早池峰山 ハイキング


またもやガスガスで展望ナシでしたが、足元の花は楽しめました!


御田植場は花だらけでした〜

 山域  北上山地 早池峰山
 山行日時  2013年7月14日(日)
 登山形態  ハイキング
 天気  くもり時々霧
 メンバー  T世
 温泉・メシ  温泉:ひまわり温泉 銀河の湯(600円)
 夕食:盛岡 米内(焼き肉&盛岡冷麺)
 コースタイム 河原の坊登山口(5:45)⇒御座走り(7:35)⇒早池峰山(8:30〜9:00⇒小田越(10:40)
小田越(11:00)⇒薬師岳(12:00〜10)⇒小田越(12:55)

早池峰山は16年ぶり2度目となります。GWに登っているんですが、全くもって記憶にございません…。覚えていることといえば、下山の雪道で迷子になって適当に下ったら車道に出てホッとしたことくらいかな。山を始めてまだホヤホヤの頃で、今考えてみればよく遭難しなかったなあ〜ということが何度もありました。少しずつ学習して今に至ってます…。


さてさて、今年の海の日3連休は東北遠征。日帰り3連戦の予定でしたが、天気が微妙で初日は移動日。2日目、3日目もパッとはしない予報です。北アルプスや中央アルプスも考えてはいたんですが、どっちみちパッとしないのなら東北に行くべ!ということになったのでした。初日はお昼前にウチを出て、早池峰の道の駅まで11時間かかりました。同じ東北でも月山や鳥海山とは遠さが違いますね〜。

夜は雨でした。予報は曇りベースだけど、降水確率が10%だったので密かに期待していました。起きると高曇り気味かな。暗い感じではありましたが、早池峰山はしっかりと見えています。これであとは少しでも日が差してくれれば万々歳であります。

 
河原の坊の登山口 3回目の渡渉が一番の難所でした

早池峰山へはこの時期の土日はマイカー規制となります。ただ、朝5時から午後1時以外は通ることができます。早く降りてしまっても、1時までは出られないってことです。時間が余ったら薬師岳にでも登って時間を潰そうということで、車で河原の坊まで入ることにしました。天気が悪いせいでしょうか、駐車場は3分の1も埋まっていない感じでした。

 
4回目の渡渉は何とか飛び石で 沢沿いを登ります
 
しばらくで高い木がなくなり・・・ 高山植物帯のはじまり〜

混みそうな小田越からの道を登って、空いてそうな河原の坊の道を下りに持ってくる予定でした。しかし、それだと薬師岳に登れないので、河原の坊から登ることにします。河原の坊のルートは渡渉が4度あるそうな。1回目、2回目は水量は多かったものの、渡渉には影響なし。3回目は高度な飛び石技術が必要で、そうでなければジャブジャブするしかない。T世さんは靴脱いで渡ってました。4度目はT世さんギリギリ飛び石でクリア。失敗すると濡れるというだけで、危険を感じる渡渉ではありません。

沢沿いを詰めていくと、だんだんと周りの木が低くなってきます。1400mを越えたくらいでしょうか(自信なし)、森林限界を抜けてお花畑に。早くも花を見ながら歩くようになりました。緯度が高いから森林限界も早いんだろうけど、岩盤が蛇紋岩というのも影響しているんでしょうか…?

午後ほど良くなる予報だったので期待してましたが、なんだか逆ですね〜。早池峰山の上の方に雲がかかるようになり、背後に見えていた薬師岳にも雲がかかってきました。早池峰山は明るい緑と岩の景色がキレイそうなのに…。花見にしても、もう少し明るい方がいいんですが…。まあ、良くなることに期待して登るとしましょう。

 
振り返るとあとから登る薬師岳 打岩
 
一枚岩に設置されたロープは無意味 ろうそく岩もどき

御座走りとか打岩とか名のある場所をひたすら登っていきます。だんだんと傾斜が増していく感じです。花は上から下まで同じような花が咲いてました。ウスユキソウが多かったけど、印象としてはミヤマオダマキの方が残ってますね〜。特に好きなわけではないですが、たくさん見たので。

 
山頂は賑やかでした 山頂の避難小屋

傾斜が緩んだかと思ったら早池峰山山頂です。人の多さはさすがです。山頂は狭くはないのに黒山の人だかり。今日は天気がイマイチだし、お客さんは少ないはず。天気が良ければもっとギューギューになるんでしょう。客層としてはジジババ系が大半です。山ガールをはじめとする若者たちはほとんどおりませんでした。まだ花の山とかには触手が伸びてきてないのかも…?高校生の山岳部風の団体はいましたが…。

 
御田植場は花だらけ〜 コバイケイソウがたくさん咲いてました

願叶わずガスガスの早池峰山山頂です。時々太陽の気配がして、上空が薄青くなるんですが、横から下にかけての雲がしぶとく景色が見えることはありませんでした。周囲には目立った山はなく、どんな景色が見れるのか楽しみでしたが残念でした…。諦めて降ります。

 
寄せ植え風 幾何学模様みたい

早池峰山から一段降りたところは御田植場というんでしょうか…。ここが楽園でした。お花畑と岩がゴロゴロして庭園風。目立つのはコバイケイソウ。あとは一匹狼のイメージがあるハクサンチドリが群落になってました。他にもなんやらかんやら咲いていて、花がどうのこうのというよりも、ロケーションが素晴らしかったです。晴れた日にまた来てみたいけど遠い…。

庭園が終わると、写真で見覚えのある2本のハシゴ。幸い登って来る人が少なくて、渋滞することなく通過。このあともしばらく森林限界上で花はたくさん咲いていて目を楽しませてくれました。まあ、登りでゆっくり見たので、下りは足早に…。樹林帯に入ると、さっきまはなんだったんだろう…というほどに、普通の山に戻ってしまいました。ほどなく車道に出てオシマイです。

 
写真でよく見る2連の鎖場 下から

さて、今河原の坊に降りてしまっても缶詰状態で動けません。予定通り薬師岳に登ります。予定では天気が良かったはずなんですが…。登っているうちに晴れてくれれば、目の前に早池峰山が見えるはず。木道を辿り、湿っぽい道を登っていきます。登山道整備中で数人の人が作業しておられました。感謝です。

 
小田越ルートの登山口 路駐が多いんでしょうね

早池峰山と比べるとだいぶ登ってから森林限界。早池峰山と比べると花は咲いてません。シャクナゲがあったくらいかな。相変わらずガスガス。逆に濃くなってるような…。ガッカリですけど、山頂までは行っておきますか。肩に出て、そこから山頂までの道は、左右から灌木が覆い被さっており、プチ薮漕ぎ。帰りは小雨になり、プチ薮漕ぎで濡れる羽目に。

 
薬師岳へ ガスガス・・・

登山客は少ないながらも、ポツポツとはいるようです。みなさん早池峰のついでって感じなんでしょうね。早池峰は景色がなくても花である程度楽しめますが、薬師岳は景色が良くないと全く楽しくない山でした。ただ行ってきただけという…。まあ、良い時もあれば悪い時もあるので、仕方ないです。

早池峰山の近辺には温泉ってものがなく、花巻まで出ることに。ひまわり温泉「銀河の湯」というところに行きました。600円。日本海側は安いけど、同じ東北でも太平洋側は相場が高いですね。可もなく不可もなく…といった温泉でした。

 
盛岡にある肉の米内 盛岡冷麺

風呂のあとは盛岡冷麺。盛岡の街中の「米内」という肉屋さんへ。開店時間の17時よりもだいぶ早く着いてしまったけどOKとのこと。一番乗りでした。早い時間なのに、あっという間に満席になりました。焼肉と冷麺を注文。盛岡は冷麺が有名ですが、冷麺というもの自体が好きではないので焼肉と生ビールで楽しみます。どこがどう美味しかったかはわかりませんが、美味しかったです。生を飲んだので、T世さんの運転で「西根」の道の駅へ。明日は天気が良ければ岩手山だけど、良くなさそうなので姫神山が濃厚か…。

   




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