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謎の「宮坂新道」お披露目会

2013年1月6日(日) 晴れ時々くもり
メンバー:12名


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謎の「宮坂新道」のお披露目会に参加してきました。「宮坂新道」とは、諏訪市にある宮坂家の裏庭がスタート地点で、既存の道や踏み跡のない尾根などを辿って、八島ヶ原湿原に至る宮坂氏オリジナルのルート。当然のことながら一般的な登山ルートではございませんので悪しからず・・・。今回は全行程の半分手前まで探索してきました。

前夜はスタート地検であります宮坂家にて決起集会という名の新年会。たっぷり食ってたっぷり飲んで、翌日の「宮坂新道」に備えます。結構飲んだわりにゲ○を吐くこともなく、二日酔いもほとんどナシ。朝飯を食い過ぎて少々気持ちが悪いくらい。酒は残っていないとはいえ、夜更かしはしております。新年会翌日に山に行くというのはなかなかね〜。謎に包まれた「宮坂新道」を何が何でも歩きたい!という人はおりません。まあ、もともと今日のところは全部歩く予定はなく、途中の行けるところまで・・・というスタンスです。ゆっくり朝飯を食ってからのスタートとなりました。

宮坂家の裏から「宮坂新道」は始まります。

ゾロゾロと怪しい集団が宮坂邸の裏へと回り込み・・・

角間川に架かる橋を渡って対岸へ。

車道から離れてカラマツ林の中へと分け入ります。
なだらかな尾根に取り付き、日陰には雪の残る斜面を登って行くと・・・
車道に出ます。

この車道は霧ヶ峰へと至る県道40号線であります。
県道をほんの少し下り方向に歩きます。
県道は小尾根を絡めるように山腹を走っていますが、この尾根にある1099mピークの北側のコル目指して車道から離れます。
車道から離れてわずかで尾根上に出ます。

出たところに「諏訪百名山に登る会」による標識の立つ三叉路があります。
「宮坂新道」の表記は当然のことながらありません・・・。

この三叉路、道のほかにも用水路沿いの踏み跡があって、実際は五差路に見えます。
ちょっとわかりにくいかも・・?
尾根を辿って大見山を目指します。
最初はダラダラですが、ロープが設置してある坂を皮切りに登りが始まります。
いったん林道に出るところが1370mの小ピーク。
地形図にはこの林道は記載されておりません。林道は尾根から離れて山腹を巻くように付けられています。
ここで大見山へと導く道標は林道を進むようになっていますが、宮坂新道は尾根通し。ロープをくぐって取り付きます。

この尾根は地形図には登山道となっていますが、実際には踏み跡程度しかありません。
尾根は一直線の急登です。踊り場的なものがないので、誤って転びでもしたら下まで一直線に転げ落ちてしまいそうです。
この尾根は防火帯でカラマツ林の切り開きとなっております。
急な尾根を登り切ると大見山南峰に飛び出します。
大見山南峰には立派な展望台があります。「コの字」というんでしょうか、まるで港の桟橋のような感じの展望台です。

ビルの屋上にでもいるかのような雰囲気です。
目の前は結構大がかりに伐採されていて、展望が確保されています。
写真では小さくてわかりませんが、南アルプスや中央アルプスがよく見えます。
槍・穂高連峰が見えていますが、写真ではわかりにくいですね〜。
諏訪湖をちょっとだけアップで・・・
大見山南峰をあとに北峰へと向かいます
広かった南峰が痩せ尾根っぽくなって人登りで大見山北峰となります。
大見山周辺にはこの看板があちこちに・・・
北峰には小屋があります
地形図ではここ北峰が大見山となっています。展望がなくひっそりとしたピークになっています。
大見山北峰からは東に90度向きを変え、地形図には出ていない尾根道を下ります。この看板のところで尾根道から離れて枝道へ。九十九折を下って蓼ノ海にいったん下ります。
蓼ノ海。冬場は水が抜いてあるんでしょうか?
蓼ノ海に出たら左回りに進み、車道に出てしばらくで山手の遊歩道に入ります。
このあたりの宮坂新道は単に車道を嫌った感があります。アカマツ林の中にはフィールドアスレチック等遊べるようになっています。

遊歩道を東に進み、折り返して高度を稼ぎます。そして、適当なところから斜面に取り付きます。
このあたりの山はカラマツとアカマツが多く、下は笹薮にもなってないし、灌木も生えていません。道がないというだけでヤブ漕ぎはないので楽に歩くことができます。
道のない斜面を強引に登って行くと、徐々に傾斜が緩んで鉄塔の立つ小ピークに登り着きます。このあたりは日当たりが良さそうなのに雪がしっかり残っています。

送電線の巡視路は尾根沿いに通っているのかと思ったら、すぐに北へと消えていきました。宮坂新道は尾根通しです。途中から地形図には破線が引かれていますが、せいぜい踏み跡程度で道はありません。
東へと直角に折れるピークには「御料局」と刻まれた三角点のような碑がありました。「御料局」とは「皇室林野局」の前身で1885年に設置されたとウィキぺディアにありました。
直角に右に折れるところからは諏訪市と下諏訪町の市町境の尾根になります。ここも防火帯の切り開きになっており、岩もゴロゴロしていたりして明るい尾根となっています。
1502m標高点。

岩に刻まれた三角点のような印。
1502mで再び直角に北へと向きを変えますが、この下りが急坂で、しかも雪がしっかりと着いています。時間も時間だし、本日はここまでとして引き返すことに。

この先はしばらくアップダウンの激しい尾根が続くようです。先はまたのお楽しみとしましょうか。時期としては木々の葉が落ちる晩秋から初冬にかけてがいいでしょうね〜。夏は暑くて展望がないし、冬は変に雪があると厄介になりそうですのでね。
蓼ノ海から近道を通ろうとしましたが、道が途中で消滅してしまっていました。地形図にも左の看板にも載ってるんですけどね〜。だいぶ下ったんですが、仕方ないので引き返します。ロスタイム約25分。
元の道に復帰です。

地形図ってのは信用できないもので、道が記載されているのに無かったり、記載されていないのに道があったりと。
あとはもともと予定していた道、角間川の右岸沿いの林道を下っていきます。清掃センターの先で一度霧ヶ峰への車道に出ますが、すぐにまた角間川沿いの道へ。このあたり砂防堰堤の連発地帯。川は公園風になっております。ほどなく宮坂家に到着で、本日はこれにてオシマイです。

まあ、宮坂新道の全行程の半分も歩けなかったわけで、しかも残りの部分に宮坂新道の核心部があるということで、宮坂新道の謎は解けないまま終わってしまいました。果たして謎解きの巻はあるのでしょうか・・・。






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