鉢伏山 扉温泉より鉢伏山の山頂へ
山岳会の例会山行で扉温泉から鉢伏山に登ってきました。みなさんこの時期はこれといった目標の山がないせいか、参加人数15人というガイドツアー並みの大所帯となりました。天気に恵まれて良い景色を見ることができ、下山後は檜の湯の別棟を借り切っての鍋宴会。ワイワイガヤガヤと楽しい山となりました。 6時に松本合庁に集合し、車3台で扉温泉に向かいます。現地集合が2名。天気は快晴ですが、そのぶん気温は低め。平地は霧で見た目も寒い。檜の湯近くの駐車場から登山口まで車道を歩きます。濡れているところは凍ってた感じ。扉温泉ってこんなに立派な建物があったんだ…?なんせ扉温泉に来たのは10年ぶり2度目なもんで…。
扉温泉に来たのが10年ぶり2度目ですが、鉢伏山も10年ぶり2度目であります。10年前も同じく扉温泉から登ったんですが、その時は1月で雪山でした。その時の記憶なんてほとんどなく、割と深い雪の中、延々と谷間の道を歩いたなあ…というくらい。山頂がどうだったかとか、全く記憶にございません。困ったもんです。
今日のリーダーはシモちゃん。20代の娘さんです。普段そんなに山に行かなくて、この15人という大所帯。直前に行き先も変更になってバタバタしたのに、山から宴会までよくまとめてくれました。そう…もともとは一文字違いの鉢盛山に登る予定だったのです。朝日村からの道も波田からの道もアウトとなり、やむなく鉢伏山に変更したのでした。 そのシモちゃんを先頭に15人がゾロリゾロリと付いていきます。わさび沢沿いの道はなかなか太陽が当たらず、ずっと暗い道でした。下の方はカラマツの葉っぱが少し残っていて、時々日が差すと紅葉が映えます。渓相も暗く、谷間の時間が長いので、ちょっと間延びしてしまいますね〜。
今日は地図読み講習も兼ねています。下山後には宴会が控えているので、本格的な講習にはせず、ポイントを書き込んだ地図を見ながら、各自歩くといった形式。地形図には載っている沢沿いの林道は形跡もなく、ガイドブックに載っていた営林署小屋は近年撤去されていました。地形図に載ってる林道や小屋等をアテにするとえらい目に遭う…が教訓かな。
営林署小屋跡から沢を離れて斜面っぽい尾根に取り付きます。やっと日が当たるようになりました。どんどん登っていくと、1700mくらいで雪が出てきます。北斜面の雪はパウダーのまま残っていました。さらに登ると北アルプスの白い連なりも見えるようになり、やっと気分が盛り上がってきました。
前鉢伏の道が合わさると、鉢伏山の草原地帯です。下界からもよくわかる山頂部のハゲた部分です。北アルプスの眺めがいいですね〜。松本盆地越しってのがいいです。ただ木が生えてないぶん吹きさらし。日本海に低いのがあるため南風が強いです。南風なのに寒いです。今日は松本は15度を超える予想だったので暖かいのかと思っていました。薄着で来たので寒かったです。
このハゲ部分に出てから鉢伏山の山頂までが意外と長かったです。景色が良いので苦にはならないんですが。雪は2日前のもので、降った時は10センチ以上あったんではないかと思われます。縮んだり融けたりで2日経った今日は少し減ってしまっています。それでも雪景色とうのはキレイですね〜。雪があるとないとでは雲泥の差。空も青くて最高です。ただ寒い…。
寒い寒い!山頂で記念写真だけ撮って降りましょう!草原部分は北アルプスを正面に見ながら気持ちよく下ります。樹林帯に入ってからも営林署小屋跡までは早かったけど、やっぱり沢沿いの道が長く感じたなあ〜。沢沿いの雰囲気が悪いとは思わないけど、如何せん長い…。
久しぶりの鉢伏山。天気が良かったのが大きいけど、展望が良かったです。松本の東山に当たる美ヶ原から鉢伏山にかけての山は、たつの家にとっては遠い山となっています。たつの家は日本海側志向が顕著ですので。でも、鉢伏から美ヶ原の山並みとか見てたら雰囲気良さそうなので、たまには通ってみたいなと感じました。近いしね。
下山後は檜の湯に入って、隣接する別棟を借り切っての鍋宴会。この貸部屋は3000円/1日。15人なので200円/1人という格安。持ち込みも何でもOKみたいだし、今後も使えそう。温泉も300円と安いです。シャンプー&石鹸はなし。ごった煮の鍋をつつきます。ボクはT世さんの運転で酒が飲めたけど、ほとんどの人はこのあと車の運転があって飲めなかっただけが残念…。
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