冬の陣馬形山 ハイキング陣馬形山の山頂
土曜日が冬型で山スキーではなくハイキングになるパターンが3週連続です。日本海側が土日とも晴れたら山スキー遠征に行きたいと思っているのですが、今年は週末の天気がいま一つよくない感じですね。今週も土曜日が強い冬型になったので、キーワードは「南と東」のハイキング。どの程度「南と東」まで行けば晴れが約束されるのかわからなかったけど、とりあえず伊那谷の山へ。
登山口までが今日の核心。二日酔いと車酔いで・・・。前夜は久しぶりにdr.naka氏が我が家へ。翌日からの雪崩講習の前夜泊で。久しぶりだったので話に花が咲き、3時半くらいまで起きていたのか・・・?いつの間にか酒も進んでいましたね〜。陣馬形山への車道は丸尾のブナまで通れると看板にありました。体調良くないので楽するか・・・と車で上がろうとしますが、登山口すぐ上の道が氷河になってて登れず、結局は下から登ることに。
車道が山頂まで伸びているという興ざめな陣馬形山ですが、登山口とか道中の雰囲気はアカマツやらカラマツが主体でボチボチ。大賑わいではないですけど、わりと登る人は多いみたいですね。12時過ぎての遅い出発だったんですが、まだ同時に登り出す人もいました。
昨日は春一番になった地域もあるくらいで、春の嵐となりました。当然山も雪ではなくて雨。登山道も氷に覆われる部分がたくさんありました。気付かずに氷に乗るとツンツルテン。危険なんですが、単調な登山道のアトラクションと思いましょう。道中の見どころとして「丸尾のブナ」。かなり老木の雰囲気がありましたが、立派なブナでした。
山頂には電波塔が立ち並び、キャンプ場など人工物があちこちに。歩いて登った山のフィニッシュとしては興ざめだけど、雰囲気の良い山頂だったので、これはこれで受け入れましょう。ここでキャンプをして夕日に染まる南アルプスと、朝日に染まる中央アルプスを見てみたいと思いましたね。
陣馬形山の一押しは中央アルプスの眺めです。ほかの伊那山地の山々に比べて西にはずれていて、中央アルプスに近いのが一番のウリかな。高度感が抜群で、眼下の伊那谷越しにそびえる中央アルプスは圧巻です。車で登れてしまうというのが勿体ないくらい。ただ、この日は稜線付近に寒気の雲がかかっていて、中央アルプス全開!といはいかず残念でした。
伊那山地の西にあるぶん、南アルプスからは少し距離が離れてしまいます。中央アルプスがすご過ぎるので、そのぶん南アルプスは陰に隠れてしまう感じかな。それでも仙丈ヶ岳、白峰三山、塩見岳、荒川岳、赤石岳・・・と大パノラマ。陣馬形山の山頂には双眼鏡が設置されていて、塩見岳のドアップとか見れました。
さて、この双眼鏡で見たものとして、牛の模様のような山腹を持つ山。中央道を飯田から北上していると、南アルプスの前衛の山に雪が積もると牛の模様になる山があります。幅広のゲレンデのようなラインが4本。前々からここはなんだろう・・・?と気になっていたので双眼鏡で覗いてみると、どうも牧場のような雰囲気ですね〜。スキーで滑れるのかなあ・・・?とか冗談で考えていましたが、次の日に実現することになるとは・・・。そこは黒川牧場だったのであります。
ロケーションの良い山頂で名残惜しくはありましたが下山開始。登山道の氷に手を焼きながらもあっという間に下山。
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