大渚山+1476m 山スキー![]() ブナの樹氷がキレイでした!
本当なら今日まで東北にいたはず。しかし、北日本の天気が悪そうだったので、5日間の予定だった東北を2日早く切り上げて戻ってきました。その甲斐(?)あって今日は午前中は天気がもちそう。ちなみに山形あたりは終日雪降りだったようです。内心ラッキー!それでも、そんなにスカッ晴れは期待できないので、我が家の定番中の定番である大渚山に行くことに。大渚山ならハズレても「まあいいか・・・」と思えるし、今年はまだ大草連に行ってなく、雪の積もり具合を見てみたかったのです。
朝から快晴!空は真っ青!問題は何時までもってくれるか・・・。昨日の未明にかけて日本海側ではドカ雪となり、里でも30センチくらいの新雪。山は真冬の景色を取り戻していることでしょう。大草連へは一番乗り。雪は例年よりもかなり多め。雪が落ち着くこの時期でこれなので、2月とかはすごかったことでしょう。ウワサには聞いてたけど、見える範囲だけでも民家が3棟倒壊してしまっていました。
昨日のトレースが残っていました。トレースは車道の途中で尾根に取り付いていましたが、雪原まで行ってみたくて行ってみると、そこから尾根に取り付くルートにはトレースなし。無駄なラッセルをする羽目になりましたが、久しぶりのフレッシュな雪を歩けてうれしかったです。何度となくこの台地状の尾根を登っていますが、やっぱり大渚山は良い山だなあと感じます。ただ、残念なことに、さっきまで真っ青だった空が、徐々に白み始めてきました。まあ午後から下り坂って話だからなあ・・・。
山頂は無人。空はすっかりグレーになってしまいました。それでも雲は高いので、北アルプスなどはしっかり見えています。今日は北斜面に入るか、それとも西隣の1476mに行ってみるかの2本立てで考えていました。青空ではなくなったものの、天気としては悪くはないので、1476mに行ってみることにします。山頂に戻ってくるまで天気が持ってくれることを祈りつつ・・・。
1476mへはいったん谷に滑り込んでから登ることにします。先日の真那板山縦走の時に、西斜面の尾根寄りルートはキレイな斜面というのは確認済み。今日は谷の真ん中の斜面を滑ってみます。悪くはないけど、どうも微妙なシュカブラのような段差があったりで滑りにくかったです。雪は軽くて快適。谷の真ん中だけに、谷底に降りてしまうのも早く、あまりお勧めではないですね。ただ、谷底は斜度が手頃になり、雪もフカフカだったので、とっても気持ちが良かったです。
1476mへは手前のコルに上がる浅い沢を詰めます。この登る斜面は樹林の疎ら具合といい、斜面のツルツル度といい、ヨダレ物。1476mに登った後に、尾根通しで大渚山に戻る予定だったけど、この斜面を滑らない手はない。普段は繰り返し滑るために、わざわざ登り返すことは滅多にしません。しかし、今シーズンのラストパウダーになるかもしれないと思い、登っている最中にここを滑ることに決めたのでした。
1476mは狭い牧場といった雰囲気。一番西の端まで歩きます。北アルプスがグッと近づいたように感じます。雪原に若いブナがポツリポツリと生えていて、とてものどかなところでした。今日は空が白んでいるので残念ですが・・・・。先日の真那板山への稜線もよく見えます。ゆっくりしたいところですが、天気は下り坂なので先を急ぎましょう。
コルまで尾根を滑り、いよいよヨダレ斜面へ。新雪の深さはないものの、底アリ浅パウの軽い雪。止まるのがもったいないので、谷底まで一気に滑りました。この時期に来て今シーズン3本の指に入る気持ちよさだったかもしれないなあ・・・。ま、今年は深雪をまともに滑れてないからなあ・・・。対岸に渡って大渚山へと登り返します。天気は意外と悪くなく、空は白いけど依然として日は差します。ブナの樹氷が白黒できれいでした。
![]() さて、ドカ雪のあと晴れると激重雪になる大渚山の南面。いつも玉砕されるのですが、今日はどうしたことか滑りやすかったです。薄日ではあったにしろ日は当たっていたはず。雪は重くなっていましたが、ちゃんと曲がれる雪でした。さすがに集落直前は重重になってしまいましたが、ほぼ最後まで滑りを楽しむことができました。 今日は1476mに行くことができたし、パウダー滑れたし、満足であります。
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