恒例になりつつある大白沢での足慣らし＆沢体験＆講習。なんといっても近いのがありがたい。葛温泉のすぐ上で高瀬川に出合う沢で、ウチから４０分くらいで着きます。内容もショボ沢ではありません。対象になる部分は短いけど、短い中にアトラクションが凝縮されていて、講習系にはもってこいの沢なのです。たまには場所を変えようかとも考えますが、結局ここになってしまうのであります。今年の参加者は１０名。

こっちは鹿島槍		こっちは鹿島槍

当日は地区の草刈りで遅いスタート。確か去年もそうだったような・・・。１０時に松川に集まって、１１時すぎの入渓です。天気は曇りベースで時々太陽が照るという感じ。蒸し暑いので、まさに沢日和と言えそうです。沢に入るとすぐにウォータースライダーの滝。次にナメ滝が出てきて、流木の刺さる釜付きの滝。いつもは右から巻くけど、今日は全員水線突破。あっさりと登る人、何度も落ちて振り出しに戻る人、ドボンしても今日は寒くないのでドンドンいけます。突っ張りで抜ける樋状のナメ滝を抜けると、その先に大滝が出てきます。

こっちは鹿島槍		こっちは鹿島槍

この大滝が最初の講習ポイント。ロープを使って登ります。滝自体は簡単なのですが、講習には程よいスケール。１０人もいるので、１人１回しか登れないのは残念なところ。まあ、ビレイも交代でやったりで、雰囲気はあったのでは・・・？ここで１時間を費やした。滝上はポカポカだったけど、ビミョーなミストを浴びる滝下は寒かったことでしょう。

こっちは鹿島槍		こっちは鹿島槍

大滝の上はゴーロ主体の平凡な沢歩きになるけど、時々思い出したように滝が出てきます。もう少し、もう少し・・・といっているうちに、ドン付手前まで来てしまった。崩壊した雪渓あり。この上で宴会のつもりだったけど、上の様子を見ると荒れ気味。すでに１時を回っていたが、いいところまで戻ることにした。下降は２ヶ所ロープを使ったので、登りよりも時間を食ってしまった。結局、大滝の少し上まで戻ったところの河原で豪華ランチ。すでに３時を回っていた。

まあ、近いので遅い下山になっても気が楽だ。ということで、焚火に火をつけ、みんな１品ずつ持ち寄った食い物を出し、昼間っからの宴会開始！ジンギスカン、ホルモン焼、ウインナー、ソーメン、その他もろもろ。このまま夜中まで続けて、ここで泊まりたい気分だったけど、明日は月曜日。残念。それでも５時くらいまでやってたのかなあ・・・。

宴会モードになっていたが、講習はきちっとやります。大滝で懸垂下降の練習。ここは斜度も適当で足場が安定しているので、練習にはうってつけ。水流を横切ったりもするので、本番気分も味わえます。このあとは夕方にもかかわらず、スライダーしまくり。普通しないだろう・・・ってところでも、無理やりスライダーしていた。最後のスライダーポイントでは全員がスルスルスル・・・ドボ〜ン！直後で沢はおしまいなので、水をしたたらせながら車に到着。すぐ下の葛温泉で今度は湯に浸かり、今日の予定は終了となったのでありました。帰っても晩飯のない人で、最後に穂高の食堂で反省会。講習というよりも、よく遊んだ！という印象でした。