風吹大池&白馬大池 紅葉ハイキング小敷池
今年の紅葉ハイキングは越後集中攻撃。先週は裏越後三山を縦走し、そして今週は月曜日に休みを取って日帰り3連戦を計画。ヤル気満々だったのですが、初日は新潟だけ良くない予報。冬の天気分布になってきましたね〜。わざわざ予報の良くないエリアに行くのもバカバカしいので、回復の早そうな北アルプスに変更。蓮華温泉から風吹大池と白馬大池の2つの大池を巡ることにしたのでした。
安曇野市は起きたら快晴!この日の最低気温は穂高で3.6℃まで下がったのでした。白馬は見えるけど、問題は日本海ががどうかだ・・・。夏場の蓮華温泉は何年ぶりになるんでしょう・・・。調査の結果12年ぶりでした。蓮華温泉への車道は道中がいいですね〜。森もいいし、雪倉や朝日の眺めもいいし。紅葉の方は蓮華温泉あたりで盛り一歩手前という状況でした。
もともとの計画では滝見尾根を登って白馬大池、風吹大池と周り、笹目尾根で蓮華温泉に戻るつもりだった。しかし、天気が回復し切ってないから直前に逆コースに変更。今回のルートの中で期待するものに滝見尾根があったので、天気が悪い時に登りたくないってのがありました。まあ、どっちの尾根もお初なので楽しみ!
蓮華温泉に車を止めて、風吹大池登山口まで車道を歩く。約30分ってとこですかね。笹目尾根の登山道は歩く人が少ないんでしょうか、北アルプスの登山道としてはかなり悪い部類に入りそう。北アルプスじゃなかったら普通の道なんですが・・・。風吹天狗原周辺のぬかるみは結構ひどかった。木道があってもよさそうなもんだけど、登山者が少ないからそこまでする価値ナシなのかも・・・。
天気は急速に回復して、すぐにスカッ晴れになるものと思っていたし、そんな雰囲気だった。ところが、海の方にあった黒い雲がこっちの方に押し寄せてくるではありませんか。晴れていた雪倉岳や朝日岳、そして白馬乗鞍岳にも雲がかかってしまった。上空の青空がなくなり、太陽も隠れてしまった。期待の風吹天狗原だったのに、展望がないだけでなく、どんより暗い風吹天狗原になってしまった。あーあ・・・。とりあえず風吹山荘へ。
風吹山荘前のベンチで腹ごしらえ。曇りのままなら風吹大池を一周してもつまらんと思っていたが、なんだか空が明るくなってきた。青空も出るようになったので池散策に行くべ!風吹大池は3回目で、いずれも紅葉が終わった後に来ている。今回はほぼ盛り。風吹大池もさることながら、一番キレイだったのはやっぱり近所の小敷池だったなあ・・・。いい出してました。
さっきはドンヨリの風吹天狗原だったけど、今度は日が出ているぶんまだマシ。「マシ」にしたのは青空不足と雪倉岳&朝日岳が見えないから。ここから天狗原へと続く千国揚尾根もお初。お初なので楽しみは楽しみだったけど、あんまり期待はしていなかった。予想通りに見どころナシの尾根でした。丈の高い笹と灌木、針葉樹で展望がなく、ダラダラと天狗原に向かって歩くだけの感じ。ちょっと退屈かな。
ずっと雲の中だった白馬乗鞍岳。天狗原に着くころに雲が取れてくれた。天狗原はすでに紅葉は終わりかけで、寂しさが漂っていました。少し戻る感じで天狗原の休憩所?へ。ここまでは人通りがほとんどなかったけど、たくさんの人が休んでいました。さすがに栂池〜白馬岳のメインルートだけのことはあります。白馬乗鞍岳は見えてはいるけど、なんだか冴えない空で暗い感じだなあ・・・。
白馬大池へと向かいます。こんな時間なので登る人は少なく、降りてくる人がほとんどです。白馬乗鞍岳の山頂に立っても雲が多くてパッとしません。今朝だか昨夜だかに降った雪が、岩陰に残っていました。白馬大池の小屋はもう既に閉めているんですね。建設中のテントが寂しく一張り。白馬大池の紅葉は終わっていて、雪が降るのを待ってるような感じでした。ひと通り池のほとりなどブラブラして、蓮華温泉へと下りにかかります。
漠然と期待していた滝見尾根ですが、なんか想像していたのとだいぶ違っていたなあ・・・。もっとスッキリしているかと思っていた。展望も紅葉も今一つ。天狗の庭は素敵なところだと想像していたけど、そうでもなかったし・・・。勝手に期待していただけなのですが、期待ハズレに終わってしまった。
初めての笹目尾根、千国揚尾根、滝見尾根を辿って、風吹大池と白馬大池の2つの大池を巡りました。なんだかんだいって、紅葉は風吹大池エリアがダントツで良かったかな。紅葉のタイミングや天気もあるけど、このルートは紅葉ハイキングには向かないルートだということがわかった。これが今回の一番の収穫かな。紅葉を楽しむなら、結局のところ北小谷から風吹大池、栂池から天狗原と単純に考えた方が純粋に楽しめそうです。
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