唐沢鉱泉から西天狗手前まで
年末年始は大荒れ予報。ただ、荒天の本番は大晦日以降になりそうで、今日30日は日本海に低気圧ができるタイミング。典型的な疑似好天の形!時間は短いかもしれないけど、晴れてくれるかも!…と期待を込めつつ、少しでも長く晴れてくれそうな八ヶ岳へ。先日の杣添尾根の次の候補にあった唐沢鉱泉から天狗岳を周回することにしました。 前日は低気圧の雪が降り、諏訪地方も結構な積雪に。もちろん八ヶ岳はしっかり降った模様。山梨方面はキレイに晴れてる感じですが、八ヶ岳には雲がかかっています。そのうち晴れるんだろうか…?唐沢鉱泉への道は除雪バッチリでしたが、登山者用駐車場の除雪はセルフサービスとなっておりました。スコップ忘れたので強引に突っ込んでおきます。それにしても外車比率が高いぞ!となりはアウディだし、BMWやあと知らんメーカー。日本の車も高級車多し!八ヶ岳の客層は金持ち率高し!
それにしても今年の八ヶ岳は雪が多いですね〜。毎年来てるわけじゃないから想像ですけど、無い年は全然無いですから。さて、出発ですが、あいにくの小雪模様。気分は盛り下がります。トレースはありますが、八ヶ岳らしいトレースではないです。きのう新しい雪が降ってリセットされてますね。先行者は数名程度かな。
尾根道に合流すると、もう一段積雪が増えます。風も出てきましたかね。尾根に上がる直前に2人ふみを、さらに先で2人組を抜きます。そのたんびにトレースが貧相に。何も見えない展望台を過ぎ、しばらく進むと5名様が休憩中。正確には4名様と1名様。道の真ん中で広げていたので、『スミマセ〜ン、先に行かせてもらってもいいですかー』。すると、リーダー格の方が『この先はもう進めません…』『雪が深くて視界がないから撤退です…』とのこと。ありゃ…
そうですか…と見ずして撤退するわけにもいきませんので、先に行かせてもらいます。すると、すぐに吹き溜まりで雪が盛り上がった箇所に。吹きさらしで風も強いです。胸まで潜りましたが、ワンポイントだけでした。その後は再び樹林帯へ。トレースの名残を拾えばヒザ程度のラッセル。雪は重くないので労はないです。ただ、トレースをはずして落とし穴にはまると首まで潜ることもありました。トレースの名残を再発見してからは再び順調に進みます。北八ッでまさかのラッセルだ!『まさか』だったのでワカンも持っていないという…。
森林限界を抜けました。ラッセルからは解放されたけど、代わりに強風と視界不良が…。しばらく頑張って登りましたが、どうせ山頂は強風&展望ナシでしょう。帰り道も心もとないし…。頑張る山じゃないな…と引き返すことに。しばらく降りると撤退中だった4人組が登ってきました。『行けるところまで行こう』ということになったそうです。 駐車場に着くと、隣の外車の人が同時に下山。黒百合ヒュッテから天狗岳を目指したけど、直下で全員引き返したとのこと。大荒れとまではいかないけど、強風&視界不良で厳しい状態だったんでしょうね。印象としては、北八ッはお気楽冬山のつもりで来てる人がほとんどなので、きつくなったら無理しない…というスタンスの人が多いようです。
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