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中ア 烏帽子岳 ・・・の先の池ノ平山まで


コロコロと忙しく天気が変わったぶん、いろんな景色を見れました


小八郎岳にて


 山域  中央アルプス 烏帽子岳
 山行日時  2010年11月18日
 登山形態  ハイキング
 メンバー  N川、かわず
 温泉  松川町 清流苑(400円)

烏帽子岳って日本にいくつあるんかいな・・・?北・中・南アルプスに1つずつ(?)はあるし、秋田駒もそう。乗鞍にもある?阿蘇五岳のひとつだし、海谷の烏帽子岳もある。各地の里山も全部数えたら、恐ろしいことになるんでしょうね。そんなこんなで、今回は中央アルプスの烏帽子岳に登ってきました。

鳩打峠(6:45)⇒小八郎岳(7:30〜50)⇒飯島ルート合流点(9:00〜10)⇒烏帽子岳(10:10〜20)⇒池ノ平山(11:10〜13:10)⇒烏帽子岳(13:40〜14:25)⇒飯島分岐(15:00)⇒小八郎岳(15:45〜16:05)⇒鳩打峠(16:40)

中央アルプスの烏帽子岳は、ボクの中では展望の山という位置づけ。越百山や仙崖嶺などを、主稜線から離れて南よりから見ることになるので、見え方はきっとバツグンでしょう・・・ということです。今までにも何度か行こうとしましたが、天気がイマイチだったりで実現せず。展望の山はスカッと晴れた日に登らないと!

 
登山口の案内板 朝日を浴びて登り始めます

abuちゃん、kawazuが烏帽子岳に登るということを聞きつけ、仲間に入れてもらうことに。頑張って(欲張って?)念丈岳まで登る予定にしたので、朝早い出発です。伊那谷に入るとスカッ晴れ!微妙な雲もあったりしたけど、上々の天気です!鳩打峠には広い駐車場あり。先客はナシ。朝日を浴びながらカラマツ林を登り始める。しばらくで小八郎岳の山頂分岐になり、もうすぐ山頂かと思ったら、分岐からが長かった。

 
小八郎岳 小八郎岳の東屋には焚火スペースあり

小八郎岳は「岳」というイメージではない山。南アルプスと伊那谷の展望台といった感じ。展望はすこぶる良好です。ここまで1時間くらいで登ってこれるので、近くに住んでたらヒマつぶしに登れそうです。こんな山が近くにあったらいいなあ・・・と思った。でもでも、北アルプスと安曇野の展望台である長峰山や光城山がウチの近所にありますが、滅多に登ることはありません。そんなもんです。

 
小八郎岳からの烏帽子岳 伊那の方

小八郎岳の山頂は広くて東屋完備。東屋は焚火ができるように(?)なってました。これから目指す烏帽子岳も良い角度で見えています。山頂にはマツムシソウが植えられていて、まだ残っていたのにはビックリ。縮尺入りの立派な御影石の展望盤もありました。歩きだしてまだ1時間だというのに、いきなり20分以上休んでしまいました。まあ、それだけ気持ちの良い山頂だっということですわ・・・。

 
小八郎岳にいた2人 看板と烏帽子岳

少し下って尾根道へ。ダラダラと登ること1時間チョイで、飯島町からの道と合流。少し休んで、山頂までの急な登りに備えます。このあたりから、西と南は青空だけど、北と東の空が怪しくなってきた。烏帽子岳直下の岩場に差しかかると、なんだかガス模様に・・・。青空に映えそうな岩場だったのに・・・残念。この岩場、abuちゃん普通に登ったんでは物足りないらしく、わざわざ難しいラインを選びます。最後はブッシュに突っ込んでいました。

 
カラ松も丸禿げ寸前 烏帽子岳直下の岩場

烏帽子岳の山頂はさぞかし展望が良さそうな感じです。・・・・が、東からの雲が押し寄せてきて、展望がほとんどなくなってしまいました。アラレっぽい雪も降ってきました。展望期待の山だったのに・・・。雲の隙間から辛うじて仙崖嶺の方が見えたくらい。今日の天気予報は曇りのち晴れ。昼前にちょっと悪くなりそうなことを言っていたので、もしかしたら今がそれ?では、帰りに回復していることに期待しましょう!ということで、先に進む。

 
岩場を登ります 烏帽子岳からはこれが最高

天気もイマイチだし、まったりモードになっているので、最終目的地にしていた念丈岳はパス。この尾根の最高点である池ノ平山まで行くことにしました。1時間弱で池ノ平山。意外と早かったなあ・・・。池ノ平山の山頂は笹原。笹原の周りには針葉樹が生えているので、360度の大展望とはいきません。位置を変えながら、見る山を変えるという感じ。烏帽子岳よりも少しマシになってきたみたいです。越百山や仙崖嶺なども見え隠れ。南の安平路なんかも見えていました。

 
池ノ平山 山を確認中

池ノ平山山頂ではマッタリモード全開!笹に腰を降ろし、各自持ってきた食い物を、あれやこれやと出します。このクソ寒いのにプチ宴会。後半になると時々太陽が差すようになり、差した時だけポカポカに。ありがたや〜〜日光。何をしゃべったか、何をしてたか忘れたけど、池ノ平山の山頂に2時間もいました。あっという間でした。

 
シャクナゲも下向いてます 昼なのに霜融けず
 
仙崖嶺 下山開始です

重い腰を上げて下山開始です。体がカチンコチンに固まってしまいました。登りは暗かった尾根ですが、帰りは日当たりが良くなって明るい尾根に変わってました。立ち枯れの木も、日が当たるとキレイです。帰りは30分ほどで烏帽子岳に着きました。

 
みるみる晴れてきました こんもりしたのが烏帽子岳
 
仙崖嶺や南駒なども見えてきた 立ち枯れがチラホラと

さっきの烏帽子岳とは大違い。やっぱり烏帽子岳は展望の山だ!烏帽子の部分がチョコンと飛び出てるのがミソなんでしょう。越百山から仙崖嶺、南駒、赤薙山、そして空木岳までが見えています。それより北の山は大きな池山尾根に阻まれて見えません。まあ、これだけ見えれば十分ですな。南は恵那山以外の山はよくわからず。南アルプスの稜線には雲がかかっていました。徐々に取れていく方向です。天気予報通りでありました。烏帽子岳でも45分マッタリとしていました。

 
烏帽子岳からの池ノ平山 山を説明中

帰りも小八郎岳に寄ります。さらに天気は回復して、南アルプスの稜線にあった雲もだいぶ減りました。またまた小八郎岳山頂で大休止。暗くなるまでに下山できればいいや・・・という雰囲気です。小八郎岳を下り始めてすぐに、太陽が安平路山あたりに沈みました。伊那谷もみるみる影の領域が増えていきます。鳩打峠に着いた時には日没。南アルプスが赤くなっていて、とってもキレイでした。

 
冬に来たらきれいだろうなあ。。。 烏帽子岳をあとにします

今日の天気は「晴れのちガスたまに小雪のちくもりのち晴れ」がだいたいの経過。朝日の景色、夕日の景色、見えそうで見えない景色、まったく真っ白けの景色・・・等々、いろんな景色を見ることができました。一日中晴れというのももちろん良いけど、こういうピストンする山なら、行きと帰りが違う天気ってのも面白いと思った。盛りだくさんでした!烏帽子岳満足!

 
南アルプスも見えてきました 下山は日没と同時

今日は歩くの早くて休憩長かった。10時間くらいの行動時間で4時間近くが休憩。普通に休んでいたら、余裕で念丈岳まで行けたかも・・・?ま、念丈岳はまたの機会に。今度来る時は、クルッと高森まで周回するルートでも歩きましょうかね。今日はたくさん休憩するために、一生懸命歩いていた感じでした。

温泉は近所にあった清流苑。「信州まつかわ温泉」というそうな。確かに「松川温泉」としたらマズイでしょうね。値上げしてたけど400円はうれしい値段。夕食を食べるところを探しながら下道を北上。結局駒ヶ根まで来てしまった。ソースかつ丼屋で卵とじカツ丼を食って帰った。




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