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毛無山 ハイキング師走とは思えないポカポカ陽気の中、富士山見物と富士宮焼そば 富士山の展望はすこぶる良好!
富士宮やきそばを食べに行くのに都合のよい山・・・ということで、毛無山に登ってきました。毛無山は山自体はどうってことのない山ですが、富士山の展望はすこぶる良好。普段は○○アルプス的景観を見慣れているので、裾野越しに聳える富士山の眺めは新鮮でした。
やきそばを昼に食べるには山が忙しいし、夕飯にすると帰りが遅くなる・・・。まあ、成り行きということで5時に安曇野を出発。前日の土曜日は一日雨で、その雨は未明まで残っていたようで道路は濡れていた。しかし、空は早くも快晴!諏訪あたりから見え始め、だんだん近く大きくなる富士山を楽しみながらのアプローチ。甲府から富士五湖方面に上がるのはどの山以来だろ・・・?
朝霧高原の麓という地区のドン突きに、毛無山登山用の駐車場がある。500円也。近くのキャンプ場が管理しているみたいです。備え付けの封筒に車のナンバーを書いて500円を入れ、木のポストに投入しておきます。ちょうど下山した時に係の人が回収に来てました。領収証を兼ねて金を抜きとったあとの空の封筒をくれました。余分に歩けば無料のPもあるみたいだったけど、何度も来るわけではないのでね。
登り始めは杉林だったけど、そのうちに落葉樹の森になって明るくなる。毛無山の少し南から派生する小尾根に登山道は付けられていて、一度も下ることなくコンスタントに急傾斜で駆け上がっている。標高差のわりに早く登れてストレスを感じない。○合目の看板が等間隔で設置されていた。
木の枝越しに富士山が見えるくらいで、道中に見どころは少ない。二合目の先に不動滝(けっこう立派)を望む展望台があるのと、稜線直下に富士山展望台(富士山のベストビューポイント)があるくらい。あと、変わったところでは、五合目の少し下に「レスキューポイント」というヘリが降りれる広場(狭いが)があったことくらい。逆に言えば登ることに専念できる登りかな・・・と。
富士山展望台では毛無山の管理人とやらに会った。伊豆大島、伊東の大室山、天城山、愛鷹山など目に付かない山を細かく教えてくれた。この稜線直下にある富士山展望台は飛び出した岩にあるため高度感がある。裾野から富士山が見えるということで、管理人さん一押しの展望台でした。
少し登って稜線。五合目にもあったけど、ここにも「マツダランプ」の看板あり。荒船山でも見かけて気になっていた。調べてみると”「マツダランプ」は1910年から1962年まで使われた東芝の電球の呼称”とありました。生まれる前のモノですな。大村コンのオロナミンCや由美かおるの蚊取り線香よりもレトロってことか・・・。何のために登山道中にあるのかがナゾだ。 富士山展望台より富士山
稜線に出てすぐのところに「北アルプス展望台」がありました。小さな岩峰のてっぺんに登ると南アルプスのパノラマが。甲斐駒から深南部まで見えるのですが、前の山がわりと大きくて稜線近くしか見えないため、存在感に欠ける南アルプスでした。高い山だけ雪が付いてたから山を当てるのは簡単だったけど、雪がなかったらわかりにくかったと思います。条件がそろえば北アルプスも見えるようで、あえて「北アルプス展望台」と名付けられたみたいです。ここでも管理人さんに色々と教わりました。
少しの稜線歩きで毛無山山頂へ。北東に500mほどでこの山域の最高点があるのですが、毛無山の山頂看板はここにあり、最高点には大見山という名が付いているようです。展望盤やら何やらで賑やかな山頂。ここまででいいのかな・・・って感じ。山頂は切り開かれていて公園のようです。富士山方向はとくに下まで切り開かれていていました。登っている間は汗をかくほどの暑さだったけど、山頂は空気が冷たくて一転して寒くなった。
毎週2回(?)登っているという沼津からのおばさんと話をした。管理人さんは毛無山に千何百回も登ってるそうな・・・。毎回駐車場代500円払っているのかなあ・・・。シーズン券とかあったりして。最高点の大見山は展望はないけど、道中がキレイとの沼津のおばさん情報。毛無山は次に来る可能性は少ないので行っておきましょう!
毛無山は富士山の西側にあるため、朝は逆光になるんじゃないかと心配してました。しかし、ネットとかで見る写真はキレイに写っている。実際のところ、朝の早い時間は逆光で富士山には日は当たらない。時間とともに解消されていき、山頂に着く頃には富士山全体に日が当たるように。下山する頃には一番いい感じになってました。早く登り過ぎないことですな。
近
ここまでが暗めの稜線だったけど、毛無山から大見山手前までは明るい稜線になり、富士山が色々な見え方をして面白かった。大見山は情報通りに暗い樹林の中に看板が立っているだけの山頂。すぐさまUターンして毛無山に戻った。毛無山は人が増えていた。
下山は地蔵峠経由で。時々富士山が見える他は平凡で退屈な道。地蔵峠からは登山道がガラガラで下りにくくはかどらない。コンクリートに近い白色の岩でできた渓谷はキレイだったけど、それはほとんど下に降りてきてからのこと。このルート、2回目はないかな・・・という印象。登りの尾根は効率良く登れたが、下りの地蔵峠経由のルートは行程のわりに時間を食った感じだ。
さて、やきそばの前に温泉。富士宮市内の天母の湯へ。隣に清掃センターがあるところをみると、焼却した熱で加温してるのかなと想像します。料金システムは1時間=400円、3時間=700円、1日=1000円と時間制になっていた。良心的かな・・・と。
いよいよやきそばへ。数軒ピックアップしてきたけど、コンスタントにランクの高い前島というところに行ってみることに。ナビに電話番号を入れると個人宅での登録のようで、名前の入力を求められました。行ってみるとまさに個人宅。まあ、駄菓子屋なんですがね。
鉄板が2つあって、そこで焼いてそこで食べます。皿は存在せず、食べるのは鉄板でのみ。実質、定員は2組ということになります。3時間待ちくらいになることもあったみたいです。震災からお客さんは急に減ったとのことです。客にしてみれば空いている方がありがたいもの。中途半端な3時頃とはいえ日曜日、先客は1組だけでした。前島のおばちゃんは常にしゃべっていました。値段は500円前後で量的にはおやつ程度。2,3軒ならハシゴできそうです。
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