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笛吹川東沢 釜ノ沢東俣 沢登り


初沢高P、初御一緒Cねー、いつものねーさんで行ってきました


 山域  奥秩父 甲武信岳
 山行日時  2010年6月26日(土)〜27日(日)
 登山形態  沢登り
 メンバー  N川、K田、高P
 温泉  はなかげの湯(500円)

もう一回行ってみるか・・・。沢登り2年生の時に行った釜ノ沢へ。悪くはないけど、世の中の評判ほどは良いとは思わない釜ノ沢。森の中を流れる沢が好きな人はたまらんでしょうが、明るく開けた沢が好きなワタクシとしては、ちょっと評価が下がってしまうのですわ。それでも、この時期行くとこ限られてるし、メンバーも新鮮だったので、2度目の釜ノ沢と相成ったわけであります。釜ノ沢を堪能したというよりも、沢歩きを楽しみ、よく食って飲んで遊んだって感じでございました。

■6月26日(土) 西沢渓谷駐車場⇒両門ノ滝上のテン場  くもり時々小雨

松本で集合した時からすでに小雨。まあ中止にするほどでもないので現地へ向かう。道中、雨は降ったりやんだり。西沢渓谷の駐車場は車がチョットだけ。百名山の甲武信ヶ岳が控えているので、いつも混雑しているイメージがあるけど、今日はこんな天気だから少ないのか・・・・?まあ、道の駅から歩くことを思うと助かる。

西沢渓谷駐車場(8:50)⇒鶏冠谷出合(9:45)⇒山の神(10:45)⇒西のナメ沢(11:55〜12:15)⇒釜ノ沢出合(12:50)⇒魚止めの滝(12:55)⇒滑り台の滝(13:05〜25)⇒両門ノ滝(14:10)⇒テン場(14:50)

吊り橋渡って踏み跡に入り、しばらくで河原に降りる。降りたところで沢装備。ちょうど吊り橋を渡っている沢団体がいた。鶏冠谷出合の先でホラの貝ゴルジュを巻く踏み跡に入る。アップダウンがきつくて足は辛いし、蒸し暑くて汗ダーダー!この山道が間違いなく釜ノ沢の核心!

 
山の神への高巻きより  紅葉良さそう! 乙女の涙
 
東沢本流の渡渉 上の黒ビンガのショボイやつ

山の神で河原に降り立ち、ホッとひと安心。暑さと登りから解放される。単調なゴーロだけど、やっぱり河原歩きの方が楽しくて楽。東沢の本流は花崗岩で岩が白く、水もきれいなので、歩いていて気持ちが良い。乙女の涙、東のナメ沢、西のナメ沢、斜めったナメと観光地も多い。高Pは西のナメ沢でさっそく滑り台を楽しんでいた。天気は小雨。

 
ナナメったナメ 西のナメ沢で・・・・
 
水がきれいです! やや水量多めかな・・・?
 
釜ノ沢に入ってすぐの魚留の滝 滑り台の滝  ここで遊ぶ

東沢の本流から釜ノ沢に入ると、すぐに魚止めの滝。前に行った時は水流の左に流木が立っていて、それを頼りにスラブの壁を登った覚えがあるが、今回はその流木はない。細かい割れ目を拾って木の生えてるとこまで登る。なかなか楽しい。その上の滝が滑り台にはうってつけの滝。Cねーさんの希望で滑り台タイム!

この雨の中、しかもテン場間近というのに、全身ビショ濡れになってしまった。今回は若者はいないけど、若者顔負けのハシャギ様であった。いくつか滝と釜を越えると千畳のナメ。クワウンナイに比べると距離は断然短いけど、こちらのナメの方が完成度は高いと思われる。クワウンナイは岩盤ではなく苔だでね。

 
ナメ⇒釜⇒ナメ⇒釜の連続地帯 千畳のナメ
 
千畳のナメ  紅葉はきれいそう 千畳のナメの最上段

千畳のナメの先も、ナメ滝と釜が連続。ほとんど脇の樹林の中を辿る。ここらへんが釜ノ沢で一番遡行感度の高いところかな。一連の滝&釜の最後に現れるのが東俣と西俣を分ける二俣にかかる両門ノ滝。釜ノ沢きっての観光地だ。まあ、面白い地形ですな。

 
このあたり遡行感度良好! 野猿ノ滝
 
ハイライトの両門ノ滝 両門の滝の巻きより

両門ノ滝からしばらくのところにある左岸の平地を本日の泊まり場にした。通常沢の泊まりは河原が多いけど、ここは森の中のキャンプ場のようなところ。あちこちに焚火の残骸あり。解放感はないけど、こんな天気の日には安心ですわな。小さいテント2張りと宴会用のタープを設営。

一日中雨が降っていたので、焚火はビミョーな状態。なんとか辛うじて火は点いたものの、濡れているので火が大きくならない。消えない程度に燃えているって感じだった。ビショ濡れでテン場に着いたので、ビッグファイヤーにしたかったけど、無理。仕方ないのでタープの下で宴会となったのでした。22時くらいまで飲んで食ってしゃべって笑って・・・。その頃にやっとこさ着干しでほぼ乾いた。気温自体は高いので、夜は快適に眠ることができた。


■6月27日(日) 両門ノ滝上のテン場⇒甲武信小屋⇒西沢渓谷  くもり たまに小雨

朝は雨が上がっていて、なんとなくだけど明るい感じ。6時起床という遅い目覚め。起きてすぐに学生風5人組が通り過ぎて行った。昨日、吊り橋にいた人たちか・・・?朝から高P作の豪華食事をいただく。朝はテキパキと準備を進めるのが常だが、どうもダラダラとするのがクセになっている。このダラダラ感が心地よいんだけど・・・。起きてから2時間40分後の8時40分出発。回復傾向を期待したけど、時々小雨の天気だ。

テン場(8:40)⇒ポンプ小屋(11:40)⇒甲武信小屋(11:50〜12:20)⇒徳ちゃん分岐(13:40)⇒登山口(15:05)

1時間ひたすら平凡なゴーロ歩き。ひたすら歩くだけなので、足も疲れるってもの。一回休憩した後は沢の傾斜が増し、滝が続くようになってくる。足にはこたえるけど、登っていて楽しい。一ヶ所部分的にロープを使ったけど、探せば簡単に越えられるルートはあったと思う。せっかくだから楽しいところを登りたいからね。最近では沢が荒れてきて倒木が多いと聞いていたが、倒木があるのは単調なゴーロの部分。景観を損ねているって感じでもないし、通過が困難ってわけでもない。

 
見た目より辛いとこ 快適水流歩き
 
わざと水際を・・・ フリクション効きません

水師沢を分け、木賊沢を分けると、ほどなく甲武信小屋のポンプ小屋。この間は急なナメ滝が主体となっている。凸凹のあるナメ滝は水流通しに登れるけど、ツルツルの滝は森の中の踏み跡を辿る。これでもかっ!と赤テープがバシバシ付いているので、迷う心配はない。反面、興ざめになるのです。滝には滝の名前の看板が付いているし、支沢には沢名の看板が付いているし・・・。さすがに人気の沢!と言ってしまえばそれまで。関東に近いメジャーな沢はこんな感じなんでしょうか・・・?丹沢には「F○」と滝に書かれていると聞いたことがあるけど、本当なんでしょうか・・・?

 
こんな滝が一番楽しい! そんな炊きを登る
 
木賊沢との二俣 ポンプ小屋

ポンプ小屋からは整備された作業道を数分登って登山道に出た。向かいに甲武信小屋が建っていた。日曜というのに人少ねぇ〜。3人?おかげで新品のベンチを占領し、そこで沢装備解除。そして下山です。下山なのに登りから始まる。木賊山までの登りが辛かった・・・。下山も沢靴だったので、ヌルヌルの下りは滑りまくり。前半は耐えたが、後半一度スッテンコロリンしてしまって、半ケツとザックが泥んこになってしまった。辛い下りであった。昨日よりも雨が降ってる時間が短かったことが救いかな。

 
甲武信小屋 木賊山には立派な看板

温泉!温泉!今回は「はなかげの湯」へ。相場の高い山梨県のわりには、500円と庶民的な値段。なんの芸も情緒もない銭湯みたいな温泉だけど、沢のあとは体が洗えればそれでいいのです。スッキリしたあとは恒例のほうとう。松本に着いたのは9時すぎだったかな。まあ、奥秩父は遠くはないけど、近くもないなって印象です。




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