山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE

山登りのページ 山登りのページ



雨引山 ハイキング


松川村の里山でゴミ拾いハイキング


あれに見えるは爺ヶ岳  いまだ種まき爺さんが健在です


 山域  信州 松川村  
 山行日時  2010年6月5日(土)
 天気  曇りのち時々晴れ
 登山形態  ハイキング(ゴミ拾い)
 メンバー  H口、K田、I上×2、Tぽん、A木
 温泉  穂高泉郷 ホテルアンビエント(840円) 高けぇ〜


6月1週目は労山系恒例の清掃登山。縛りの緩いわが山岳会だが、唯一といっていいくらい縛りのある山行きなのであります。行き先は二手に分かれ、梓川の金松寺山と松川の雨引山。金松寺山は何年か前にゴミ拾いで登ったので、今回は雨引山に登ることにした。雨引山チームは総勢7名。

登山口(8:55)⇒No.40鉄塔(9:15)⇒No.38鉄塔(10:05〜25)⇒熊ノ倉岩(10:30)⇒岩附五葉松(10:57)⇒峠分岐(11:10)⇒雨引山(11:35〜12:15)⇒峠分岐(12:27)⇒1回目の林道(12:35)⇒林道(13:00)⇒林道ゲート(13:30〜40)⇒登山口(13:50)

松川道の駅に集合し、馬羅尾のキャンプ場を越え、緩いヘアピンを曲がったところが雨引山の登山口。駐車スペースは3台分くらいと狭い。まあ、林道コースを下山ルートに使うなら、途中の林道にスペースは数ヵ所はあるので心配なし。天気は晴れるはずだったのに曇り。そのうち晴れてくるかや。

 
登山口 No.40鉄塔

登山口からいきなり急坂。No.40の鉄塔で一段落かと思ったら、その先も急坂が続く。ウォーミングアップ無しなので、最初はこたえる。しばらくで尾根に上がり傾斜が緩む。尾根道を辿ると次にNo.38鉄塔。ここでしばらくお休み。ワラビ採りにいそしむ人も。約1名準鉄塔マニアがいて、真下から写真を撮っていた。鉄塔の真下は体に良いか悪いかどっちかのような気がする。

 
尾根はわりと明るい No.38鉄塔

No.38鉄塔の先で一度林道に出る。林道というよりも、広めの遊歩道的な感じ。そして、すぐにまた山道へ。マメに標識が付けられてるので大丈夫だが、標識がなければ迷いそう。いかにも里山ってところだ。細かいアップダウンが多い。

 
熊ノ倉岩 熊ノ倉岩の下りはロープ完備

本日のメインテーマであるゴミ拾い。今どきの山にはゴミはほとんど落ちてないのが実情。過って落としてしまったアメの皮とかはあるだろうけど、故意に捨てられたゴミは少ないんでは。そんなわけで(ってこともないけど)、アンテナはゴミよりも山菜や花に敏感になってしまうのであります。まあ、この清掃登山自体が形式的なものなのですが・・・。

 
熊ノ倉岩から下を覗き込む 崩落地の通過

登山道は歩きやすい。北アルプスのようにガチガチに整備されてるわけではないけど、最低限の手入れが入っている。熊ノ倉岩の下りは、数少ない難所でロープがぶらさげてあった。しばらくで出てくる崩落地は、見た目きわどいけど、東側を巻くように道が付けられていて問題なし。

 
ツツジが赤くてきれい こっちは鹿島槍

ご近所さんである有明山が黒くて暗いイメージが強い。なので、この雨引山も同じようなイメージを持っていたが、意外や意外、針葉樹もあるけど、まずまず明るい雑木林が大半。植林もあるけど、それほど気にならない。青空も多くなってきて、ツツジの赤もアクセントになり、気分良く歩くことができた。

 
唐沢山  地形図ではこの山が雨引山になっている 左は伐採されてて視界良好

岩附五葉松を過ぎると下山道との分岐。この下がちょうど峠になっている。その先には唐沢山があるのだが、地形図ではこれが雨引山となっているのです。雨引山には唐沢山と書かれている。地形図を作製する際に入れ替わってしまったようだ。以降出版される地形図は修正されたものが発行されるようですね。

   
         
       

峠への分岐を過ぎると、西側が伐採されていて開ける。うまい具合に晴れてきて、正面には爺ヶ岳、左には餓鬼岳が見えてくる。明るい林をひと登りで、前方に鳥居が見えてきて、登山口から2時間40分で雨引山の山頂に到着。まあ、ゴミ拾ったりとのんびりだったので、普通に歩けば2時間ってとこでしょうか・・・。

 
餓鬼岳が見えてきた 山頂直下の明るい林

先客2名がいた。山頂にはベンチがある。ベンチは先客の物となっていたので、三角点を囲むように陣取った。真ん中にお菓子を広げてミニ宴会。ビールがちょっと足りなかったなあ・・。雨引山の山頂は東と北は開けている。松川村から大町にかけての安曇野の眺めヨシ!残念ながら西と南は展望ナシなので、せっかく近い餓鬼岳や有明山は見ることができない。爺ヶ岳はギリギリだった。

 
山頂直前にあった祠 山頂の鳥居
 
松川村を見下ろす 白い山が爺ヶ岳

帰りは林道ルートが主流になっている。山頂から10分チョイで峠道への分岐。そこから伐採跡に幼木が生えたと思われる斜面を下ると林道に。あとは林道歩きかと思ったら違って、再び山道に。林道をショートカットしている山道のようだ。途中少々湿っぽいところを通ったりして、再び林道に。

 
行きでは見えなかった有明山も見えてきた 後立山の方向

あとはずっと林道。日当たりの良いところにはタラの芽なんかがあったが、ほとんど収穫済みの木ばかり。すでにこのあたりは採り尽くされていいるようだった。この林道、2キロ以上あり、かなりカッタルイ。登ってきた登山道を戻るのがいいのか、この林道を通って帰った方がいいのか・・・?山道の方が飽きないだろうけど、林道を歩いた方が早いと思われる。

 
帰りの林道歩き 後立山の方向

下山後の温泉は松川村のすずむし荘が近い。普通に降りてきてればすずむし荘だったけど、ちょっとチンタラしすぎたかな・・・。今日はこのあとの予定が押してきている。これまた恒例の新人歓迎会。泉郷のコテージを借りての宴会だ。買い出しの時間があったので、風呂も入らず買い出しへと向かった。すべて終わって落ち着いてから、泉郷のホテルにある温泉に入った。840円もした。失敗。でもまあ仕方ない。今年も賑やかな宴会となったのでありました。

ちなみに、翌日はこれまた恒例となっております、大町の人工壁でのロープワーク等の講習。初心者対象なのですが、よい確認の場となるわけです。普段あまり使わない技術もあるわけで。毎年このイベントのある週が、スキーから夏山歩き&沢登りへの転換点となるのです。




山登りのページ 山登りのページ