山登りのページ 山登りのページ



博士山 山スキー


林道から上のブナ林は良かったけど・・・


1476mと博士山山頂の間の尾根


 山域  南会津 博士山
 山行日時  2012年3月16日(金)
 登山形態  山スキー
 天気  晴れ時々くもり
 メンバー  T世
 温泉  八方 みみずくの湯(500円) JAF割で400円

春分の日を絡めて5連休にし、年末年始に引き続き東北に行ってきました。5つの山を計画し、3つ登れればいいかなと考えてましたが、天気に恵まれず2つしか登れませんでした。しかも、本命の○○○岳と○○山には登れずじまい・・・。さらに4日目と5日目は北日本は荒れ模様とのことなので、信州に戻ってくるという始末。今年は休みの日に晴れてくれないな。おかげで5日目はこっちの山に登れたけど。

琵琶首(8:20)⇒尾根950m(9:10〜20)⇒林道(10:05〜20)⇒1476m(11:40〜45)⇒博士山(12:10〜20)⇒1476m(12:40〜13:10)⇒琵琶首(13:50)

5日間のうち唯一晴れマークの付いていた初日。よりによって初日とは・・・。山まで遠くて山が長いとこは無理なので、本命の山はあきらめることにします。晴れ予報の初日には次点くらいの扱いの博士山をあてることにしました。博士山はパウダーシーズンのイメージかな(勝手な)。家を未明の3時に出て、琵琶首の登山口に8時前に着く。

 
県道の道路脇に止めて出発 歩き始めは段々田(畑?)の中の道

決まった駐車スペースはないので、ちょっと広くなった路肩に止める。福島ナンバーの先客1台。天気は予報通りの晴れ。磐越道には新雪が結構降っていたので真冬の景色を期待したけど、博士山あたりにはほとんど降らなかったみたい。ちょっとガッカリでした。段々畑(田んぼ?)の真ん中を貫く車道を山に突き当たるまで進む。里山らしい情緒が感じられるところです。

 
尾根に出たとこ 林道手前

車道は山の右裾を回り込みます。そして、しばらくで車道は大きく右に反れて行くところで山に入って行きました。先客のトレースは車道を辿ってますが、どこへ行くんでしょ?博士山ではないのかなあ・・・。868mコルに突き上げる沢の次の沢を詰めます。杉の植林の急斜面を汗かきながら登って尾根上へ。尾根はそこそこ細くてそこそこ急。林の雰囲気もイマイチ。


林道を越えるとブナ美林に


同上

1150mあたりで林道が横切るのですが、これを境にロケーションが一変。気持ちのよいブナ林になります。尾根は広くなり斜度も緩くなり、気分よく歩けるところ。新雪が降っていたらもっとキレイだったんでしょうけどね。博士山はブナのイメージがあるけど、特筆するほどの美しさでもない印象。ま、よくある普通のブナ林ってとこですかね。今日歩いた尾根しか見てないので、他にもっと良い場所があるのかもしれませんが・・・。

 
サルノコシカケ 同左

 
飯豊が見えてきた 1476m手前

左からの尾根が合わさると尾根が細くなり、右からの尾根が合わさる地点が1476m。展望が良くなります、飯豊の白さが際立ってますね。ここで博士山山頂とほぼ同じ標高。あとは尾根を辿ればいいわけですが、雪庇が出てたりアイスバーンになってたりで、ちょっといやらし目の尾根。滑り目的なら1476mでオシマイにしてもいいんでしょうが、初博士山なので北側の展望も見ておかないとね。


1476mピーク直前


1476mからの博士山


1476mの下り口


1476mと山頂の間はブナの中

博士山山頂は360度の展望なんですが、近くに目立つ山や高い山がないせいか、なんか間延びするというかインパクトに欠けるというか・・・。見慣れない山がたくさん見れてうれしいんですが、ちょっと遠すぎるなあ。形で見てわかるのは磐梯山くらい。その向こうにタラーッと吾妻連峰。左には白さで群を抜く飯豊連峰。朝日連峰もチラリ。馴染みのない山域で特定できたのは御神楽岳。そして守門岳、浅草岳はなんとなくわかって、越後三山の塊。高い2つが越後駒と中ノ岳?尾瀬の燧ケ岳は形でわかって、そのお隣が会津駒ヶ岳でしょう。東側には秋に行った那須連峰。その北には今回行くかもしれなかった安達太良山。猪苗代湖は見えなくて残念。


博士山山頂より  真ん中の白い山は磐梯山


飯豊の白さは際立ってます

1476mまではシールのまま戻る。1476mに人影発見!どうやら先客の福島ナンバーの人のようです。話をしたけど、どこから登って来たのか不明。とにかく時間を食ってしまったようで、今日はここでオシマイにするみたい。ボクらが登ってきたルートに向けて滑って行った。ここでシールをはずして小休止。


わかりにくいけど、右から御神楽岳、守門岳、浅草岳

しばらくは痩せ尾根をトラバース気味に滑り、緩く登ったらあとはブナの緩斜面。博士山のメインディッシュだと思うけど、ちょっと斜度不足かも。今日はわりと締まった雪なのでタラーッと滑っていけるけど、雪が深かったらどうなんでしょ?ターンしたら止まってしまうとか。上の方は気持ちよく滑ってたけど、途中から引っ掛かるようになり、勝手に急ブレーキ状態。不意打ちを食らって前転したシーンが上手く収まっていました。前転のあとは警戒しながら滑っていたけど、稀にみるよく効くブレーキに難儀。思い切り後傾で滑るもんで、太ももがパンパンになってしまいました。


1476mに戻って滑る準備をします

尾根が細くなるとブレーキはかかりにくくなったけど、悪雪の密林滑りで太ももパンパン。谷底に降りたときはホッとしました。あとは車道を滑るのみ。車道も引っ掛かりはしたけど、段々畑の中の気持ち良いフィナーレ。「終わりよければ全てよし」ではないですが、最後の車道のロケーションが良いと気分よく終了できます。

博士山は前評判は高かったけど、なんか微妙だったなあ・・・。標高差約800mのわりに横に長いルート。全体的に斜度不足。ガンガン滑るルートではないにしろ、無駄な部分が多い印象でした。ブナも良いは良いけど、わざわざ福島県まで来るほどのものでもなし。こればっかりは個人の好みの問題なんですけどね。平凡な山でした。

クリックで拡大
GPSの軌跡ではないのでご注意を!

  

 


山登りのページ 山登りのページ
山登りのページ −ぶなぱう−

ぶなぱう ホーム
ぶなぱう速報
山行記録(年度別)
山行記録(山域別)
山スキーの記録
沢登りの記録
北アルプス全山縦走
南アルプス全山縦走
いろんな百名山
北海道100日登山
You Tuube
リンク
プロフィール
メール