東谷山から貝掛温泉 山スキー東谷山直下のブナ林
毎シーズンこの時期に越後遠征を企てるものの、いつも天気が悪くて中止になってしまいます。今年も大雪続きで週間予報も週末は雪マーク。それでも、週末には寒気は一段落すると言ってるし、天気図は悪くはない。天気が悪くても大丈夫そうな東谷山を絡めながら、ダメモトで行ってみましょう。
2008年に日白山に行く際、国道17号の貝掛温泉のヘアピンで山スキー風の人が降りてくるのを目撃。いったいどこから降りてきたんだろう・・・?そして、日白山に登る途中の東谷山で、きれいなブナ斜面が北側に落ちているのに目が行った。あとで地図を見て2つが繋がったのでした。なるほど・・・東谷山を北に滑ると(厳密には北西)貝掛温泉に出るんだ・・・。ネットで見ると記録は意外に多いことから、メジャーではないけどマイナーなルートってわけでもなさそうだ。
今回の越後遠征の本命は阿寺山。こっちの方がマイナーかな。天気の良さそうな日曜日に阿寺山を当てて、土曜日に天気が悪くても大丈夫そうな東谷山にした。東谷山は半日仕事なので家を5時発。案外天気が良くて、湯沢に入るとナント晴れ。谷川連峰が丸見えだった。今日が阿寺山だったかも・・・。
田代スキー場に車を止めさせてもらって、国道から二居峠への道に向かって雪原を歩き始める。雪原にはトレースがなかったけど、二居峠への車道終点には準備中に人が数名いた。先行のトレースもあり。単独のようだ。ほぼ車道を辿って二居峠へ。さっきまで晴れていたのに、小雪もちらつくように。西側は雲が厚く、東側は青空が見えている。どうもこのあたりが境界線みたいだ。
二居峠から東谷山の手前までは雪庇の発達した尾根を歩くことになる。先行者はかなり大胆に雪庇の上を歩いていた。ついつい楽をしたくなるが、回避できるリスクは回避せねばね・・・。多少(かなり?)歩きにくくはなるけど、風上側の密林をかいくぐりながら進む。標高差のわりに時間を食う要因でしょう。
細かった尾根がこんもりしてきて、ブナがいい感じになってきたら東谷山。尾根続きの日白山はよく見えていたけど、その先の仙ノ倉山や平標山は辛うじてボンヤリ見える程度。谷川連峰の眺めに期待したけど無理でした。苗場山とかも見えた記憶があるけど、今回はお預けですな。山頂は強くはないけど風があったのですぐ退散。
登り切ったところが東谷山山頂 東谷山から滑るルートは、間違えずに北西方向に、途中で広くはなるけど必ず国道17号のヘアピンに導かれる。地図読みの心配はご無用。好きなように滑っていればいいんです。車の回収hはバスを利用しました。1時間に1本くらいはあるので、そこらのローカルJR線よりも多いです。予めバスの時間を調べておけば、時間調整しながら滑ればよいと。
東谷山から滑り出しますが、バスの時間まで1時間ありません。間に合うかなあ・・・?ダメそうなら途中で大休止かな。程よい間隔でブナが生えています。斜度は思ったよりも強め。谷ルートにしては凸凹が少なくフラット。日田がヒュンヒュンと走る雪で、オーバースピードになり勝ち。でも、抵抗がほとんどない雪なので爽快です。向きも北西なのでパウダーの賞味期限は長いと思われます。なのに二度前転。ここは荒天時の転進先に使えます。
1000mくらいで一度谷が深くなるけど、その先でまた広くなります。植林と谷筋の境目を進みました。しばらくで赤い橋が見えてきます。橋は国道なんですが、これをくぐって先のヘアピンで国道に上がりました。最後に国道に上がる時、少しカニ歩きで登ることになったので、橋をくぐらずに国道に出ていた方が楽だったかも。除雪の壁は低くてよかった。国道に降りたのが13:10。バスは13分。バス停が特定できていなかったのですが、ちょうど駐車帯に貝掛温泉の人がいて教えてくれた。間髪入れずにバスがやって来て乗り込みます。板を乗せると100円取られるので、車を回収してまた戻ってきます。田代までは5分だけなので。 温泉は三俣の街道の湯へ。パッとしないけど場所的にこうなる。温泉入ってる間に雪が降り始めてきた。いい時間に山にいたってことですね。このあと前から気になっていながら入ったことのなかった石内ドライブインへ。基本は焼肉屋。定食とか麺類も充実していて、T世さんお気に入りの様子。湯沢方面に来た時の定番になりそうです。
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