安達太良山 ハイキング安達太良山の山頂
敬老の日3連休東北ツアー3日目。初日と2日目の沢登りが本命で、今日3日目は天気が良ければ安達太良山へハイキングでも・・・という予定でした。実際のところ天気は良くなかった。天気が悪い日には登らない主義なのですが、はるばる福島まで来て、しかも安達太良山の登山口にいて登らない手はないですよね。結局のところ、雨に降られることもなく、景色も最低限のものは見させてもらえたかな。
昨夜に続いて土湯温泉の道の駅で泊まる。寝付きが悪くて心地よくない夜でした。朝方に雨が降り出す。予報は晴れ時々くもり。巨大台風の影響で湿った南風がここ何日か吹いていて、山はスカッと晴れないだろうとは予想していたが、まさか朝から雨とはね・・・。早く登って早く降りて、早く家に帰るつもりだったけど、しばらく天気の様子見で待機。
こんな天気にもかかわらず、あだたら高原スキー場の駐車場はそこそこの車。悪天の中登っている人もいるだろうけど、天気待ちで待機している人もたくさんいそうだ。7時ごろになって雨がやんだ。相変わらずガスガスではあるが、天気はなんとなく落ち着いたような雰囲気。待機中のみなさんが一斉に車から出てきて出発準備。ガスガスで気分は盛り上がらないが、我が家もダメモトで登ることにした。 もう少し待てばゴンドラが動き出す時間だが、まあここは下から登ることにする。くろがね小屋に向かう馬車道を分け、ゲレンデの中に付けられた登山道を歩くが面白くない。急坂だったのが平らになると五葉松平。そして、さらにダラダラと歩くと薬師岳の標識が立つ広場へ。ここでゴンドラから道が合流する。以前としてガスガスで展望ナシ。
やっぱりゴンドラ利用が多いんでしょうか・・・。ここから道が良くなった。周囲の木の丈は低いが密生しており、展望は効かない。ガスガスってのもありますが。つまらないなあ・・・と思いながら歩いていた。まあ、天気が悪くても安達太良山の山頂は踏んでおきたいところ。この先スキーやら沢登りやらで来たとしても、安達太良山の山頂は気にしなくてもよくなるのでね。
密生した樹林のおかげで強風から守られていたが、山頂直下になって無木立となり強風を受ける。くろがね小屋への分岐の先で初めて安達太良山の山頂が見えた。山頂は溶岩ドームかな?よじ登って風の弱いところで落ち着く。時々霧が薄くなると、稜線の先のピークや峰ノ辻方面が薄っすらと見える、一度でいいから晴れて全体を見せて欲しい。願いは叶わなかったが部分的には見え、なんとなく安達太良山の雰囲気が少しわかったかな。
天気が悪ければピストンの予定だったが、まあ雨が降りそうなかんじではないし、予定通りくろがね小屋経由で帰るとしましょう。稜線は依然としてガスに覆われている時間がほとんどだが、一段下りるとガスはなくなり展望が効くようになってきた。登りに使ったルートに比べて変化があって楽しい。殺伐とした赤茶けた景色が印象的だった。
矢筈森から籠山にかけてのなだらかな尾根に乗ったところが峰ノ辻。ここは四方から道が集まってきている交通の要所。展望も良いので絶好の休憩ポイント。ただ、今日はちょっと風が強すぎるかな。軽く休んで北側の谷へと降りていく。するとそこにくろがね小屋がある。くろがね小屋はかなり立派な建物。いわゆる山小屋という山小屋という雰囲気ではない。ここで温泉に入っても仕方ないので、少し休憩して下山開始。
くろがね小屋からは馬車道をたどる。やや幅広、一定の幅の道。傾斜も緩く歩きやすい。明るい灌木の中の道で気持ちがよい。紅葉はキレイだろうな。山スキーの下山も恐らくこの馬車道を使うことになるんでしょうね。勢至平からは馬車道と旧道に分かれる。馬車道は緩い傾斜とカーブで下り、旧道は普通の登山道で最短で下っていく。恐らく旧道の方が早いでしょうね。くろがね小屋からスキー場までちょうど1時間でした。
岳温泉のヘルシーパルあだたら(500円)へ。湯は熱く、脱衣所はエアコン効き過ぎで寒いくらいだった。昼飯は山で食べた行動食と温泉後のファミマの串物でごまかす。高速に乗るほど時間は推していないので、久しぶりに六十里越えで帰る。田舎道、山道が主で楽しいドライブコース。とくに田子倉湖あたりがいいですね〜。新潟県に入ると通い慣れた道となる。ちょっと贅沢して小出ICから塩沢ICまで高速に乗った。飯山ICの手前の「鳥正」」・・・のはずだったが、品切れとのことで追い返された。、またの機会に・・・。
|