2月に入って低い山にも雪がしっかり積もり、そろそろ低山里山スキーでも・・・と、新潟遠征を企てたこの週末。でかい寒波がやってきてしまった。週末には緩むかと思っていたけど意外と長引き、新潟遠征はやむなく断念。内陸が早く回復するかと思いきや、今回の寒波の後半は内陸ほど大雪に。脊梁山脈の風下側にあたる群馬県北部で異常に雪が降っていた。土曜日は休養日に。そして、日曜日は直前まで悩んだ末、回復が早そうな平湯方面に繰り出すことにしたのでした。
目標は平湯温泉スキー場から金山岩に登ってわさび沢に滑りこむルート。沢渡から雪が降り出し、平湯に着いても降っていたが、しばらくでやんでくれた。これはいーぞ!って感じだったが、除雪が間に合わないとかいって、上に行くリフトが動いてくれない。やっとこさ9時に動き出した。
スキー場トップから平湯尾根をたどるが、トレースは一人前のみ。駐車場には山に入りそうな人がたくさんいたのに・・・。みんなどこに行ったんでしょ?雪はやみ、時々日が差すようになってきた。しっかり降ったので、木にビッシリと雪がくっついている。きれいです。しばらくでラッセルする単独の人に追い付きラッセルを交代。ラッセルしている時、常に背後に追われている感覚が・・・。老化で体力無くなってるのに、ついついオーバーペースになり、息絶え絶えになってしまった。
次にラッセルを交代した時は、休憩してくれたのでマイペースラッセル。深いところで太ももラッセル。空は南側から晴れ間が増えてきて、四ツ岳や大崩山などが真っ白に輝いていた。樹氷もかなりきれい。バックが青空だとなおのこと。単独のおにいさんは尾根屈曲地点から少し登ったところで終了。
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バックが青空だと最高です |
目指す金山岩が見えてきました |
背の低い針葉樹のジャングルを抜けると、明るい灌木帯となる。カンバの樹氷もきれい!滑りも深雪ドライパウダーが保証されているようなもんだ。でも、わさび沢に滑り込んでも下りラッセルは必至。暗くなることはないだろうけど、今日はもう樹氷とその景色に満足してしまったので、来た道を戻ることにした。2400m手前でやめ。
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因縁の四つ岳・・・? |
歩いているだけで気分よかです |
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ここで今日は終了 |
あそこまで登れば山頂なんだが・・・ |
満足して平湯尾根を滑るものの、この平湯尾根は滑るには全くもって不向き。なにしろアップダウンが多くて・・・。平湯尾根を滑るのは今日が2回目ってのも笑える。今回は潔く途中でシールを付けた。前はシールなしで頑張って疲れたので・・・。今は営業していないゲレンデ跡がナイスパウダー!本日唯一のテレマークターンでした。
今日はラッセルに疲れ、下りも疲れたので、山スキー後では珍しく温泉に入って帰った。毎度毎度温泉に入ってたんでは、お金が持ちません・・・。平湯の森はシャワーがリニューアルされていた。
ピーカンのもとで爽快にパウダーを滑るのも山スキー、今回のように滑れなくても景色を堪能するのも山スキー、ひどい悪雪を滑るのも山スキー。山スキーヤーたるもの、全て受け入れてこそ山スキーです・・・?人生色々、山スキー色々なのです。
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