天蓋山 紅葉ハイキング天蓋山からの北アルプス
2014年シーズンの紅葉もあれよあれよと過ぎていきます。ブナの黄葉も盛りを過ぎ、いよいよ里山まで降りてきました。里山って感じでもないんですが、今日は奥飛騨の天蓋山に登ってきました。新緑の頃に一度登ったことがあって、広葉樹の種類がすごく多くてキレイで、紅葉の頃にも一度登ってみたいと思っていたのでした。北アルプスにも雪が降ったようで、その見物も兼ねての天蓋山です。
前日は寒気が入って日本海側は時雨模様。今朝はスカッと晴れて放射冷却。今年初めて車のガラスが凍りました。気温としては2.4℃(安曇野市)でした。天蓋山から北アルプスは東方向になるので、朝早くに登っても逆光でよく見えません。短い山なのでゆっくりスタートし、お昼頃に山頂に着くくらいのイメージで行くことにします。
朝からスカッ晴れ!紅葉は梓川沿いの国道まで降りてきていて、中の湯あたりが見頃です。トンネルくぐって平湯に出ても、意外と上の方まで紅葉していたので、わりと持ちこたえているのかな…という印象です。天蓋山の登山口は山之村キャンプ場。登山者用駐車場があるんですが既に満車。既にというか、遅いから当然か。道の向かいの駐車場に止めました。
キャンプ場の中を歩き始めます。このへんの紅葉は序盤といったとこ。元気な親子と前後しながら歩きます。川沿いを離れて尾根の急坂へ。背の低い広葉樹の中を登ります。このへんの紅葉はイマイチ…。登山口から山頂まで要所要所に楽しい看板が設置されています。一応全部写真に撮っておきました。
急坂が終わって、なだらかな尾根歩き。振り返ると北アルプスが…。あんまり白くなってないなあ…。西側から北アルプスを見る機会はあまりないので、山を特定するのにワンテンポ時間が必要です。確実な山をみつけて順々に辿っていく…って感じで。確実な山…は薬師岳でした。北ノ俣岳‐黒部五郎岳…と判明していきます。黒部五郎岳は西から見ると三角おにぎりのような形をしてます。
その黒部五郎岳には雪ナシ。日当たり良い面が見えてるので融けちゃったか…。少し北に上がって北ノ俣岳は薄っすら白くなってて、さらに北にいって薬師岳は結構白くなってて、立山方面は真っ白になっていました。信州側の北アルプスもそうですが、内陸に入るにつれて雪は減るんですね〜。ちなみに今朝の後立山は蓮華岳あたりまでが白くなっていました。
期待の紅葉ですが、きのう入った寒気で葉っぱが落ちちゃったような…。地面にはまだ色の付いた葉っぱが降り積もっていました。全部落ちてしまったわけではなく、そこそこ残っていて、これはこれなりにいい感じ。でも、寒気の入る前の一昨日に来てれば、さぞかしキレイだっただろうな…と思うのであります。 すずめ平より 立山(左)と薬師岳(右)
紅葉のポテンシャルとしては高いと思われますね。高い山の紅葉の定番でありますダケカンバ、ナナカマド、ブナは少ないです。木の名前がわからないのが残念ですが、木の種類が多くて色とりどりになります。雑木林って感じです。カエデ系とドングリのなる木が多いような。明るくて気持ちの良い道でした。
山頂は広いです。広く刈り払ってあります。人間も結構多いんですけど、それ以上に広い山頂です。展望もすこぶる良好!北アルプスの西面の展望が一番のウリかな。あと西には白山。その他、奥美濃、奥飛騨の山々は馴染みがなくてよくわかりません。天気も良く、眺望も良く、ポカポカ陽気で超快適な天蓋山山頂でした。ビールも旨かった!
天蓋山の登山口まで車で2時間半くらい。アプローチが長くて山が短くて、なんだか勿体ないような気もしたけど、のんびりした山でマッタリできました。朝は仕事に出る時間と同じ時間に出て、帰りも仕事の時間と同じ時間に戻ってきました。普段の生活のリズムと同じで体も楽ですね〜。明日は妙高山。もうちょっとキツイかな…?
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