五郎山 ハイキング五郎山からの八ヶ岳
昨年の今時分に始まったASC-OB会と言う名の宴会登山。中止や途中までになったけど沢が2回、そして山スキーが非公式なのも含めて5回!全くスキーなんてやりそうもないメンバーだったのに…。どうやらスキーにハマってしまったようです。そして今回は8回目となります。沢でもスキーでもなく『歩き』。クライミング班もあるにはありましたが…。 行き先は初日はクライミング班が小川山、歩き班が五郎山です。松本組は全員が五郎山。名古屋チームからは歩きはブナさんのみです。五郎山は信州川上村の奥にある無名な山。甲武信ヶ岳近くの主稜線から派生する尾根の途中にある、岩稜を持った岩山であります。無名といっても2000mを越えてるので、里山とは呼べませんね〜。
出発で出遅れたけど、歩き班集合時間9時を少し回ってブナさんと合流。五郎山へと向かいます。こういう山は登山口探しが核心ですが、五郎山も例に漏れずてこずりました。ガイドブックの駐車地までは林道が荒れてて入れず、車は途中まで。林道を歩きますが、林道も少し間違えたりで…。でも、この林道が思いの他新緑が気持ち良い林道でした。
気が向いたら寄ろうと思っていた幻の滝。道を間違えて幻の滝へ。五郎山より先に立ち寄ることに。パッとしない滝でした。登山道になってからはカラマツ林の急坂をひたすら登ります。ジグザグとか切ってないのでかなり急。カラマツの柔らかい感じの新緑が唯一の楽しみ。時々岩っぽいのが出てきて、いよいよ岩場かと思わせる雰囲気になりましたが、ただの思わせぶりですぐに元通り。
いい加減…と思った頃にマキヨセの頭へ。思わず「おおおーーーっ!」と声が出ます。急に開けるもんで。なかなか高度感のある展望です。信濃川源流に東西に長く広がる川上村の向こうには八ヶ岳。八ヶ岳は近くはないです。北斜面にまだ雪が多く残る金峰山。どっちかというと地味な山が連なっています。
さて、マキヨセの頭から岩稜帯。快適岩場歩きで五郎山山頂へ…と思ったら岩場は少しで終わって針葉樹の暗い道に。岩稜が出てきても巻き巻き。山頂まで大きなアップダウンが2つ。帰りはしんどそうだなあ…。五郎山山頂本体には垂壁が控えていましたが、大きく右から巻いて山頂へ。
五郎山の山頂の方が奥になるぶん、展望の良さはマキヨセの頭に譲る格好です。少し動いただけなのに甲武信ヶ岳に近づいたような…。奥にチラッと隠れてる三角の山が甲武信ヶ岳なのかと想像。一応こちらが山頂なので中休止とします。山頂ビールをプシュ!うたた寝する人(ask)も…。風もなく陽気も良くて気持ちいい山頂でした。うたた寝もわかります。
さて、下山。…なんですが、マキヨセの頭までは大きな登り返し二度。しんどいとこですけど、たいして行動してないので気持ちの問題です。マキヨセの頭で最後の展望を楽しんで、今度はホントに下山開始。ゴイゴイと下ります。ズルズル急斜面ですけど、登りの時に感じたほどキツつはなかったです。下るの。
帰りは林道ショートカット。距離は縮まるぶん道は良くなかったです。時間は短縮。で、無事下山です。五郎山は頂稜の岩場は快適でした。ただ、快適な部分はちょっとだけで、頂稜までの単調な登りが…です。まあ、天気の良い日に来れて良かったなと思いました。何度も来る山ではなさそうなので…。 下山して温泉…の前に宴会の買い出し。ナナーズへ。同業者がたくさんいました。週末はキャンプの人が多いんでしょうね。買い出しが終わったところでクライミング班と合流。増冨温泉へ。そのあと『みずがきヘルシーランド』というキャンプ場へ。予約してあったバンガローで宴会です。
今回は元キャンパーがいたので、キャンプ場品が充実しています。山や沢でやる宴会と勝手が違うので山ヤ連中は少々戸惑い気味でありました。機材が多い分、準備も手間がかかり、宴会の開始時間も遅くなります。しかし、滅多に食えないBBQを堪能できました。もう少し時間があったらなあ…というのが正直なところでした。遅い始まりのわりにお開きになるのが早く、夜の10時頃には撤収したのかな…。健康的な宴会でした。
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