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南アルプス 笹山ダイレクト尾根と大井川源流


天候不順な今年のお盆、苦肉の策の山行でした


白河内岳直下のテン場と富士山


 山域  南アルプス 白峰南嶺と大井川源流 
 山行日時  2012年8月16日(木)〜19日(日)
 登山形態  縦走と沢歩き
 メンバー  T世
 温泉  奈良田の里(500円)



お盆の前の週までは晴天続きだったのに、お盆の期間の週間予報はなんとも不安定。前線が居座るような感じになっている。行こうと思っていたところは諦め、前半は仕事をすることにして後半勝負。ところが後半もパッとはしませんな・・・。どうも不安定になるようで。ならば雷雨予報が出ている中2日を雷が恐い稜線ではなく谷間で、大井川源流遡行に当てる行程を考えてみましょうか。で、こんな風になりました。

◆8月16日(木) 奈良田⇒ダイレクト尾根⇒笹山⇒白河内岳直下  晴れ時々曇り

こんな変な行程になったけど、自分なりのテーマはちゃんと持っていて、@笹山ダイレクト尾根を登る A大井川源流を歩く B南ア主稜線で唯一歩いていない間ノ岳〜三峰岳を歩く ・・・この3つを天気とか登り下りを考えてつなげたら、今回歩いたルートになったというわけです。

奈良田(7:45)⇒1344m(9:10〜20)⇒水場1603m(10:05〜15)⇒2256m下(11:15〜25)⇒2560m(13:45〜55)⇒笹山南峰(14:30〜14:45)⇒笹山北峰(14:50〜15:10)⇒白河内岳下テン場(16:15)

下山は大門沢なので、荷物を吊り橋近くの駐車場に置いて、車は降り口に近い第3駐車場へ。吊り橋がダイレクト尾根のスタート地点。対岸に渡り、発電所の施設の脇を下流に向かって歩く。沢を1本渡り、トンネルをくぐらずに山の方に登っていくと「笹山登山口」と書かれた看板があった。迷いはしなかったけど、わかりづらいところ。

 
早川に架かる吊り橋から始まる ここから山道に

さてさて、これから標高差1900mの登り。荷物は冬並みの24キロ。なんといっても真水を明日の分まで背負ってますので・・・。それに加えて酒類が2リットル。途中の1600m地点に水場の分岐があるけど、往復35分もかかるという情報。35分もかけて水を汲みに行くのなら、最初から背負ったほうがいいでしょう。

 
水場の看板 唯一展望があったところ

まあ、なにしろこの笹山ダイレクト尾根は、笹山山頂に登り着くまで展望はほとんどナシ。労が多くてご褒美もナシ・・・という修行系なのであります。しかし、考え方によっては見どころがないので、登ることに没頭できる。無理に考えればそれがセールスポイントかな・・・と。先のことなど考えずに黙々と登るのみ。

 
笹山南峰 笹山北峰

この尾根には1344m→1603m→1932m→2256m→笹山2717m・・・と概ね300mごとに地形図に標高点が付いていて、各ピッチそこまで歩くことを目標に登った。ずっと樹林に覆われた尾根なので(だから展望ナシ)、日差しを遮ってくれて助かる。それでも暑い。汗はダラダラかいて、出た分は飲まなくてはいけない。体中の水分が総入れ替えしたのでは・・・というほど汗をかいた。

 
来た方 看板なかったら間違えそう

粘りが信条ではあるが、さすがに最後は少しペースが落ちたなあ・・・。やっとこさ笹山南峰。「黒河内岳」とも呼ばれるが、白河内岳に対して笹山は山が黒いので「黒河内岳」かや?笹山南峰はカンバに囲まれた明るい山頂。カンバがあるので背伸びしないと景色が見れない。ちょうど山頂だけ丸く裸地になっていて円形脱毛症みたいだった。ここはテン場になっている。一応カンバに囲まれているので、風が強い日には良いかもしれない。2年前はここに止まった。

 
白河内岳 荒川三山  手前は蝙蝠尾根

今日は最低ノルマが笹山南峰だったが、まだ時間も余力もあるので駒を進める。いったん下って北峰へ。こちらは木が生えていないので360度の大展望。南アルプスの主脈がパノラマで見渡すことができます。もちろん富士山も。白峰南嶺の続きである笊ヶ岳方面はあいにく雲の中。ここにもテン場はあって、ロケーションを取るなら北峰。風には弱そう・・・。

 
いい空といい雲 笹山南峰と富士山
 
ハイマツのトンネルあり テン場から笹山方面

予定通り白河内岳の手前まで行くことにします。ここからはしばらくシラビソ林の中に下ります。白河内岳本体の登りとなり、森林限界に出たところが白河内岳南面直下の台地。ここが本日のお宿。北は白河内岳があって展望がないけど、あとの方角はバッチリです。なんいってもここは庭園風でロケーション抜群!こんな中で泊まれるのはありがたいことです。


本日のテン場


テン場より

夕食とかはテント内ですることが多いけど、今日は無風で暖かかったので珍しく外で。塩見岳の周りが赤く染まる夕焼けを見てテントに入ります。明日は晴れるけど午後は不安定になって雷雨・・・とラジオがしゃべっていた。明日は広河内岳から谷に降りるので、それまで晴れてくれていて欲しいもんです・

1日目に見かけた高山植物




◆8月17日(金) 白河内岳直下⇒広河内岳⇒池ノ沢⇒大井川  晴れのち雷雨

今朝はどんな天気だろう・・・?テントの覗き穴から見てみると、上は晴れているけど横は雲が多い。外に出てちゃんと見てみると、下界は雲海の底。ただ、その雲海の水面はやや高めで、南アルプスの稜線の高さまで迫っているところもあった。真上の空はスッキリ晴れ。今日は広河内岳まで稜線歩きであとは谷底に入るので、広河内岳までなんとかこのままキープでお願いしたいところ。

テン場(6:15)⇒白河内岳(6:35〜45)⇒大籠岳(7:25〜40)⇒広河内岳(9:05〜30)⇒池ノ沢池(11:00〜15)⇒池ノ沢小屋[雨宿り](13:10〜14:15)⇒テン場[蛇抜尾根取り付き](15:00)

まずは白河内岳へ。広くて稜線ぽくないので踏み跡錯綜。薄い踏み跡とケルンを拾いながら登っていく。多分みんなテキトーに登っているんだろう。だから余計に踏み跡が明瞭にならない。白峰南嶺で一番わかりにくいところかな。登りならまだいいけど、下りでガスられたら厄介でしょうね。


朝の富士山  テン場より


今朝は笊ヶ岳も見える


塩見岳も

白河内岳に登ると白峰三山が見えるんだけど、東からの雲の上がりが早い。すでにオーバーフローしかけている。塩見岳やそれ以南の山々はバッチリなのですが。中央アルプスもバッチリ。北アルプスは槍と穂高しか見えていないので、やっぱり雲海の水面の高さが高いのかも。まあ、これだけ見えてれば及第点でしょう。


広河内岳と奥に農鳥岳  白河内岳より


仙塩尾根と遠くは中央アルプス

白河内岳から大籠岳までも若干踏み跡が薄いかな。ただ、こちらは稜線が細くなっているので、右も左もわからなくなるってことはなさそう。踏み跡が薄いってだけで。歩くに連れ、どんどんと雲が増えてきた。広河内岳にもかかるように。さっきまでは点々としかなかった中央アルプスの雲も、大きな塊になってきた。まだ朝なのに・・・。

 
あーーー雲が・・・ 広河内岳より農鳥岳

広河内に登りながら、池ノ沢に下るルートを検討。下からは山頂の西寄りに踏み跡が見えたが、登って見るとイマイチわからないなあ・・・。まあ、どこから突っ込んでもいいんですけど。山頂に着く頃には半分は雲になってしまった。見えたり隠れたりの繰り返しだったが、なんとなく全体が見えたのでヨシとしましょう。1人+2人が山頂にいた。

 
これから下る池ノ沢 前半はゴロゴロ帯

さて、池ノ沢へと入ります。縦走路を少し白河内岳方面に戻り、枝分かれするように池ノ沢に吸い込まれる踏み跡に乗る。赤ペンキもある。恐らくこれが地形図に載っている登山道なんでしょうね。縦走する人もこの踏み跡に引き込まれているかも。ほどなく谷底へ。ここからはゴロゴロ帯だが、踏んだ跡はしっかり残っていて、快調に下ることができた。

 
広河内岳の斜面 灌木帯へ

ゴロゴロ帯のあとは灌木帯。密林ではなく疎林で、踏み跡もしっかりあって歩きやすい。テン場跡もあったが水流はまだ出てこない。一ヶ所ハイマツ密集地帯があったけど、そこは左から大きく巻く踏み跡があった。そのうちシラビソ林になって、広く平らになったら池ノ沢池に。神秘的とのウワサもあったが、地味で汚い池・・・という印象だった。

 
池ノ沢池 池ノ沢池

ここからはスタコラとは下れない。踏み跡は不明瞭になり、オマケに倒木や高巻きの連続。とくに倒木が厄介で、乗り越えたり、くぐったり、すり抜けたり・・・と時間は食うわ体力を消耗するわ。そのうち気力も失せてきた。渓流シューズを履いて沢通しに下ったほうがスッキリしたかもしれないけど、それもあまり効率良さそうには思えなかった。大井川に出合うまで、とにかく長かった。

 
池ノ沢小屋 池ノ沢小屋の中
 

大井川に出る前からポツポツと雨が降り出す。本降りになってきた頃にちょうど池ノ沢小屋に着いた。小屋は荒廃していて扉を開けたくはなかったけど、雨宿りなのでいたしかたない。小屋の中はホコリっぽいけど、意外とキレイだった。時々使う人がいるからだと思う。ただ、床は真ん中あたりでくの字に盛り上がっていて、斜めになっていた。

  小屋に入ると本降りの雷雨になった。しばらく待っていればやむでしょう。ところが結構しぶとくて、やむのに1時間ほどかかった。さすがに池ノ沢小屋に止まる気にはなれない。雨がやんだところで出発。大井川は広く、河原が発達している。このあたりはどこでも泊まれそうな感じ。雨上がりだし念のため沢靴を履いたけど、流れに入ることはなかった。
大井川は河原が発達

どこまで進んでおこうか考えていると、また雨が降り出してきた。歩き出してまだ1時間も経過していないのに・・・。ちょうど新蛇抜山へと続く尾根の末端に快適そうなテン場あり。この尾根には道があるようで、万が一の時に安心。よって、ここが本日のお宿。とりあえずテントを張って雨をやり過ごす。やり過ごすくらいのつもりだったのに、待てども待てども雨は上がらない。とくに強く降るようなことはなかったけど、起きてる間はずっと降り続いていた。雷もずっと鳴っていた。今日はテント内での夕食。焚火ができなくて残念・・・。





◆8月18日(土) 大井川源流⇒農鳥小屋  くもりのち雷雨のちくもり

起きたら曇り空。とりあえず雨は降ってないけど重い感じだ。今日も午後から雷雨みたい。やれやれ・・・。ゆうべできなかったので朝から焚火。枝は濡れてたけどなんとか着火。2日分のゴミを燃やせただけでヨシとしましょう。

テン場(6:45)⇒白根沢出合(7:50〜8:00)⇒魚止め滝(9:30)⇒乗越沢出合(10:05〜15)⇒農鳥沢出合(11:15)⇒2600m付近[雷雨宿り](12:10〜14:00)⇒登山道(14:20〜30)⇒農鳥小屋(15:40)

広かった大井川だが、ここから少し狭まる。狭くはなるけど両側とも平らな岸がなくなることはない。岸が広くなると大抵そこには踏み跡があった。歩きやすい場合も多かったが、倒木とかで難儀する場面も結構あった。水流脇を歩くが楽か天秤に掛けながら進む。川が広くて水量も多くはないので、渡渉に苦労するようなことはなかった。

 
だいぶ川が狭くなってきた 初めての滝

谷が狭くなって右カーブした先に魚止めの滝が出現。10mくらいのそこそこ立派な滝。ここは左に立派な巻き道が付いているので問題ナシ。魚止めの滝の先にしばらくで乗越沢出合。これを詰めれば熊ノ平小屋。ここも良いテン場になっていた。

 
岩盤が出てくるところも 魚止めの滝

さらに進むと周囲がシラビソ林から広葉樹に変わってくる。そして前方には間ノ岳あたりの稜線も望めるように。谷が明るくなり気持ちも明るくなった。農鳥沢出合付近は果樹園のようなところだった。農鳥沢を分けて20分くらい進んだところで雷雨に・・・。よりによってもう少しで登山道ってところで・・・。結構近いところで鳴っており、この先すぐに森林限界上に出てしまいそうな雰囲気。今日もしばらく雨宿りだな。

 
間ノ岳の稜線が見えてきた 二俣は良いテン場になっている

今年テントを新調し、その時にオマケで付いてきたシートがあった。それをダケカンバにかぶせて屋根代わりに。土砂降りにはならず、雷も鳴りっぱなしではなかったけど、なかなか雨はやまず、思い出した頃に雷鳴も。1時間が経過しても同じ。夕べみたいに長く続くのかなあ・・・。こんな中を登って行くのもリスクが高いので、このまま2時までやまなかったら農鳥沢との二俣に下って泊まろうか・・・。そこは快適そうだったし。

 
農鳥沢との二俣です 三国沢源頭は巨大なカール状

二俣まで下る方にほぼ気持ちが傾いていたところ、タイムリミットの2時になった。雨はやんだみたいで、雷もしばらく鳴っていないぞ・・・。二俣に降りると明日が大変だ。できれば降りたくないので登ろう!すぐに森林限界上に出て、20分ほどでトラバース道に出た。間ノ岳南面の大きなカール状のロケーションは圧巻。巨大な劇場のような感じだった。晴れていれば最高だったろうけど、今日のところは見えてただけでも十分かな。水を3L追加して農鳥小屋へと向かう。

 
トラバースする登山道と合流 源頭から振り返る

トラバース中に単独の人と会って話をした。笹山方面から来ていて、農鳥岳を越える前に雷雨になったらしい。トラバース道なのだが、最後の大きなアップダウン(ダウンアップが正しい)が控えていた。天気はかなり回復していたが、農鳥岳あたりはまた真っ黒に。小屋に着いて受付してテントを張ったら雨。なかなかのタイミングでした。

 
トラバース道から登ってきた沢を・・・ 夕方の農鳥岳のテン場

雷雨になったりと不幸なんだけども、そんな中でも昨日はちょうど池ノ沢小屋があったり、今日も雨宿りのあと農鳥小屋までの間は降られず、テントを張ったら途端に降り出す・・・と。不幸中の幸いが続いている。農鳥小屋に着いてからの雨も、大降りにはならずにしばらくでやんでくれた。今日は早い時間から雷雨になったこともあってか、テント泊は3張りのみだった。荷物は大きいけど小屋に泊まっていた風の人たちもいた。予定はテントだったけど、雷雨だったので小屋泊まりにしたってところでしょう。





◆8月19日(日) 農鳥小屋⇒農鳥岳⇒広河内岳⇒奈良田  くもり時々晴れ

朝から晴れ!稜線のテン場で朝から晴れはうれしいです。農鳥岳は晴れているけど、何故か間ノ岳には少し雲がかかっていた。テントにはビッショリと朝露が・・・。晴れならではの朝露なので歓迎しましょう。学生はとっくの昔に、単独の人は少し前に出発していった。

農鳥小屋(6:30)⇒西農鳥岳(7:10〜20)⇒農鳥岳(8:00〜10)⇒大門沢下降点(8:40)⇒広河内岳(9:00〜10)⇒大門沢下降点(9:25〜40)⇒大門沢小屋(11:25〜40)⇒登山口(14:00)⇒駐車場(14:20)

今日は奈良田に下る。農鳥小屋からでも単純に2000m下るわけだが、まずは農鳥岳に登らなくてはいけない。今日が下るだけで終わってしまうよりも、農鳥岳から広河内岳まで縦走できるので、ぞのぶん充実するってもんかな。天気も良さそうだし。

 
遠くは鳳凰三山 遠くは富士山

一応お盆絡みの最後の日曜日。歩いている人は数えるほどしかいません。北アルプスは賑やかなんでしょうね。となりの北岳でももっと人はいそうな気がする。農鳥岳は南アルプスの中ではマイナーではないけど、甲斐駒、仙丈、北岳と比べると、入込みは少なそうです。雲海に浮かぶ富士山や鳳凰三山を見ながら農鳥岳に登る。


朝の農鳥岳  まだテント撤収前


間ノ岳と右にチラリと北岳

西農鳥岳は看板がなかったなあ・・・。みつけられなかっただけ?3051mで農鳥岳の最高点なのに。とりあえず一番高そうな岩に登っておいた。そして農鳥岳に向かう。こんなにアップダウンあったっけかなあ・・・?でも、景色が良いから苦になりません。今まで気にもならなかった農鳥沢や滝ノ沢の源頭部もチェックしながら歩く。どちらもなかなかの詰め。もしかしたら滝ノ沢なんて途中も詰めも良くて楽しいかもしれない。


塩見岳と右奥は荒川岳


滝ノ沢源頭部も素晴らしい詰め

農鳥岳に着く頃には、すでに山に雲がかかるようになってきた。まだ8時とかなのに・・・。完全に雲に覆われてしまったら広河内岳に行く意味ないしなあ・・・。まあ、大門沢の下降点まで行ってから考えよう。農鳥岳から大門沢下降点までのロケーションはマッタリとした感じでお気に入り。反対側は荒々しい様相なんですけどね。こっちは牧場系。


間ノ岳と北岳


農鳥岳に向かう  バックは西農鳥岳

さて、大門沢下降点。う〜ん、微妙。雲がかかってる時間の方が長いのかな。T世さんは行く気満々だったので行きましょう!おとといは南から広河内岳に登り、今日は北から広河内岳に登る。これで辿った線だけみれば八の字になったぞ!大門沢下降点にザックを置いて空身で往復してきた。天気はやっぱり微妙で、うっすらと近くの山が見える程度。広河内岳からの農鳥岳を見たかったけど、今回の二度ともイマイチでした。残念・・・。

 
農鳥岳の南側 大門沢下降点

さて、2000mの下りです。まずは大門沢小屋が目標ですね。といっても1000m以上はある。まあ、何も考えずに降りるってもんですな。最初はお花畑があったりで明るいけど、標高2800mくらいからの下降開始なのにすぐに樹林帯に入った。さすがは南アルプス。前半はかなりの急傾斜で足にくる。ザックに入っている濡れた沢靴分がいつもより余分に重い。結構ジャブとなって効いてくるんだわなあ・・・。

 
今回二度目の広河内岳 大門沢小屋

大門沢小屋で休憩。水をもらった。下降点から大門沢小屋までは標高差との戦いで、ここからは距離との戦いになる。標高差もまだ800mくらいはあるんですけど。さらに暑さとの戦いにもなってきた。昨日はお昼くらいには雷が鳴り出したが、今日は今のところ兆候はない。雷や雨はカンベンだが、日は遮ってもらいたいところ。林道になってからがきつかった。

 
不安定そうな橋 開運隧道に下山

温泉は奈良田の里。道路脇の駐車場に車を止めて、150mほど歩いて行かなければならない。くそ暑いのに・・・。雨が降ってたらパスだが。帰りにまた汗かくかと心配してたけど、帰りは下りなので大丈夫だった。増穂インターまでの間には何もないので、八ヶ岳パーキングでうどんを食べて帰りました。

帰って新聞読んだら、槍ヶ岳で落雷の死亡事故があったみたい。北アルプスも同じような状況か、むしろ厳しかった様子かな。今年のお盆は終始不安定な天気だったってことです。そんな中、雷雨の雨宿りとかあったりしたけど、不幸中の幸いが続いてラッキーだったといえる。笹山のダイレクト尾根、白峰南嶺、池ノ沢、大井川源流・・・と、盛りだくさんの内容でした。






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