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志賀高原 池巡り&志賀山


今年の梅雨明けの日、最後に雷雨に遭ってしまったが池はいい感じ


笠ヶ岳は目立ちます!


 山域  志賀高原
 山行日時  2011年7月9日
 登山形態  ハイキング
 天気  晴れのちくもりのち雷雨
 メンバー  T世
 温泉  山之内町 ワクワクの湯(500円)

本日が今年の梅雨明けの日となりました。気圧配置的には明けてもおかしくはなかったけど、さすがにまだ明けないだろう・・・と、志賀高原の池巡りという計画に抑えておきました。志賀高原からの帰り道のラジオで「関東甲信と北陸の梅雨明け」のニュースを聞く。北陸まで一気に明けたか・・・。太平洋高気圧はもう引っ込まないってこと?

前山スキー場下(7:40)⇒スキー場上(7:55)⇒志賀山分岐(8:25)⇒志賀山(9:00〜10)⇒裏志賀山(9:40)⇒四十八池散策(10:05〜35)⇒大沼池(11:30〜12:05)⇒四十八池(13:00)⇒前山スキー場下(13:55)

梅雨は明けたとはいっても、まだまだ不安定な様子。もともとは赤石山や鉢山にも登るつもりにしていました。ところが大沼池にいるわずかな間に雲行きが怪しくなり、最後の30分は雷雨の中を歩く羽目になりました。池やら湿原やらを堪能した後だったから、たまには雨もいいか・・・なんて思いながら歩いていました。

 
笠ヶ岳と熊ノ湯のスキー場 高原って感じです

まだ梅雨明けの発表前の早朝の志賀高原は秋を思わせるようなさわやかな空。車に乗ってるだけで爽快だった。木戸池から歩き始めるつもりだったけど、登り口がスッキリしている前山スキー場からに変更。法面にはルピナスが咲いていて、北海道を思い出した。先客は5台くらいだったかいな・・・?


前山湿原  秋のような空

スキー場を右から大きく巻く形でブル道を行く。登るにつれて熊ノ湯スキー場と尖がった笠ヶ岳が立派になっていく。登り切った高原状のところが前山湿原。景色も空もいい感じで、来てよかった!・・・と、ここですでに思えた。少し歩くと渋池のある湿原。横手山がやたらと高く見えました。

 
渋池 渋池
 
なんとなく 志賀山と四十八池の分岐
 
イラスト付き なんとなく

四十八池と志賀山との分岐を志賀山方面に進む。しばらくで急な山道になった。四十八池への道は志賀高原の池巡りコースになっていて整備が行き届いているのに対し、志賀山へは登山道の扱いなのか整備はイマイチ。まあ一般的にみると平均レベル以上の整備具合なのですが、池巡りコースとのギャップが大きかったもんで・・・。

 
志賀山山頂より  ニョキッと笠ヶ岳 志賀山山頂より  裏志賀山
 
志賀山山頂より  焼額山 志賀山山頂より  横手山と四十八池

志賀山の山頂はたいした展望はナシ。針葉樹の隙間から北アルプスや善光寺平方面、その北に焼額山。横手山には雲がかかりだしてきた。全体的に雲の割合も増えてきた感じだ。山頂を後にするとすぐに三角点があった。こっちが山頂か・・・。こっちの方が多少開けている感じ。

 
裏志賀山 裏志賀山

ガーッと下ってガーッと登る(裏志賀山に)。ガーッと登り返さなくても四十八池に下れそうだった。山名は「裏」志賀山なのだが神社があったり、こっちの方が展望がよかったりで、どうも裏志賀山の方がメインの扱いだな。標高もほんのチョットだけ高いし。なんと言ってもコバルトブルーの大沼池を見おろすことができるのが最大のウリかな。

 
四十八池と大沼池の交差点 イラスト付

四十八池は志賀山と鉢山の間に広がる高層湿原。地塘が点在していて尾瀬ヶ原のミニチュアのようだ。ワタスゲやコバイケイソウが咲いていた。ここに設置されている木道の曲がり具合もポイントが高い。木道ってのは景色にアクセントを付けてくれます。お客さんが増えてきた。登山系と散策系入り乱れながら。


四十八池

鳥居のある大沼池との分岐から東屋のある四十八池の南端を往復する。あとで往復するか今往復しておくかだったが、晴れている今のうちに往復しておいた。鳥居のとこから大沼池までは、暗くて単調な道。花も多くないのでT世さんが立ち止まる回数も少ない。

 
ワタスゲと地塘 木道の蛇行がいい

大沼池の休憩所に行く手前に大蛇神社の案内板があった。100mとのことなので行ってみる。ちょっとした岬に神社はあった。神社よりも大沼池の底から立ち上がる鳥居の方が目立つ。コバルトブルーの湖に朱色の鳥居。こんなところに派手だなとは思うが、なんとなくシックリきているようにも感じた。


コバルトブルーと朱色

大沼池の休憩所のある場所へ。池も良いけど森も素晴らしい。大沼池はほとり(真横)から見るとあまり青くない。見おろす感じで青く見えるということで、それなりの深度がないと青く見えないのでしょう。ここで凍らせておいたビールを開け、コンビニで買っておいた冷やしうどんを食べる。着いた時はけっこう晴れてたのに、みるみる雲が増えてきた。今すぐに降り出す感じではなかったけど、稜線なんかにもかかり始めてきたので、この先の身の振り方を思案。赤石山から鉢山にかけての尾根道がガスの中ではつまらなさそう。

 
大沼池あたりの森 大沼池と裏志賀山

岩菅山、横手山、野反湖からの稜線が集まる赤石山。魚野川の水源の山にもなっている。標高が飛び抜けて高いわけでもなく、かなり地味な部類に入るピークだが、気になる度は高い山だった。まっいいか!また別口で赤石山には行くとしましょう。志賀高原は少しかじっただけだが、山頂や稜線よりも池や湿原に魅力が集まっているようだ。

そんなことで、赤石山と鉢山はあきらめて来た道を戻る。たいして写真も撮らずに降りたはずの四十八池〜大沼池。登りの方がタイムが早かった。・・・ということは、写真を撮るってことは時間が要るってこと。メリハリを付けねばいけませんな。四十八池まで登ると、あたりが暗くなってきた。雷が鳴り出したかと思うと、大粒の雨が・・・。久しぶりに大雨の中を歩いたが、すでに堪能したあとだったので、雨を楽しめる気分になっていた。カッパが穴だらけなので中の服はビッショリ。

温泉は山之内の街の入り口にある「わくわくの湯」へ。露天のみで洗い場も小屋の中みたいなとこにあり、手を抜いて作られたような感じの温泉だった。作りはどうでもいいが、湯が熱くて上半身は入れずしまい。着替え一式を忘れてしまって、あとで郵送してもらった。帰り道の須坂あたりはゲリラ豪雨。信州新町でジンギスカンを食って帰ったのでした。





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