い場所には、いつ降った雪だかわからないが、申し訳程度に雪が残っていた。

天狗岩からの下り  底がみえない・・・
表妙義の尾根は大半が里山系

相馬岳を越えると、稜線の高度が落ちる。この低い部分が茨尾根というのか?この低い区間、岩場はないくせに、細かいアップダウンはしっかりある。面白くないので余計に疲れる・・・。前の二人が早いので、余計に疲れる。写真を撮ると、そのぶん遅れてしまうし。S爺は足がつったというわりには早いし・・・。岩場があると楽しいし、休めるので楽なのだが・・・。ばら尾根ピークは展望ヨシ!さっきまでいた白雲山と、これから挑む金洞山が迫力満点!

ばら尾根ピークより  これから向かう金洞山
ばら尾根ピークより  さっきまでいた相馬岳
裏妙義とSの字
たしかに危険だった・・・

脅しのような看板を過ぎると、いよいよ本日の核心部、鷹返し(鷹戻し?)。離れたところから見てると、どっから登るの・・・?というような尖がりよう。実際に垂直に近い岩場の連続だった。ま、一般道ということで、鎖は完備。ただ、普通の一般道だったら、鎖は補助的に使うことになるが、ここは鎖に全面的につかまることが前提。登山者が多いんだろう、岩の出っ張りは丸く磨かれて滑りやすい。鎖がなかったら、相当に手強いクライミングになりそう。下りは当然懸垂以外は不可能・・・。

本日の核心  鷹返しへの登り
左に同じく
鷹返しからの下り
懸垂してるみたい

鷹戻しで休憩。これできついアップダウンもほぼ終わり・・・と思ったら、行く先にはまだ東岳、中之岳・・・とある。大きなアップダウンではないが、いい加減にしてほしかった。下を見ると、石門やら大砲岩やらに人が点々と見えた。下りも垂直に近い岩場を鎖につかまりながらの下り。腕力あるのみ!足で乗ることができないので、鎖にしがみつくしかないのだ。途中で力尽きたら落ちるしかない。そんなことを考えると、途中で休めるように簡易ハーネスを付けておいた方が無難に思えた。

写真が曲がってる?
眼下に金鶏山
白雲山方面
ろうそく岩?

中之岳と西岳のコルで、やっと稜線を離れて下山モード。東屋のある第四石門まではあっという間だった。あとは観光気分で遊歩道を回る。大砲岩だとかゆるぎ岩、胎内くぐり・・・等々の奇岩が散らばっていて、結構おもしろかった。あとは石門をくぐりながら車道に出る。

岩場は厳しいが休める場所も多い
第四石門
大砲岩(左)とゆるぎ岩(右)
胎内くぐりと白雲山

車道に出たら終了!・・・だったらよかったんだが、出発点の道の駅まで戻らなければいけない。ずっと下りなので、チャリデポは有効だ。まあ、歩いても1時間ほどなので、単独以外は歩いたほうがいいような気がする。けど、車道歩きはかったるかった・・・。

第二石門  わざわざ通る
第一石門  すぐ下は道路

表妙義縦走・・・
途中の低い部分にダルイものがある。縦走したから言えることだが、白雲山周遊と金洞山周遊に分けた方が、ギュッと詰まっていて効率的だ。縦走にこだわらなければだが・・・。あとは、西岳から先には興味があるので、次回はそっちに行ってみたい。道の駅至近のもみじの湯に浸かり、軽井沢でラーメン食って帰ったら9時過ぎ。明日は日曜日なので気楽だ!


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